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パリ・オペラ座の日々1993~1994:1月20日 左岸サン・ミッシェルの本屋へ


1月20日

あんまり天気が良いので、新都心のラ・デファンスへ行こうという話になり、おにぎりまで作って準備していたのに(雪)が寝てしまって計画は延期。(G)はひとりでサン・ミッシェルの本屋街へ出掛け、古代彫刻の専門書を購入。(雪)は途中で追いかけてきたが結局会えず、そのままバレエレッスンへ。

夜は、アコースティックギターを買い取ってくれるという湯本さんと、サン・マンデの駅前カフェで待ち合わせ。900Fで買い取ってくれてホクホク。処分に困っていたので本当にありがたい。

ギリシャ彫刻本 452F
ポム・ド・パン 24F
カフェ 10F
八百屋 10F


僕らは、右岸の東端のヴァンセンヌにアパートがありましたから、左岸はなんとなくアウェー感がありました。まあパリ・オペラ座ばかり通っていたからってのもありますけど、行動範囲は圧倒的に右岸。語学学校のFIAPもレアルの裏手で右岸でしたしね。パリ大学へ留学とか、アリアンスフランセーズで仏語講座とかだと左岸に愛着ありますよね。


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ソルボンヌ大学。

ややこしいんですけど、パリ市内にある国立大学はほとんど「パリ大学」でくくられたりします(近年は学校制度改革で大学ごとに名称が付いたり、専攻内容によって整理・統合されたりしていますが…)。そしてパリ大学と総称される大学群の発祥に大きく寄与したのが、13世紀の王室司祭のソルボンさんで、その名にちなんでソルボンヌ大学と総称されて…(笑) 要は長い歴史なので紆余曲折あってということです。


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サン・ミッシェルの広場。「大天使ミカエル」ってことですね。天使の中でもとりわけ偉大な存在とされています。甲冑をまとっているのがアイコン。

カルチェ・ラタンと呼ばれる地域は、ソルボンヌを始めたくさんの高等教育機関が集中した学生街ですから、それに付随して本屋さんもたくさんあります。東京の神田みたいな感じですね。


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パリの「美大」、エコール・デ・ボザール(École des Beaux-Arts)

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