あなたがもし、スタートアップに転職を考えたなら ～実践編～
こんにちは、ご無沙汰してます。GCP Xの水野（@yukim0512）です！
前回の私の記事では、スタートアップへの転職方法として、「スタートアップ企業の情報を多く持つ人材エージェントへ登録しましょう」とおすすめしましたが、「いやいや、エージェントは沢山ありすぎて、どこのエージェントにコンタクトすればいいかわからないよ！」という声もちらほら伺いました。
私自身、GCP Xで、我々の投資先への人材ご紹介を担当しているため、初めてのスタートアップ転職を検討されている方と、お話する機会がとても多いのですが、よく考えたり準備もせずに、ただただ、スタートアップへの転職を期待しているだけのケースをよく目にします。
すると・・・
書類選考でもなかなか受からない。せっかく面談に進んでも、上手く話す事が出来ない。「こんなはずではなかったのに、、、」となってしまう方が多いのが実情です。
そこで、今回は、スタートアップへの転職で成功するための効果的なステップを、皆さんに共有します。
ご説明する順番で進めて頂くと、より自分のキャリアに合う企業や、スタートアップが求めている人材を、具体的に理解できるようになるでしょう。
STEP 1. ちょっと落ち着いてみる
はやる心を落ち着かせ、あなたの今回の転職について、冷静に考えてみましょう。
- 今、ご自身が考えている転職のステップで本当に大丈夫でしょうか？
- まずはあえて、遠回りをしてみませんか？
本当にスタートアップへの転職で良いのか、あえて自分を見直して、テストしてみて欲しいと考えます。
そこで、「大手のエージェント」に登録し、面談の機会をいただく。そこで、フィットする案件を紹介してもらうのはいかがでしょうか。
大手のエージェントであれば、スタートアップだけでなく、大企業、中小企業の求人まで、多様な案件を紹介出来ますし、様々なキャリアケースを見てきた、経験豊富なキャリアコンサルタントが、あなたを客観的に見立ててくれる事でしょう。
あなたの経歴や、将来展望に対して、どの様な提案が出てくるのか。
まずは受け止めてみてはいかがでしょうか。
参考：大手人材エージェント
■ リクルートエージェント
■ JACリクルートメント
■ エンエージェント
STEP 2 その筋のプロに会う
STEP１では、希望のスタートアップ企業以外の、様々な機会を知り、アドバイスを受けたあなた。それでも、スタートアップで勝負したいという想いは変わりませんでしたか？
そんなあなたには、次にスタートアップ企業や業界について、ちょっと踏み込んで調べてみてはいかがでしょうか。（もちろん、大手エージェントさんの案件でまとまれば、それはそれで良しとしまして）
例えば、シード期、シリーズA期と聞いて、それぞれ組織や環境やリスク・リターンの違いがイメージ湧きますか？大企業と違って、創業者が事業や組織に及ぼす影響力の大きさ、その程度感を、イメージできていますか？
スタートアップで働くということは、どういうことか。どのステージの、どんな組織文化の会社が、自分の求めるものなのか、一番手っ取り早く理解するには、その世界に飛び込んだ友人に話を聞くことです。
しかし、そんな知り合いは身の回りに居ない。という方もとても多いのではないでしょうか。そこで、「スタートアップ専門のエージェント」に登録してみてはいかがでしょう。
スタートアップ専門のエージェントは、多くの起業家と直接話をしているケースが殆どです。
また、アーリーフェーズから長期的にスタートアップと付き合いをしているケースが多いため、立ち上げの頃からの今にいたる、会社の歴史をよく知っている場合が多いです。
そして、既にスタートアップに転職している人を多く支援しており、その様な方との継続的な関係構築をしている事により、リアルなスタートアップの情報が入りやすい事も特徴です。
また、彼らの中には、スタートアップ勤務経験を経て、キャリアコンサルタントになっている方も多くいらっしゃいます。
これまでも、きっとこれからも、スタートアップ企業の情報は、世の中に出てこないことばかりです。ググってもわからないことは、その筋のプロに聞いてしまうのが一番ではないでしょうか。
参考：スタートアップ専門のエージェント
■ for Startups,inc
■ キープレイヤーズ
■ Tanpan&CO.
STEP 3 なぜ？を知る
さて、情報も仕入れて準備万端となったあなた。いざスタートアップ企業との面接に臨まれることでしょう。その前に、もう一つやることがあります。
面談の際、どこでもあるような「なぜ、弊社を志望されたのですか？」という質問以外に、スタートアップの場合は、「なぜこの規模の、僕らのような会社に入りたいと思っているのですか？」という質問が、とても多く聞かれるのです。
冒頭に、よく考えずスタートアップへ応募し、しっかりしたバックグラウンドをお持ちでも、カンタンに撃沈してしまう方が多いと申し上げました。
これまで、この記事で「STEPを刻みましょう」とおすすめした理由は、ここにあります。この質問に答えられず、曖昧な回答をしてしまう人がとても多いのです。
それは、スタートアップ側は、面談であなたの「リアルな動機」を見ているのです。
刺激的な経験をしたい。
スピード感のある職場で働きたい。
これらは、スタートアップ志望理由ランキングの常連なのですが、はっきり言ってそれらは、動機としては弱い。
より、原体験や、葛藤、情熱など、個人的な物語と結ばれた「志望動機」が語れること。そして、それが、応募している企業の状況とマッチしていること。
それは、時として、現時点での能力やスキルよりも、スタートアップ企業が重要視しているポイントなのかもしれませんし、そこを見ている企業こそが、次の時代を創るのかもしれませんね。
GCP X 水野
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