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リアルライフがネットライフを充実させるためのツールになる世界。

とあるグループLINEで「これ行こうよ!」という物好きがいた。

完全招待制の、“シラフであがる”がコンセプトの、パーティー好きのためのデジタルテクノロジー空間?テーマパーク?だそうです。私とは無縁の世界すぎて笑った。

もちろん行かないんだけど。

これはドリンク事業なんだけど、なんというか、コスメとかも最近そうで、非日常的空間やイベントを開催して、フォトジェニックなスポットをあちこちに用意して、SNSにアップしてもらうことでバズらせて商品を流行らせたい、みたいなの結構よく見る。

参加する人たちはというと、まあ商品のファンって人もいるだろうけど、よく分かんないけどSNSでイベント見つけて面白そうだから行ってみようかなっていうことも、今間違いなく多いと思うんだよね。

とりあえず行ってみて、写真撮ってSNSにあげる。それを見た人たちがイベントに行ってみる。そして写真を…っていうサイクル。

特に“インスタ映え”という概念が生まれてから、現実が、SNSの自分を取り繕うためのツールになってきてないかな…って思う。昔のリア充ってタイプが、今一番ネット上で輝いているような。SNSに楽しんでる自分の写真をあげたいから、現実でその場所へ行く。インスタに写真載せたいから、本当に好きか自分でも分からないけどとりあえずスタバに行って新しいほうじ茶なんちゃら飲んでみる(もちろん写真撮る)。

少なからずそういう選択の仕方が浸透してる気がする。

そんなの数年前に気付いてるよって人も多いだろうなあ。なんか、私はこのパリピテーマパークの通知を見たときにすごく強く感じて、なるほど人間はこうしてITに操られるようになっていくのかな、と思った。
今はまだ、その背景にいるのも人間だけど、こういう傾向がハッキリしてきたらAIが人間を仕向けるような投稿とかし始めるのかな、っていう。

かといって、別にSNSやめよ…って思ったわけではないんだけど。操られる使い方したくないなっていう。(生活のたのしみ展はかなりこのパターンに当てはまるけど)



本日、夏至です。今年も夏が来たけど、気付いたらまた寒くなってるんだろうな。平成生まれの平成最後の夏なので、儚くない過ごし方できたらいいな。

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