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我々の意識が世界を創る
私たちが住むこの世界は、一人ひとりの思考や行動をするためのプラットフォームであるが、それは偶然作られたものではなく、「集合的無意識」という大きなエネルギーフィールドによって作られたものだ。
集合的無意識と心理学者であるカール・グスタフ・ユングが提唱した概念で、国や民族を超えて人類全体に共通する普遍的な価値観として、無意識レベルに蓄えられた共通認識だ。
この集合的無意識こそが、私たち個人が認知する世界、社会や文化、さらには未来を形作っている。
「龍の視点」でいう「宇宙の意志」は、この集合的無意識と大きく紐づいている。
この集合的無意識というエネルギーフィールドと個人の影響力について深く掘り下げてみる。
個人の影響力が集合的無意識を形成する
一人ひとりの思考や感情は、すべてがエネルギーである。
例えば、ポジティブな思考を持つ人々が増えることで、社会全体の波動が上がり、希望や協力が生まれやすくなり、景気も良くなり経済も活性化する。
逆に、恐れや怒りといったネガティブなエネルギーが広がれば、それが社会的不安や対立を引き起こし、戦争や不景気、貧困を生み出す。
これは、個々の意識が集まることで生じるエネルギーフィールドの力だ。
「龍の視点」から見るならば、「集合的無意識」は巨大なエネルギーの貯蔵庫であり、それが私たちの世界の基盤を形作っている。
そして、この流れを変える鍵は、私たち一人ひとりが握っているのだ。
仏教的解釈「縁起」と「共鳴」するフィールド
仏教には「縁起」という教えがある。
これは、すべての現象が相互に依存し合いながら存在しているという考え方だ。
「集合的無意識」のフィールドも同様に、一人ひとりの行動や思考が他者に影響を与え、それが連鎖的に広がることで形成されている。
たとえば、他者に対して思いやりを持つ行動をとることで、その影響は目に見えない形で周囲に広がり、「集合的無意識」にポジティブな影響を与える。
一方で、無関心や否定的な態度は、それに共鳴するネガティブな影響を生むことになる。
このように、仏教の「縁起」の考えは、私たちの意識が、集合的無意識のフィールドを通して共鳴しあい、お互いに影響を与え合っていることを説いている。
集合意識と未来の創造:量子力学の視点
未来は私たち一人ひとりの思考や行動、そして集合意識が紡ぎ出すものであると言える。
このプロセスは、量子力学でいうゼロポイントフィールド仮説と共鳴する。
量子力学では、宇宙に普遍的に存在する「量子真空」の中に宇宙の出来事のすべての情報が記録されているエネルギーフィールドがあると言われている。
「集合的無意識」は、この量子的な「場」として機能し、私たち一人ひとりの意識を通してこのフィールドに影響を与えている。
また、スピリチュアルな分野で言う「アカシックレコード」は、この宇宙の過去、現在、未来のすべての情報が蓄積されている場と解釈されているが、これもまさに量子力学の観点から見るならば、まさにゼロポイントフィールドであり、心理学でいうところの集合的無意識であり、仏教であるところの縁起の教えに重なる。
私たちの今現在の思考や行動は、未来へ影響を及ぼし、過去の出来事の意味合いを変える。
つまり、私たちの意識が現実を形作る重要な役割を果たしているのだ。
すべては共鳴し影響を与え合っている
集合意識と個人の意識の関係性を理解することは、私たちの生き方を根本から変える鍵となる。
仏教的な縁起の教え、量子力学の洞察、スピリチュアル的な解釈、心理学の考え、統合的な視野を通じて、私たちは自分の内側を整え、他者と共鳴しながら、より良い未来を創造することができる。
すべてはつながり、共鳴し、影響を与え合っている。
我々の意識が、そして行動が、この世界の未来を形作る力を持っているのだ。
あなたはあなたの世界を創造者だ。
この現実の世界は各人それぞれの世界が融合し、影響し合い、創り上げられている。
私たちの意識、それが世界の創造主なのだ。