あなたがもし、スタートアップに転職を考えたなら
こんにちは、GCP Xの水野(@yukim0512)です。
簡単に自己紹介させて頂くと、人材会社に入社した後、営業、エンジニア転職者専門のキャリアアドバイザーを経て、新規事業で立ち上げた子会社の経営を経験した後、2018にグロービス・キャピタル・パートナーズに入社。現在はGCP X(グロービス・キャピタル・パートナーズの、投資先成長支援に特化した社内チーム)にて投資先での採用関連の支援に従事しています。
さて、本題に入ります。あなたがもし、スタートアップへの転職に興味があるけれども、土地勘もツテも無いとします。どんなルートでアクセスをしたらいいか、困ってしまいませんか。
そもそも、まだ世の中で知られていないのがスタートアップ。公開情報は限定的ですし、目指している世界観、事業内容、組織体制、財政状況、評判など、会社のことを立体的に把握するのは、外部からだとなかなか難しいのが現実ではないでしょうか。
不確実性の高いスタートアップへの転職だからこそ、ある程度情報収集に努め、納得してキャリアを意思決定する必要があると思います。
そこで今回は、スタートアップの転職を考える際に、有効だと思われるアクセス先を4つピックアップし、ご紹介させて頂きます。
1.スタートアップ企業の情報を多く持つエージェントへの登録
日本において人材紹介会社は数多あり、どの企業から求人紹介を受けるべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
最近では、多くのエージェント様の内部チームに「スタートアップ専門チーム」を持つ企業が増えてきています。
皆さんがスタートアップへの転職を検討しているのであれば、求人紹介を依頼する会社に「スタートアップ専門チームはありますか」と聞いてみるのもひとつの手かもしれません。
このルートについては、それだけで二日間くらい語りつくせるトピックですので、またの機会に深堀りしようと思います。
2.スタートアップ限定の転職カンファレンスへの参加
大手人材企業の行う転職カンファレンスが数多く行われているのは、皆さんも電車の中吊り広告などでよく目にするのではないでしょうか。同イベントにて、スタートアップ企業がブースを持つことはまだ多くはありません。
一方、スタートアップ限定の大規模転職カンファレンスが2020年頃より開催されています。主にスタートアップ経営陣同士のパネルを始めとし、転職者に向けたエレベーターピッチ等も開催しています。
コロナ環境下でこういったイベントが開催されるのにはまだ時間がかかるかもしれませんが、再開されるような暁には、スタートアップ経営陣の話やピッチを聞いてみたい、という方は気軽に足を踏み入れてみるチャンスなのではないでしょうか。
3.ダイレクトリクルーティングサービスへの登録
ダイレクトリクルーティングサービス(候補者への企業からの直接スカウト)を活用するスタートアップ企業は昨今とても多くなってきました。ダイレクトリクルーティングに登録すると有象無象のエージェント、企業からスカウトが来てしまうと抵抗を感じる方も多いかもしれません。
登録のコツとして、レジュメを充実した内容にし、希望条件を登録しておく事があげられます。少し手間はあるかもしれませんが、本質的なスカウトが受けられる可能性があがるはずです。
代表的な登録先をいくつかご紹介します。
■ハイクラスに特化したビズリーチ
■若手ハイキャリアに特化したAMBI
■社風や共に働く社員の様子が見えるWantedly
4.VCへのアクセス
あまり一般的ではないかもしれませんし、裏技的ですが、有効な方法の1つとして、VC(ベンチャーキャピタル)にアクセスしてみることが挙げられます。
先にご紹介した通り、我々GCP Xや、いくつかの日本のVCも投資先企業の求人を紹介出来る機能を持っていますし、そうでなくてもキャピタリスト経由で転職が決まることは日常茶飯事です。
株主として、投資先企業のリアルな状況を常に把握出来る立場であるからこそ、マッチングに寄与しやすいのではないでしょうか。時には、表にでてこないポジションでの採用なども起きやすいのがこのルートの特徴です。
またVCは、スタートアップ経営陣と頻繁にコミュニケーションを取っている事はもちろん、必要に応じて経営会議に出席して投資先企業のリアル状況を把握しています。
VCからそのスタートアップについての情報を得ることで、経営陣同士の関係性、社員との関係性、社内にいるタイプ、普段どの様なコミュニケーションスタイルの会社なのか等、会社の状況をより立体的に掴むことが出来ると思います。
ちなみにこっそり宣伝ですが、我々GCP Xの投資先への転職をご検討いただける場合は、こちらからご登録いただけます。
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今回はスタートアップへの転職を考える際のアクセス先を4つ、簡単にご紹介させて頂きました。
次回の私の記事では、今回触れた「1. スタートアップ企業の情報を多く持つエージェントへの登録」について、深堀してみたいと思います。
GCP X 水野