パリ・オペラ座の日々1993~1994:4月9日 羽根布団・靴・TV・バレエ年間スケジュール
4月9日(金)
たくさんの買い物をしたがみんなディスカウントで買った。
靴、羽根布団、ティーカップなどなど。野菜、肉、などスーパーでも買いだめ。
テレビでローラン・プティとオペラ座のダンサー達が出演してトークをしていた。復活祭の卵を買った。
コーヒーカップ 295F
茶こし 19F
羽根布団 1345F
金具 9F
スーパー 335F
パン 4F
まだ肌寒い季節だったにも関わらず部屋には十分な寝具が無くて、寒いさむいと言いながら寝ていました。ようやくここで布団を買ってひと安心。
パリ生活が始まったばかりなのに、ヘレンドの食器とかマイセンとか日本よりも安いので目がくらんでどんどん買い込んでます(笑) ワレモノは帰国寸前に買うのがセオリーでしょうが!と突っ込みたくなる。
テレビの対談番組は、5月12日からオペラ座でスタートするローラン・プティ振り付けのプログラムに合わせてのものだと思います。プティ本人と、ドミニク・カルフーニ、マリー・クロード・ピエトラガラ(まだエトワールになっていなかった)他が出演していました。当時のプティはマルセイユバレエ団の芸術監督で、ドミニク・カルフーニはオペラ座でエトワールの後、プティの要請でマルセイユへ移った立場でした。
(渡仏前か後のものか分からないんだけど、切り取った雑誌のページにピエトラガラの記事)
ローラン・プティは言うまでもなく偉大な振付家・ダンサーで、素晴らしい作品をたくさん残しています。近年日本でもすっかりメジャーになったバレエシューズメーカーの「レペット」は、ローラン・プティの母親が創業者です。
ドミニク・カルフーニはマチュー君のお母さんと言った方が分かり易いかもしれませんね。マチュー・ガニオの踊りが素晴らしいように、ドミニク・カルフーニの踊りも表現力豊かで(個人的には包容力があるなぁと)素晴らしいダンサーです。
日常生活のあれこれが落ち着いて、だんだんバレエとの関りが増えてきました。年間プログラムの冊子(シーズンは9月スタートなので、4月の時点ではもう1992-1993年シーズンは終盤に差し掛かっていた)もゲットして、スケジュールを管理しだしたのもこの頃からでした。
(1992-1993シーズンの年間スケジュールの冊子。これは手元に一冊しか残っていません)
ちなみに1992年9月~1993年7月までのパリ・オペラ座バレエ団の年間スケジュールはざっとこんな感じ。
10月 バヤデール
11月 アルヴィン・エイリー・ダンスシアター(招待)
マーサ・カニングハムのカンパニー(招待)
Dominique Bagouetのカンパニー(招待)
白鳥の湖(バスティーユで)
12月 白鳥の湖(バスティーユで)
ジェローム・ロビンス
1月 ポール・テーラーのカンパニー(招待)
2月 バヤデール
ピナ・バウシュのブッパダール舞踏団(招待)
3月 若手の振り付け、バレエ学校公演など
4月 アンジュラン・プレルジョカージュのカンパニー(招待)
5月 オマージュ・ア・ジョージ・バランシン
ローラン・プティ
6月 ジゼル マッツィ・エック版
ジゼル 通常版
ロビンスーバランシン
7月 ロビンスーバランシン
これを見ていただければ分かるように、渡仏は最高のタイミングでした。僕らが見始める前の4月までは招待カンパニーの公演が多く、オペラ座本体の公演はあまり多くありません。バヤデールを観れなかったのは残念ですが、5月からのプティ、バランシン、ロビンス、マッツィ・エックという並びは今眺めてもワクワクしてきます。ピナ・バウシュを逃したこととか欲を言えばキリがないですが、狙ったわけではないのに結果的にとても良い時期に当たったと思います。
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