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初めての配当金

デイトレーダーを始めて約1年。

先日初めて、「配当金」というものを
いただくことができました。


モラッテチャダメナヤツ

「デイトレーダーなのに?」

先の書き出しに、
この疑問を持たれた方は、
デイトレーダーがどんなものか
ご存知なんだろうなと思います。

そう、配当金を受け取れたのは、
昨年から塩漬け状態の
個別株があるからなのです…

とはいえ、塩漬け状態で
利確が遠く感じている今、
「配当金」という形でインカムがあるのは
目下塩漬け株に凹んでいたヘタレデイトレーダーとしては
大変ありがたいことなのです。

金額は微々たるものですが、
精神的な負担が、幾分軽くなったのは確か。

いやはや、ありがたい制度ですね。

…そう、自分に対する皮肉でございます。
早く今の状態を抜け出したい!!

NISA口座でのインデックス投資

一方、夫婦でしているNISA口座での
インデックス投資の方はというと、
波はあれど至って順調でして、

プロに任せるのが一番なんじゃね?!

という、アタリマエの現実に
突き当たってもいます。

その葛藤から、昨年末に、
やっと抜け出せた一部の塩漬け株の
利確分とその元手分を
まるまるインデックス投資に回し、

昨年末に自分が余計なトレードをしないよう、
自分で規制をかけていました。

結果、インデックス投資の元手の一部として、
今日も粛々と運用されており、
本当にありがたいことでございます。

これまた、自分への皮肉でございますw

一時退場しながら増やせる

一方で、諸事情で個別株の市場からは
一時退場しながらも、

インデックス投資の方でジワジワと
増やしていけている体制を作れたのは、
私としては、よくやったなと思うのです。

本当に「不労」所得?

私は、株式投資を始めるにあたって、
「不労所得」という表現がされていることに
日本人ならではの罪悪感を持ってしまいました。

「働かざる者、食うべからず」

これを死ぬほど聞かされて
生きてきたからです。

今思うと、これはただの呪いで、
中身のない言葉だと気づきますが。

また、時間給制の職場で働いた経験も長くあり、
その罪悪感をさらに助長させました。

しかし、色々と調べている時に
ふと思ったのです。

株式投資は、本当の「不労」所得ではない

「この調査それ自体が労働では?」

そう、かつての私は、
株式投資と聞いて「胡散臭い」「危なっかしい」
そんな先入観を持っていましたから、

そもそも、株式投資がどういうシステムで
成り立っているのかすら、
自分から調べることはありませんでした。

人からサラッとした言葉を聞いて、
わかった気でいた愚か者だったのです。

それを、一歩踏み込んで、
本など様々なコンテンツで学んでみたら、
思っていたモノと全く違っていました。

株式投資は、確かに、
自分が何か労働したことの対価として
インカムを得ることではありません。

その意味では「不労所得」とも言えます。

しかし、自分の先入観を乗り越え、
ダラダラして過ごしていた生活を自らの意志で律し、
自分で自分のオカネの使い方を決めて
株式投資へのモチベーション(動機)を作り、
時間を作り、労力を割いて学び、
正しい判断力・選択力を養い、
どの商品で勝負するかを熟考し、
さらに実際に手続きなど体を動かす、
さらに、日々株価をチェックし、
世の中の流れを読み、
一瞬一瞬の判断をしていく、また、
リスクとその意味を意識して生活するなどの経緯を
「労働」と呼ばずして
なんと表現すればよいのでしょうか?

株式投資は労働も伴う不労所得

ですから、株式投資は、
「労働も伴う不労所得」と言って
差支えないのではないかと思います。

デイトレーダーの中にも、
他の方法での投資家の中にも、
退場する人が出てきます。

それは、どのリスクを選ぶかが
いかに難しいか、
「投資」がいかに難しいかを示してもいます。

ですから、たまたま隣に座った人から
「〇〇はいいよ」と言われたから、

また、たまたま銀行に行ったら
窓口の人から「株はいいよ」と言われたから
と言って、「じゃあ」と言われる通りの商品を
相手の言うままの口座を作って買ってしまうような
簡単なものではないのです。

ただ、きちんと勉強してやれば、
長期的視点を持ち、正しいリスクを選択し、
他人のせいにするのをやめ、
常に自己責任で判断をしていけば、
自分の労働が利益になって返ってくる
可能性は十二分にあると思っています。

投資の世界には、
「筋の耳打ちは信用するな」という言葉があり、
私はこの言葉が大好きです。

投資の真髄をうまく表現していると
感じているからです。

今後も投資を続けます

また、「投資」という言葉も
好きになりました。

人生にはリスクがつきもの。

人生は、自分でどのリスクを選び
そのリスクを超えるものを得ていく
ある種の、「自分」という役割を果たして進む
ロールプレイングゲームのようなものです。

人生、それこそが投資であり、
ある市場への参入と退場の連続なのです。

たとえ、日本の大手銀行に
日本円で全財産1億円を入金していても
それ自体がリスクなのです。

まずそれに気づき、
リスクをうまく分散しながら、
上手に直接的な労働以上のインカムを得て、
お金の使い方を学び、
死に金を作らないよう努力しつつ、
自分自身に投資し、自分をさらに高め、
自分自身の価値も高めながら、

次のリスクに飛び込んで冒険する。

そうしていたら、
「今日もつまんない一日だった…」
なんて退屈な日々はいつまでも来ないし、
いつまでも若々しくいられ、
人生は豊かになるのでしょう。

私は、まだまだ
その境地に達せていない未熟者ですが、

それに気づけただけで
株式投資を学んだ価値があると
確信しています。

今年も、もうすぐ1か月が終わります。
この1か月を振り返り、
次の1か月、1日、1分、一瞬に向かって
冒険は続きます。

ヘタレデイトレーダーは、今日も、
「今日はどんな一日にできるだろう?」と、
ワクワクしながら過ごしてみます。

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