パリ・オペラ座の日々1993~1994:10月31日 パリ・オペラ座「ジェローム・ロビンス」④
朝はパン屋に走り、クロワッサンとフィセルを買ってきた。美味しい。こういうのは春以来かもしれない。生活が落ち着いてる証拠だ。
午前中は駅前の市場で買い物。しばらくご無沙汰だったのでたっぷり買い込む。鴨肉をかったりしてウロウロしていたら、またもフレデリックにばったり会った。美人の奥さんも一緒。小柄で可愛らしい人だった。マダガスカル出身だそう。
昼からはジェローム・ロビンスの4回目、マチネ。またもコオロギ君カップルと遭遇して、なんだかきまずい(笑) お互いに毎日来てるからね。今日はゲランのEn solがとても良かった。ロモリのがんばりも好感が持てる。
夜は鴨肉をレモンソースで食べた。超美味しい。。😋
市場 150F
ポム・ド・パン 29F
お風呂の敷物 25F
朝のパン 11F
10月末の平和な1日。美味しいものを食べて、バレエを観て、あれこれ話しながら夕食も美味しいごはんを食べる。これ以上何が必要か?(笑)
日記の中に何度か出てきている「コオロギ君」について。
ガルニエ宮に行くと、ほとんど毎晩来ているであろう「超バレエマニア」な人が何人かいます。たぶん今も同じような人々が居ると思う。
このコオロギ君とそのカノジョ(もちろん二人ともフランス人)もほとんど毎晩ガルニエ宮に現れて、いつも仲良くバレエを観ていました。特別裕福な感じとかではなく、本当にバレエが大好きで仕方がない感じ。以前書いたM女史とは懇意の仲で、僕達も紹介してもらって少しお話したりしました。でも残念ながら僕らのフランス語だとなかなか込み入った話までは無理で、劇場で会っても軽く挨拶を交わす程度でした。
彼等は本当のマニアで、ガルニエで公演が無い日にバスティーユに行くとやはりそこに居たり、ある時は郊外のサンジェルマン・アン・レイという場所の小さなバレエ公演に出かけたらやっぱりそこで出会ったり。お互い様なんですけど、まあ凄いなと。言葉が自由だったらきっと仲良くなれたのにと思うと少し残念です。
「コオロギ」は、なんとなくいつもそんな恰好をしていたから。20代前半かな。ヒョロヒョロの彼氏でフランス人としては控えめで知的な感じだったので。
ということでロビンスのプログラム4回目。マチネは14時半スタートですね。いつもよりはちょっと高い席(といっても1200円…笑)
4回目とか、もう書くことないですね(笑) とりあえずディストリビューションの確認ということで。ゲランとリッシュのEn sol。オペラ座は層が厚いですよね、ほんと。