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L-655 ホルス神の目レリーフ(A)

石膏像サイズ: H.9×W.16×D.1cm
制作年代  : 
収蔵美術館 : 

隼の頭をした男性像(隼そのものの鳥の姿も)として表現されるホルス神はエジプト神話に登場する天空と太陽の神、そして地上の王であるとされ、エジプトの王はホルス神の化身であるとされています。

エジプト神話の中心であるオシリスとイシスの子供がホルスですが、父であるオシリスはエジプトの王であった頃、その兄弟のセトという人物によって暗殺されてしまいます。息子であるホルス神は、叔父のセトに対して復讐の戦いを挑み、自身の左目を失いながらも勝利し地上の王となりました。この時に失った左目をシンボル化したものが”ウアジェト(Wadjet)の目”と呼ばれるホルス神の目で、セトに対して勝利したことから、ウアジエトの目は魔よけになるとされ信仰の対象となりました。

ルーブル美術館収蔵 「ホルス神の目」 紀元前6~4世紀頃
(写真はWikimedia commonsより)


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