女子の副大統領に思うこと。
目下、話題中のアメリカ大統領選について。
自分がこの世に生きている間に、
女性&黒人がアメリカの副大統領になるなんて、信じられない思いでいっぱいです
私は、親族に現職の地方議員や首長がいて、政治が割と身近であるにも関わらず、
「自分は関係なーい」っていう感覚で生きています。
特に、インドネシアにいるからかもしれませんが、
もしかしたら、日本にいても同じように思うでしょう。
世の中をどうしたいという気持ちは日本に置いてきた。
実は私、「世の中をどうにかしたい!」と思う気持ちは日本に置いてきました。
インドネシアでそれを思ってもね。
選挙権もないし、インドネシア人じゃないし。
在外選挙の手続きは、時間がかかるし(何度かトライ)、
ニュースもあんまりみてないし。
そして、この暖かくのんびりした国の雰囲気に流されている感も否定できません。
それでも、昔は、社会に対して思うことがたくさんあり、怒りや叫びを熱く語り、
周囲からも合コンでも「適当な話ができない、熱血女子」でした。
でもそんな気持ちも、20代後半ですっかり燃え尽き、
30代で駐妻になり、40歳を超えた今は、世の中を変えたいーとかいうよりも、
自分や家族、そして目の前の人たちが
「明日」ハッピーだったら良し!という感覚で、「今」を生きています。
実は、あんまり、
じょしー!って叫ぶつもりもなく、かといって、
だんしー!って思いもせず、
*旦那のお金で生活できている自分はラッキー💗
*そして、女子がそんなに頑張ることが、本当に必要なわけ?
みたいな気持ちも持ってます。
でも、それは、世の中への諦めからきていること。
10代後半からジャカルタに来るまで、
仕事で、介護行政に深く関わり、厚生労働省や国・地方行政との仕事を
重ねていく中で、たくさんの矛盾や社会の課題に直面し、
自分なりにそれを変えるために一生懸命取り組んできたつもり。
でもでもでも、頑張ってもがんばっても、何も変わらず疲弊していく
自分もいたりして、
『世の中を変えるっていうことよりも、
自分や家族がハッピーになれることをこの不条理な世界で追求していこう!』
と、舵を切った感もあります。
ただただ、今回の大統領選。
ハリス副大統領のスピーチを聞いて涙が出てきた私。
彼女のスピーチを聞いて、
ほー!!世の中ってもしかしたら変えられるし、変わるかもしれないんだ!
と強く思った次第です。
バイデンが勝ったことよりも、実は、ハリス副大統領誕生の方が、
価値があるんじゃないかと思っている人は多いのではないでしょうか。
私が生きているうちに、黒人で女性が副大統領になるなんて。
世の中は、動いている。
私たちも、その力に「少しでも」なれればいいな。
そんなことを改めて思っています。