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自己紹介リレー:GCWを立ち上げて

こんにちは。

GCW共同創設者の南米コロンビア在住、真代です。

夫の海外転勤がきっかけで、海外生活が丸3年経過したところです。

大学時代〜社会人9年ほどを過ごした東京を離れ、まずはメキシコに 1年半、それからコロンビアに越してきました。

私が駐妻になってからの気持ちの変化

この3年を振り返ると、駐妻になったタイミングが、とてもラッキーだったと思います。

というのも、駐妻を対象にしたオンラインコミュニティがあちこちに立ち上がり、それぞれのコミュ二ティがオンラインでの活動を活発化させ、駐妻や元駐妻、そして駐妻をポテンシャルのある人材として見ている「キャリアカウンセリングのプロフェッショナル」の活躍により、キャリアに悩む女性をサポートする体制が、"地盤固め"ができてきたように思います。

そんな状況になってはいますが、実際、今後のキャリアについては、悩み続けるもんだよな、と思いますし、今後も、思いがけず、駐妻に"なってしまった"人たちは、「こんなはずじゃなかった」「日本のいるうちに、もっとこうしておけばよかった」「私のキャリア、私の人生、どうしよう」と悩む人も多いのだろうと思い、根本的に悩む理由や原因にもっと女性たちが声を上げていくのがいいのではないか、と思い始め、このGCWの活動を始めました。

これまでの私の気持ちの変化をここにまとめてみますと、常に不安だったので、もがいてきました。笑

1 -    渡航前

「きっと、また仕事がしたくて、すぐに日本に帰ってくるだろう」と周囲の人から心配されていました。あとは、バリキャリの友人からは「駐妻になるなんて、可哀想」とも。

2 -  駐妻1年目

駐妻時代の暗黒期。最初の半年ほどは、主婦でいる自分の立場を嫌だし、料理も嫌いだし、エプロンをつけるっていうのも嫌でした。キャリアにも焦りを感じていたので、リモートワークを始めても、せっかくいただいた仕事もメンタル不調なためか、思うように進まず。そして、語学学校には到着して2日後から通い始めたものの、耳が慣れず、日常生活でも語学(スペイン語)がうまく話せないのも苦痛で、もっとやりたいことがあるのに思うように生きられず、涙がちょちょぎれる日々。。。

3 - 駐妻2年目

語学学校にずーっと通い続け、スキルアップに燃える先輩駐妻が多かったのは救いでした。そんな先輩方に、30代女性に必須の「健康に生きる秘訣」を教えていただきながら、習い事のスケジュールを詰め込んで規則正しく生活できるようになると、定期的に会う友人も増え、彼女たちと話す時間も増えて、精神的に安定してきました。あと、夫と一緒に旅行に行く時間も増え、海外での生活を楽しむことできるように。それでも、汗水垂らして働いて、自分が稼いだお金で行く旅行で味わう達成感は無いので、「やっぱり働きたい」という思いは拭きれず。

4 - 駐妻2年目後半

お引っ越しすることになり、せっかく仲良くなった友人たちと涙涙のお別れ。しかし、駐妻生活も3年目、2カ国目になると、自分がどんな情報があれば、楽しく暮らせるのかもわかってきたので、新生活に慣れるスピードが格段に上がったことに気づきました。Kindleで読書をしてインプットを増やしたり、日本に住む友人たちとも積極的に話して情報にキャッチアップしたり、現地と日本とのコミュニケーション量のバランスを取ることで、心に余裕が湧いてきました。

5 - 駐妻3年目

30代半ばとして、管理職に就かずに仕事を辞めてしまったことをずっと後悔していますが、それよりも自分の専門性が古くなることが不安でした。日本で働ける領域というか、それよりも、世界で働けるスキルを身につけたいのに能力が及んでいないこともしかり、今の専門性を深めて広げられる方法として、大学院進学を強く思うようになりました。あとは、単純に、せっかく勉強した語学をもっと使う機会が欲しい!同じ分野に興味のある人たちのコミュニティに入りたい!、そして、現地で働くための人脈と専門性を身に付けたい!という思いから、現地の大学院に通い始めました。最初は、まだ1年ほどしか住んだことのないコロンビアという国の文脈もちんぷんかんでも、どんどんキャッチアップしてわかってくると、一気に見えなかった世界が広がってきて、将来のキャリアへの視座も一気に2050年くらいまで広がってきたような気がします。

6- 駐妻3年目後半

海外でのコロナ禍の生活は、最初は命の危険を考えて不安でしたが、「夫と過ごす時間が増えて嬉しい!」という気持ちが一番だったので、そのまま夫とコロンビアに残ることに。コロナ禍では、オンラインで世界中の駐妻たちとコミュニケーションを取る機会がますます増え、会社の命令で強制帰国やパートナーと離れ離れ、日本での一時的なワンオペ生活が始まった友人たちがいる中、「私たちが家族と一緒に住む権利って?」「女性の権利って?」「声を上げるって?How?」という疑問から、同じような疑問を持つ友人たちに呼びかけ、今、こうして、新たなGCWとしてのコミュニティでの活動を始めることにしました。

家族を優先する人は、キャリアを諦めているわけではないと伝えたい

キャリアを一旦中断して主婦になることは、「家族と一緒に過ごすことが大切!」と思った方が選ぶ選択肢の1つであり、女性だけではなく男性が選んでもいいと思います。

しかし、家族との時間を優先するために、自分のキャリアの犠牲を限りなく負っている人も多いと思います。決断した時は後悔していなくても、じわじわ後悔する人もいるもので、それはなかなか家族に対して話せるものではなく、同じ悩みを持っている人と話して初めてスッキリすることも多いと思います。

一旦「主婦・主夫になる!」と決断をする時、そしてまた再就職を目指そうとする時、日本社会全体、勤めていた企業、パートナーの企業、子育ての仕組みなどに対する違和感があったら、そういった違和感をそのままにせず、どんどん変えていく方法を考え、アクションを起こしたいと思っています。

もっともっと女性が声をあげて、女性が生きやすい社会にしていけるよう、私たちなりに活動していきますので、是非、興味のある方がいましたら、気軽に私たちの活動に、ジョインしてください!

Global Career Women 共同創設者/ 鈴木真代

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