![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165292045/rectangle_large_type_2_97670b36385cd09fec9e088e7dc5e46d.png?width=1200)
やれたことリストを作ろう
この3年間ほど、
「自分が本当にやりたいことって何だろう?」
そう考え続けてきました。
そして、やってみようと思うことを
手当たり次第にやりまくってみました。
もちろん、うまくいかないことも、
「あれ?これ楽しくないな」と思うことも、
思わぬことで断念せざるを得なくなったことも、
たくさんありました。
思えば、私の人生はずっと
こんな感じでフラフラと
さまよい続けています。
でも、それこそが人生の楽しさであり、
その人の深みになると最近は感じています。
実は思い切って、
去年、家族3人それぞれ、
今の年齢や性別、仕事、
家族の存在、暫定能力、
過去の出来事などを取っ払って、
ここに行きたい、
これが食べてみたい。
こんな経験がしたい。
こんな自分なら満足できる。
これがほしい。
そういうことを、
『死ぬまでにしたい100のこと』
という、漫画のタイトルを引用した
リストに書き出すことにしたのです。
死ぬまでにしたい100のこと
ところが、皆20個くらいで
筆の勢いが止まってしまい、
うーん…と悩み始めたのです。
スマホのリストアプリで、
3人で共有し合っているのですが、
見ると同じくらいの数で
止まっていることがなんだかおかしく、
不思議だねと笑い合いました。
つい、自分は〇〇だから、
今、日本に住んでいるから、
昔、これの才能はないと言われたから、
など、取り除いて考えようと決めたことが
よみがえってきてしまうのです。
そこで、無理して書き続けるのをやめ、
そのまま残しておき、その後、
どうなっていくかを見ていくことに。
いくつか叶った
筆は止まったものの、
お互いに「こんな願いがあったのか!」
という驚きの項目が見つかりました。
また、やりたいなら今すぐやればいいじゃん。
と思うような、他の人から見ると
簡単に叶いそうな願いを
なぜか叶えずにいるお互いにも気づけました。
そこで、まず、すぐにできそうな項目を
やってみることにしました。
すると、あっという間に
2~3個の夢が叶ったのです。
これには3人とも驚き、
また、希望を持てました。
夢を叶えるための行動さえすれば、
夢というのは、
今すぐ叶えられるものなのだと。
そこで、まだ叶っていないものから、
これならいけそうと思うことに
近づける行動を取ってみることに。
副産物がたくさん
パン屋をやってみた
私は、パン屋になる夢があったので、
パン屋のアルバイトに応募しました。
でも、実際にアルバイトとして
働いてみると、色々な葛藤があり、
この職場、この働き方が好きではないと
気づくことができました。
私は、自分のペースで、
添加物の入っていない、人間らしい
本当の手作りパンを食べてもらいたいんだ。
また、パン作りの楽しさや
それぞれのパンが持つ物語のおもしろさ、
自分で手作りしたパンの美味しさを
知って欲しいんだとわかりました。
そして、日本で小さなパン屋をするには
ものすごくハードルが高いことも
色々調べる中でわかってきました。
音楽の世界に戻ってみた
また、娘を妊娠してから
ほとんどできていなかった音楽活動を
もう一度始めてみることにしました。
でも、ギターはほとんど触ってこず、
すっかり指が鈍っていましたし、
以前の私はギタリストとしては
やっていけない限界にぶち当たっていて、
それで作曲・作詞をすることで
そのモヤモヤを発散していたのでした。
そこで、これまでと全く違うジャンル、
そして、楽器がなくてもできるもの、
つまり、自分が楽器となる歌を、
これまでほとんど触れてこなかった
クラシック音楽でやってみようと思いました。
そして、やってみると
とても楽しく、いつでも体さえあれば
練習ができてしまう手軽さもあり、
その奥深さにも触れることができ、
そうだ、音楽って楽しいものだった。
そう気づくことができました。
そして、合唱団に入って間もなく
アンドレアス・ショルさんという
カウンターテナーを知ることとなり、
私が目指したい声は彼らのような声であり、
女性でもあんな声が出せると信じることにして、
必死に練習するきっかけとなりました。
また、練習を重ねるうち、
いつかソリストとして
歌ってみたいと思うようにもなりました。
そうしていたら、たまたま目にした
チラシのワークショップがどうしても気になり、
思い切って応募している自分がいました。
