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【切除手術の傷口】

さて、今回の疣の切除であるが、傷口を縫ったとは言え、皮膚の伸び縮みが激しい膝小僧の傷口だから、中々くっ着き難いのである。

手術の後の膝小僧には〈傷テープの親分〉のようなものが貼ってあったが、血が滲んで赤くなっていた。

場所が場所だけに、手術の次の日、直ぐに傷口を診て貰いたかったのだが、生憎、2日間忙しくて病院を訪れることが出来なかったのである。

そして、手術をした日から2日が経った頃から段々痛みが出てきたのだ・・・

〈これはマズいぞ・・化膿でもしたら大変だ。でも病院に行けるのは明日だし・・〉

考えあぐねた末、僕は〈傷テープの親分〉を剥がしてみることにしたのである。

・・・端からペリペリと剥がしていくと、やがて膝小僧の傷口が見えてきた・・・

〈・・❗️んん~~❓️〉

見れば傷口が横向きなのだ。メスを横に使って切ってあったのである。

手術前に素人ながら僕は思ったのだ。

ほんの小さな傷口だろうけど、疣を切除する時には当然縦にメスを入れるんだろうなと、勝手に想像していた。膝小僧に横の傷を付けたら、膝の皮の伸びによって傷口が開いてしまって治り難いだろうと考えたからだ。

注意はしていても、どうしても膝の皮が伸びるので、横の傷は着き難いと思うのだが、縦に切らない専門的な理由でもあるのだろうか・・・❓️

「おい❗️横に切ってあるぞ。瞬間接着剤でくっ着けようか❓️一発でくっ着くぞ❗️」

家内にそう言ったら大いに窘められた。

「止めてよ❗️明日は病院に行くんでしょ❓️先生に怒られるよ❗️」


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