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パリ・オペラ座の日々1993~1994:10月15日 220Vの電気がショート!


10月15日

久々に大混乱の一日。夜のパーティーのために午前中に京子食品に行き食材を調達。ついでにイタリア観光局も立ち寄る。いちど家に戻ってお寿司の試作などして、午後はFIAPで授業。

ところがここでトラブル発生。家中の電気が突然全部使えなくなってしまった。(雪)はFIAPの授業中に受付に電話してきたので、途中で切り上げて慌てて帰宅。ラベイリーさんを巻き込んで大騒ぎ。なんとなくブレーカー周りをドライバーで触ってたらショートして、ドライバーの先端が消し飛んでしまった。。。220V怖い!。。。夕方ようやくフレデリックが来てくれて原因を探ってくれた。慌てていたので、日本人の何でも屋さんみたいな人にも電話をかけてしまい、フレデリックが居る時にやって来たのだけどなぜか二人は知り合いで???の状況。

結果的に午前中ガスコンロまわりを水ぶきしたときに内部でショートが起きていて…ということ。フレデリックがブレーカーを復帰させるのにEDF/GDF(電気・ガス公社)に連絡してくれて、延々と交渉してようやく電気が復旧した。

結局我が家でのパーティーは無理なので、急遽FIAPの別の子のアパートに集まることになった。電気が復旧したのが20時くらいで、急いでクリニャンクールまで行ってみんなと合流。コロンビアチーム、韓国チームなどみんなで楽しく盛り上がった。

懐中電灯 60F
ケーキ 58F
京子食品 280F
プリズニック 110F
何でも屋さん 100F



FIAPのみんながだんだん仲良くなってきていて、何日か前からみんなで授業後に集まろうよという話になりました。小さな部屋に住んでいる単身者が多かったので、そこそこ広い僕のアパートに集まろうということになりました。

せっかくみんなが来てくれるんだからと、日本食的なものを用意したり、部屋を掃除したりせっせと準備したんですけど、これがいけなかった。。

台所のガスレンジ(電気式IHとガスのハイブリッドみたいな仕様)周りを洗剤でゴシゴシ掃除していたら、その水分が内部に入ってしまったらしく、電気部分がショートしてしまったんです。部屋全体のブレーカーが落ちてしまって、そこから先はなんとも手が出せない状態になりました。

僕はFIAPで授業を受けていたんですけど、連絡を受けてすぐに帰宅してあれこれ原因を探り始めました。ブレーカーの位置なんてそれまで気にしたことも無くて、玄関脇の扉内にようやく発見。日本のそれと同じようにメインスイッチを上にあげれば復旧するだろうと、あれこれいじってみたんですけどどうにも直らない。ここかな…?ここかな…?みたいな感じでドライバーでなんとなく突っついていたら、バシ~~~~~ン!!!って大きな衝撃が(笑)(いや笑い事じゃない!)。。

どこかでショートさせたらしく、落ち着いてドライバーの先を見たら…先端が無い……。いやほんとに金属の部分が大きく消滅してるんです。いや~、220Vのショートって半端ないです。


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(フランスのコンセント。たしかこんな形だった。)


結局パーティーどころじゃなくて、フレデリックに来てもらってショートの原因を究明。その後ガス&電気会社(当時はひとつの会社が両方管理しているみたいでした)に電話してくれて、復旧作業の交渉をしてくれました。電気会社にダイヤルした後に、辛抱強く15分くらい呼び鈴を鳴らし続けていたのが印象的でした。担当者が出てくれるまでにはそれくらい待つのが当たり前なんだなぁとビックリした記憶があります。


FIAPのみんなとはその後電話で連絡しあって、別の日本人のアパートでパーティーということになりました。電気のトラブルが解決したのが20時くらいで、そこから急いでクリニャンクールへ出掛けてみんなに合流しました。コロンビア勢、韓国勢、日本人など全部で十数人。全員が下手なフランス語だから会話しててもすごく楽しい。どんな話をしたのかまったく覚えていないけど、とにかく楽しい時間でした。


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