そのワークショップで出会ったのが
今の声楽の先生です。
体力がついた
うつ病で床に臥せっている間に
すっかり鈍った体も、
パン屋巡りからスタートして
散歩が趣味になり、
筋トレの楽しさを見つけて、
いつの間にか、病気になる前より
体力がついていたのです。
以前の私は、
〇〇したいけど、体力がない。
と諦めてきました。
でも、そうじゃなくなって
自信がついてきたのです。
また、歌は体が楽器であり、
体の使い方が上手になれば
よりよい声が出せるようになるので、
他のスポーツではなく、
より自分の体との対話を必要とする
筋トレを選んで正解だったと思えました。
語学の楽しさを思い出した
合唱曲の中には、ラテン語、ドイツ語、
英語、イタリア語、フランス語と
さまざまな言語の歌詞があります。
そして、海外のパンのレシピを解読したい、
ブリティッシュベイクオフ(海外の番組)を
英語のまま見れるようになりたい。
という理由から英語の勉強を
はじめてみたら、無料で手軽に
勉強できるアプリと出会えて、
いつの間にか毎日勉強するのが
習慣化できていたのです。
生活リズム・栄養・睡眠が整った
筋トレをやっていると、
栄養と睡眠に自然と気を遣うようになりました。
栄養と睡眠(休養)は、
効率的に筋肉を大きくするために
欠かせない要素だからです。
そして、自分のしたいことをするには、
日々の時間の使い方をうまくできないと
その時間が作れないという現実に
どうしてもぶち当たってしまうのです。
そこで、自分が何に時間を使っているかを
見直すことにしました。
そして、試行錯誤していたら、
こどもの頃のように、
一日がとても長く感じられるようになり、
同時に生活のリズムが整いました。
やりたいことが変わった
そして、こうして過ごすうち、
このリストのことを忘れていたのです。
そして、久しぶりにこのリストを見た感想は、
「やりたいことが、変わってる…」
というものでした。
そう、リストを作った去年の私と、
試行錯誤しながら様々な体験をした
今の私は、全く別の人間なのです。
リストは、具体的に書くことを
目指して書いていましたが、
今見ると、すごくザックリしたものばかり。
夢に向かって一歩進むごとに、
その体験があっての目標に変わり、
これはやりたいことではなかった。
ということも、自然と出てきます。
そして、例えば音楽であれば、
プロの演奏家になること
そのものが目標なのではないと
気づいたのです。
プロの演奏家になってまで
なにがしたいのか、
それが定まっていないと、たとえ
プロの演奏家になれたとしても、
そこまでの喜びは得られないと思うのです。
テストで100点とっても、
それで?と言う話なのです。
その知識を使って
お金持ちになって欲しいものを全部買うのか、
誰かを助けて社会貢献した自分を褒めたいのか、
詐欺をはたらいて子分を捨て駒にしたいのか、
セミナー等を開き知識を広める人になりたいのか、
新発見をして前人未到の境地に到達したいのか、
国のトップになって国を思うままにうごかしたいのか…
そこが大事だったのだ。
それに気づいてから、
私はリストを書き直しました。
すると、出るわ出るわ。
あっという間にやりたいことが
100になりました。
やれたことリストにもなった
そうしていたら、
そういえば、これはもう叶った、
叶っているな、
ということにも気づいたのです。
好きな事を思い切りできる体力がついた。
初めて会った人に笑顔で挨拶できた。
化粧をしなくても不安じゃなくなった
よく眠れるようになった
充実した日々を送れるようになった
出なかった声が出るようになった
食事がおいしいと思えるようになった
生きるのに必要な物はそんなに多くないので
お金はそんなにたくさんは必要ないなと
安心できるようになった
などなど、私は特に
ウツ病を患って床に臥せている期間が長く、
できなかったことばかりだったので
振り返ると、すでにたくさんの夢が
叶っていたのです。
だから、それもどんどんリストに追加し、
チェックして消していきました。
私が使っているリストアプリは、
チェックした後も
その項目が見えるように設定できるので、
チェックしたものも
いつでも見返すことができます。
いつか、
「ああ、わたしはなんと無能なのだ!」と
打ちひしがれた時に、これを見れば、
私には、夢を叶える力があるじゃないか!
と奮起できるのではないかと思っています。
みなさんも、ぜひ、
死ぬまでにしたいことリストのついでに
死ぬまでにやれたことリストを
作ってみてください。
自分がすでに幸せであること、
自分は夢を叶える力があることを
実感できるのではないでしょうか?