斉藤さんというアプリについて
最近「斉藤さん」というアプリにハマっている。
というのも、急に知らない誰かと気軽に喋りたくなったのがきっかけだったのだが、そこで喋った人たちの半分は「何かを抱えながら生きている人たち」ばかりだった。
布団を被りながらぼそぼそと自分の嫌いなところを話してくれる音楽好きの少年
週6で労働している二児のシングルマザー
自分を捨てたセフレのことが忘れられない若い美容師
通話H中毒の女性
まだまだいる。
皆、きっと心に何かがぽっかりと空いていて、でも知り合いや友達にこぼすには重すぎる。でもそれを紛らわせたくて、埋めたくて、知らない誰かと繋がろうとしていると感じる。
だって満たされている人はこういうアプリで、自分のことを話さないだろうから。
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