改めて娘を尊敬
娘の検定受験が無事終わり、帰宅しました。
一般の検定会場が今住んでいる県にはないので、
昨日、夫が運転する車で移動して前泊しました。
そして今日の午前中に検定を受けたら
帰路につくというシンプルな旅程です。
私は応援団!
私は娘の応援団としてついてきました。
あらかじめ娘にアンケートを取ると、
検定中は、私たちには
外で待っていて欲しいと言われていたので、
持参した娘専用ノートPCをセッティングして
検定が始められる状態になったことを
見届けたら、早々に退場。
はい!
応援団の役割、これにて終了~(笑)
パン屋視察(勉強)
せっかくなので?
検定会場近くのパン屋さんで
明日の朝ごはん用のパンを買いがてら、
視察(勉強)させていただきました。
(あらかじめ調べておいた :)
今、私はパン屋研究の途中なので、
並んでいるパンだけではなく、
それぞれの店舗の大きさや設備、
店員さんの格好やお店の雰囲気など、
気になるポイントが増えていて、
以前よりもっとパン屋に行くのが
楽しくなりました。
そこで夫と2つずつ、明日の朝食用に
パンを購入してきました。
店舗内にキッチンがあり、
職人さんからも「いらっしゃいませ」と
言っていただけて、ほっこり。
こういうお客様への姿勢、私も大事にしよう。
ちょうどハード系のパン生地を
窯内に直に置いて焼くために
スライド式のアレを使っているところで、
「あー!これがYoutubeで見たあの道具か!」
とワクワクしました。
バイト先のパン屋さんにもあることを
確認しているので、それを実際に使える日が
来ると思うと、さらにワクワクします。
また、売り場を担当していらっしゃる方の
雰囲気も柔らかく、かつ明るくて素敵でした。
パンは、デニッシュ生地のパンや
ハード系のパンの種類が豊富で、
どれもおいしそうでとても勉強になりました。
夫の気持ちを確認
その後、夫と喫茶店へ。
せっかくの時間なので、
私が勝手に妄想中のパン屋のイメージを
かなり細かく伝え、
本当に夫にパン屋の店員をしたいという
気持ちがあるのかを再確認しました。
実は、少し前に、夫との散歩中、私から
「夫さんはせっかく、
しんどい仕事から解放されて自由になれるのに、
本当に私の思い付きのパン屋さんで
働くことになって、後悔しない?
夫さんの本当にやりたいことはない?
私は夫さんにやってもらえたら
そりゃありがたいけど、
それで夫さんが本当にやりたいことができなくなって、
不幸になるのなら、私はそっちの方が辛い。
だからもう一度、自分の本当にやりたいことが何か
よく考えてみてくれない?」
と伝えていたので、
その返事を聞きたかったのです。
すると、予想外に夫は前のめりで
楽しそうに話を聞いてくれていて、
「いいね!じゃあ、僕は、
革のエプロンをつけて仕事するよ!」
と言いました。
夫は革製品が大好きで、
革靴などの手入れをするのも大好き。
「それいいね!!すごくいいと思う!!」
と私も身を乗り出して答えました。
どうやら、
その場の思い付きだったそうですが、
夫らしい、とてもいいアイデアだと思いました。
娘に起きたアクシデント
その話が済んで、時間になったので
娘を迎えに行くと、なんだか怪しい雰囲気。
どうやら、2つの検定を同時受験だったのもあり、
検定会場の方が、
娘がせっかく完成させたもののデータを
同じ名前で保存しようとして、
片方が消えてしまったようでした。
発達障害の娘は、もともと、突然の予定変更や、
想定外の出来事にはパニックになりやすい
特性があります。
幼少期には、外出しようと
玄関ドアを開けたら雨が降っていたので
私が「カサ、持って行こうね」
と言って一度玄関ドアを閉めた途端
「ギャーーーーーーーーーーーーー!!」と
甲高い声で叫び、私がすぐに傘を持ち
「おさんぽ、行こう」と言ってもダメで、
その後1時間以上
玄関に座り込み大泣きをしてしまうほどでした。
(パニックになった場合は、声掛けをすれば
するほどパニックになるので、安全を確保し
落ち着くまでひたすら待つのが一番の対処法です)
それが、なんということでしょう。
娘は、ただ冷静に、
再度やり直すことができたのです。
しかも、娘は帰路で
「もう一回やれたから、むしろラッキーだった」
と言うではありませんか!!!
…大きくなったなぁ。成長したなぁ…
こんなトラブルに見舞われたら、
私なら娘みたいに冷静でいられたかどころか
ポジティブに受け取れていただろうか。
娘は最近、とても調子がいいんです。
というか、グイグイ社会性が成長してきています。
色々な暗黙のルールにも気づくようになり、
レストランではおしぼりがみんなに行きわたって
いないと気づき、自らみんなに配ってあげたりも
できるようになっていますし。
ちなみに娘は、
自分が発達障害を持っていることを
私たちからの計画的告知により知っています。
(娘本人が「私、自閉症?」と
聞く時期があったので、
吉田友子さんの告知についての本を参考に、
娘の特性や、その対処法をまとめた
娘の取扱説明書のようなものを、
パワーポイントで作り、告知しました)
その特性の意味や、そういう自分の
取り扱い方をどうすれば楽しくいられるかが
わかってきている感じで、
恐ろしいほどの成長を感じます。
もともと本番には強い娘ですが、
もうその域を超えていて、スゴイ。
私は今回の旅をふりかえって、
改めて娘を尊敬し直しました。
そして、
娘の未来は明るい!
と、改めて思いました。
がんばったね!本当にお疲れ様でした!
余談(人間 対 人間)
これは余談ですが、
学校でしか人間関係を学ぶ場所がないというのは
ただの思い込みだと、最近つくづく実感しています。
「同い年のこども」との関係を重要視される方も
いらっしゃるとは思いますが、
海外ではそもそも相手の年齢を聞くのは失礼で、
年齢で相手の中身を測ることをタブーとしています。
年齢で人を見ることを刷り込んでいるのも
また、私たち大人なんだなと思います。
人間 対 人間。
それで十分なのです。
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