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いい質問とは?【前編】

 こんにちは。げしさんです。
 投稿する内容の方向性が定まらずなかなか書けずにいましたが、いろいろな方からアドバイスを頂いたので、書き始めてみようと思います。
 最低でも1週間に1~2回は投稿しようと思っていますが、なんせ気まぐれですので気長にお付き合いいただければと思います。

今回紹介する本はこちら。
「いい質問」が人を動かす (谷原誠,2016,文響社)

本書との出会い

 今、私は縁あって学生時代の恩師から「コーチング」を学んでいますが、早速壁にぶち当たっています。その壁とは、相手の話を聞きながら本質に迫るような質問ができないということです。
 というか、もはや話をちゃんと聞けているのかすら疑ってしまうレベル。そのくらい、人の話を聞いて(理解して)質問して、相手の行動を促すって難しいことだと思います。
 
 だからこそ、身に付ける必要性を感じ、学んでいる最中ですが前述の通り、自分自身の出来なさに愕然としてしまいました。そこに以前、その恩師や知人から本書を紹介して頂いていたことを思い出し、タイトルからして今の自分自身の状況にピッタリ当てはまると思い、読み始めることとなりました。

質問とは?

 まず、そもそも質問って何でしょうか。
 広辞苑では、”疑問または理由を問いただすこと”と定義されています。
 問いただすと聞くと、なんだかとても上から目線のような感じがしますが、本書ではもう少し噛み砕いて説明されています。

質問は、相手を強制的に特定の方向で考えさせる力を持っています。(P.3)

 ”強制的に”と言われるとそんな感じはしませんが、確かに質問されると無意識のうちにその問いについて考えてしまっているのもまた事実かと思います。それは、相手がいてもいなくても。気付かぬうちに自分自身に対しても毎日たくさんの質問をしています。(例えば、「今日は何食べようか?」「何を着ようか?」「どのテレビを見ようか?」など)
 
 つまり、相手がいる状況であれば、質問によって会話における主導権を握ることができるということなんですね。この場合、どちらが上とか下とかは関係ありません。質問する方は相手に対する理解が深まり、される方は大なり小なり自分自身との対話を行い、その答えがまた次なる質問を生んだり、行動のきっかけとなる。
 この好循環を生み出す源泉となるのが、いい質問なのだと思います。

コーチングと通ずる質問力

 私が今学んでいるコーチングもまさに、この考え方と通ずる部分がありまます。質問によって、相手が気付いて行動することを促すのがコーチングですから、読んでいて腑に落ちることがたくさんありました。
 本書の中でも紹介されていましたが、なぜ質問が大事なのかという問いに対する答えがこれ。

 人間は、他人から言われたことには従いたくないですが、自分で気づいたことには喜んで従います。人を動かすために命令してはいけません。
 自分で気づかせるのです。

(デール・カーネギー)

 まったくその通りだと思います。自分自身もそうですが、他人からあれこれ言われてやることはどこか自分事にできない部分があります。(上からの命令や子供の頃の「勉強しなさい」など)
 でも、誰に強制されるわけでも無く、自分の意思を持って取り組んだことはたとえ上手く行かなくても、充実感を感じますよね。

 かくいう私も、自分の意思で少しずつ行動できるようになったのはここ最近の話です。上手く行かないことも多いですが、やはり自分で決めて始めたことは身の入り方も違いますし、何より楽しんで日々過ごすことができています。
 そんな人をコーチングを通して、1人でも多く増やせるようにお手伝いできたら良いなと思っています。
 (この辺のお話は別の機会で・・・)

 すっかり脇道に逸れてしまい内容の紹介ができていませんが・・・、とにかく今の自分にはピッタリハマる内容の本でした。それだけ学びが深く、1回で紹介するには膨大な量になりそうなので、数回に分けてご紹介したいと思います。

 気長にお付き合いいただけると幸いです。
 お読みいただきありがとうございました。

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