【台湾から見た日本】台湾現地旅行会社のWEBサイトで日本旅行をチェックして見たら
台湾の旅行代理店とは
台湾にも、日本と同じように、大手旅行代理店が存在します。雄獅旅遊、可樂旅遊、易遊網、東南旅行社、五福旅遊、山富旅遊、鳳凰旅遊、・・・7大旅行社とか色々な表現がありますが、今回は所謂旅行代理店が日本をどういう感じで紹介しているのか?いくつかの公式WEBサイトに注目してきたいと思います。
はじめに
台湾も「個人旅行>団体旅行」ではありますので、「旅行代理店の表現=消費者の民意」ではなく、旅行代理店はこういうまとめ方していますよ、というところから、「へぇ、そんな感じなのか」のようにラフに見てもらえたら、と思います。
雄獅旅遊(ライオン トラベル)
「團體(団体旅行)」→「日本」と進んだ画面がこちら↓
見えにくいですが、関東、関西、北海道、北陸、九州、東北、沖縄と書いてあります。日本人的には「順番は??九州の次、東北、で沖縄?」となりますが、ライオントラベルさんも、このほうが分かりやすいかな、とサイトを作っているはずなので、こんな感じが分かりやすいのでしょう。。(真偽不明)
細かく見ていくと、↓東北なんてのは、ふむふむ、仙台花巻青森。と。
で、「???」「本当ですか。。。そんなくくり方」というバナーが・・↓
です。四国すら関西ですね。実際、関空INして四国に行かれる方も多いです。昨年は3年に1回の瀬戸内国際芸術祭が行われていたり何かと瀬戸内周辺は盛り上がっておりました。
東南旅行社
こちらも有名な東南旅行社。早速見ていきます。
↑一番左のタブ「国外旅行」タブを選んで、日本という感じで紹介されています。
日本人からすると、色々ツッコミたくなりますね。九州部分とかはそこまで言ったら佐賀&大分、書いたらいいじゃん、とか。日光茨城、日光は栃木だし、とか、小東北ってどこなのよ?であったり。。。
つまり
言ってしまうと、ざっくり、エリアを指していることが分かりますよね。また、2つのサイトを観ただけでも、「立山黒部」が重複して出てきます。
本記事のテーマは、外(台湾)から見た日本はそんな感じで見られているんだな、と言う部分がお伝えできればと思い、書いています。
また、ライオンでは滋賀が無く、東南では滋賀/琵琶湖と記載されていますね。表記の有無がどうか、と言うよりも、台湾側から想起される際のキーポイントとして、何を目印にするか?と言う部分で参考になれば。
例えば、私が(みなさんが)滋賀県大津市の誘客担当、だとします。その際のキーメッセージとして「滋賀県の県庁所在地です!」「大津市です!」と言うよりは、、、「京都駅から電車で10分!」と言うように、「京都」と言うアイコンを利用して、認知を取っていった方が有用なのではという感じで思っています。「滋賀県大津市」と言うより「京都から10分の大津エリア」と割り切ってしまった方が理解度が高まるのでは?なんてことを考える際の素材になればと思います。
都道府県市町村と言う行政上の区切りと言うより、台湾人の頭に入っている日本地図を意識しがら、どこから、どのような導線で引っ張って来れるか?がやっぱり大事ですね。
おまけ
台湾旅行でおなじみの九份(きゅうふん)ですが、こちら台北エリアですが行政上の区切りは台北市ではなく、新北市なんですね。日本から見た台湾もそのような感じなので、あまり行政上の区切りではなく「意識の地図」をか考える際の例えとしてご紹介でした。九份の位置は地図で言うと↓です。(笑)