
パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月19日 Dさんとパリ観光①、「ニジンスキー」⑥
2月19日
Dさんとパリ巡りスタート。9時半に集合してまずナシオンの市場を見て回る。ここはサン・マンデよりずっと規模が大きくてお店もたくさん。エトワールへ移動して凱旋門を観る。シャンゼリゼを練り歩き、エッフェル塔方向へ。トロカデロ広場を経由してエッフェル塔へ。第2層の展望台まで登ってみたらお天気良くて見晴らし最高だった。
17区へ移動してゴーミヨーでチェックしておいた La petite aubergeでお昼ご飯。ここは大正解で、鴨の焼いたのとかポトフとかみんな美味しかった。近くのNAF NAFでセールをチェックしてからモンマルトルへ。いつも通り丘の裏側から登ってサクレクール寺院まで行った。アベス側に下ってムーラン・ルージュなどを外からなんとなく眺める。
オペラ界隈に移動して、ギャラリー・ラファイエットでお買い物。夜はオペラ座でニジンスキープログラムを一緒に観た。今日は春の祭典の主役がアニエス・ルテステュだった。会場でS女史と会い、これで最後かも…といちおうお別れの挨拶を😢
ナシオン八百屋 20F
エッフェル塔 50F
カフェ 32F
レストラン 400F
NAFNAF 500F
ジュース 30F
ランセルの鞄 920F
昨日の日記でもふれた、前の職場の同僚のDさんと一緒に一日中パリ観光しました。僕らの帰国も迫ってましたから、最後にパリのメジャースポットを巡る良い機会になりました。
ナシオンは、アパートのあったサン・マンデからパリの中心街に出る時にはかならず通る場所で、馴染みがありました。観光スポット的なものは何もないエリアですが、ここの朝市はけっこう規模が大きいです。革命期には広場にギロチンが設置されて…みたいな血なまぐさい歴史もあるようですが、今は穏やかな街並みです。大きな広場なんで、デモ隊の集合場所になったりしてますね。朝のニュースで「今日のデモは9時にナシオンを出発して…」みたいなアナウンスをよく見たような気がします。
この日は朝市をぶらぶら。スーパーマーケットとか朝市っていうのは、その土地を訪れる醍醐味のひとつですよね。美味しいものもたくさんあるし、屋台の人とのほんのちょっと会話でも、その土地に来たっていう実感がわいてきます。
Dさんはパリは初めてっていうことだったので、ど真ん中のスポットばかり巡りました。
シャンゼリゼというのは、やっぱりパリっぽいスポットではあります。
凱旋門って近くで見るとデカい! この写真の右に見えてる壁面彫刻がリュード作の「ラ・マルセイエーズ」。他の3面は別の彫刻家の作品です。凱旋門は有料で上部に登れるんですけど、僕らは結局一度も登らなかったです。ちょっと心残り。
シャイヨ宮のあるトロカデロ広場まで歩いて、さらにセーヌを越えてエッフェル塔へ。
同時代の建築物のグラン・パレもそうですけど、エッフェル塔は近づいてみると鉄骨の細部に表情があってとても美しいです。建築の力学的に必要だった工夫なのかもしれないですけど、東京タワー🗼とはずいぶん風情が違います。1889年に完成。
お昼ご飯は、ゴーミヨーのガイドでチェックしておいたLa petite Aubergeというお店で。トックが13ですけど、すごく美味しかったと日記にあります。
さらにモンマルトルへ行ってサクレクール寺院とか、ラパン・アジールとか、ムーラン・ルージュとか。
ものすごい勢いで回ったのでクタクタですけど、夕方はオペラ座近辺に移動してギャラリーラファイエットで買い物してからオペラ座へ。
この感じって日本橋三越ですよね(笑) 巨大なドーム構造は今見てもかっこいいです。
最後はバレエまで観て、盛りだくさんすぎてクタクタだったと思いますが、これだけ効率良くまわれるのは、やはり現地に慣れている人がいればこそということで、充実の一日だったと思います。