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パリ・オペラ座の日々1993~1994:7月15、16日 南仏旅行の準備など


7月15日

2日続いたオペラ鑑賞で今日はグッタリ。少し勉強して、夕方リヨン駅までTGVの予約に行った。窓口がノロくて一時間以上かかってしまった。その後徒歩でバスティーユへ戻り、サンマルタン運河付近を散策。バスチーユ界隈はやはり楽しい。

TGV予約 72F
ジュース 7F



7月16日

本日は晴天。なんとなく疲れ気味でダラダラする。眼鏡を作りに行くはずだったのにキャンセルになってしまった。O部長とK君から手紙。二人とも理系なので文章がグチャグチャで面白い。勉強はたくさんした一日。まあこんな日もある。

Franprixスーパー 87F
八百屋 8F
PTT 4F


特別なことが無い二日間ですが、夏の南仏旅行に向けてあれこれ準備しています。日本からユーレイルパスを2セット用意していたので、1週間程度のヨーロッパ域内旅行を少なくとも3回は敢行する予定でした。その一回目です。


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ユーレイルパスも色々種類があって、これは使い始めの日から2か月以内に5回の移動が出来るというパス。この場合は7月20日から9月19日までの期間に、距離の長い移動が5回可能。

7月20、27日は南仏への往復、
8月11、16日は北欧デンマークへの往復、
8月24日 はスイスへの往路

といった使い方です。スイスからの帰路は、もうひとつのユーレイルパスの1日分を充当しました。24時間以内の移動なら1日分のカウントですので、できるだけ長距離を移動するのがお得な使い方ということになります。この当時のユーレイルパスは、その都度切符を購入するよりはずいぶん節約できるので必須のアイテムでした。TGVなどの特急を使用する場合は事前に予約が必要でしたので、この日はそのためにリヨン駅に出向きました。

7月20日からの南仏旅行は、まずはアパートの管理人のフレデリック氏大推薦(出身地なので…笑)のゴルドを訪れることにしていました。彼から手渡された資料を元にホテルを予約したり、その後の旅程を検討しています。


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(ゴルドのホテルリスト。タント・イボンヌという民宿を推奨してくれています。”城の真向かい”というフレデリックの文字)

当時はこういったホテルの予約は全部電話ですので、必要最低限なフランス語は大丈夫になっていたんだと思います。


ゴルドへの道すがら教皇庁のあるアヴィニヨンを通過し、その後はアルル、ニーム、カルカッソンヌなどを回ろうという話になりました。マルセイユ方向のコート・ダ・ジュールについては別の機会に訪れようということになりました。

これには少し理由があって、じつはこれがあったからなんです…

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あんなにバレエをたくさん観たのに、またバレエかよ!と (笑)

7月14日~28日まで、パリ・オペラ座バレエ団が「ジェローム・ロビンス」と、「ジゼル(古典版)&(マッツ・エック版)」のニームでの出張公演を開催していました。ここに合わせてニームに行こうと。もう完全に中毒ですね、これは。。

結果的にこの計画は何もかも大当たりで、素晴らしい旅になりました。27年が経過した今なら、トゥールーズやモワサックというエリアはロマネスク建築・彫刻の宝庫ですから、そういった遺跡を大喜びで巡ると思いますが、この頃はそういった知識が乏しくて、すぐそばまで行っているのにスルーしてしまったことが残念で仕方ないです。


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(モワサックのサン・ピエール修道院聖堂の入口 1100年頃)

トゥールーズから70キロくらいの距離にあるモワサックは、スペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の中継地となった場所で、ロマネスク期教会建築の至宝ともいえる遺跡が残されています。


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