IR活動で貢献した株価上昇率202%達成への道のり
こんにちは。
グラッドキューブ(証券コード:9561)経営企画部 IR担当の太田と申します。
2024年も残すところ数日となりました。みなさまの2024年はどんな年でしたか?
グラッドキューブにとっての2024年は、「プロモーション統括本部」と「イノベーション統括本部」の2事業にセグメント変更し、業容拡大及び経営の安定化を図りながら、新たに獲得したAI領域の技術力やデータ解析力を用いて顧客が求めるビジネスを実現していこうと、時価総額1000億円企業に向けて「新たなことに挑戦してきた年」となりました。
また、代表の金島より、「今年は株価を上げていく施策をどんどん実施していこう」と目標を掲げ、代表の金島を中心とした株価向上策を実施してまいりました。
TOPの金島が自ら、株主に対して積極的に働きかけ、IRチームもその後に続き、積極的にIRを実施してまいりました。
このような取り組みにより、今年の1月4日に550円で始まった株価が、9月3日には年初来高値の1,113円(年初比202%)をつけ、現在でも2倍近い株価の1,012円(12月16日終値)で推移しております。
それでは、IR系 Advent Calendar 2024の17日目として記事を書かせていただきます。
本日のテーマ『IR活動で貢献した株価上昇率202%達成への道のり』について、お伝えいたします。
本記事が当社にご関心を持っていただいている投資家のみなさま、またIR担当の方の参考となりましたら幸いです。
みなさま、どうぞお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
IR系 Advent Calendar 2024
1.FY24の計画発表
今年の2月の決算発表において、グラッドキューブは7期ぶりに赤字の計画をリリースいたしました。翌営業日は想定通り窓を開けて、株価は下落をいたしました。
今期は、生成AIを活用した新製品開発、優秀な人材の採用、新規事業開発など、成長加速のための投資を積極的に行うため、赤字を見越した計画を策定しました。これは、M&Aを含む積極的な投資により、更なる成長基盤を強化し、グラッドキューブを新たなステージへチャレンジしていこうと考えたからであります。
グラッドキューブは、ある一定の株価まで下落をする予測を立てておりました。
4月中旬にそろそろ“時機がきた”という事もあり「反転攻勢をかける」とまではいきませんが、コンスタントにリリースを出していったところ、4月中旬頃から株価は漸増していきました。(下図をご参照ください。)
2.株価が上昇していった要因
想定外だったのが、今年の1月17日にnoteで「グラッドキューブの本年の決意」をリリースした翌日、前日の終値544円に対し、高値が644円と18.4パーセントほど上昇し、一時はストップ高になるほど、勢いよくグラッドキューブ株が買われたことでした。ヤフー掲示板では、noteの内容が取り上げられるなど、多くの書き込みがあったことを覚えております。
こちらが、note「グラッドキューブの本年の決意」です。
https://note.com/gcir/n/nc281b342a514
そして4月中旬より「反転攻勢をかける」と前述の記事へ記載のとおり、4月18日より、「生成 AI を活用した DX 人材育成リスキリングプログラムの提供開始に関するお知らせ」をリリースしました。
当日、リリースは午前中に実施したことにより、午後から株価が上昇し前日終値の486円に対し、19日の高値が555円となり14.2パーセントほど上昇しました。
その後、5月14日に「DRAGON DATA CENTERのデータを活用した『DRAGON Modal』の本格提供開始のお知らせ」をリリース。
翌日の5月15日の決算は、第1四半期で計画通り推移していたことから、株価の変動は限られていました。
6月4日は、「従業員持株会の加入状況に関するお知らせ」をザラ場中の13時にリリースいたしました。こちらは、従業員の加入率が高かったことが評価されたものと考えられ、前日終値の517円に対し、4日の高値617円の19.3パーセントほどまで上昇しました。
続いて6月13日には、当社主力のプロダクトである「SiTest の新機能「ノーコードウィジェット」提供開始のお知らせ」をリリースしました。
この時期には、4月中旬の474円だった株価からすでに600円台まで回復をしておりました。
そして、6月24日のザラ場中にnote「当社の持株会加入率が高い理由とその影響は?」をリリースしたところ、その日の始値が552円に対し、その日の高値600円の8.7パーセントまで上昇し、そのまま終値をつけました。
こちらが、note「当社の持株会加入率が高い理由とその影響は?」です。
https://note.com/gcir/n/n8954eda923a7
このころから、株価がすごい勢いで上昇し、6月24日のnote「当社の持株会加入率が高い理由とその影響は?」のリリースを皮切りに、この日の600円をつけてから、7月10日の高値が863円まで上昇しました。
リリースはまだまだ続きます。
7月11日に、国内・アジアNo.1 の総合PR 会社であるベクトルグループと戦略的な業務提携「株式会社オフショアカンパニーとの業務提携に関するお知らせ」をリリースいたしました。
こちらは、知名度の高いベクトルグループとの戦略的提携という事が評価され、前日終値の823円に対し、12日の高値860円の4.5%パーセントほどまで上昇しました。
7月24日は、noteで「グラッドキューブのサステナビリティ経営」をリリースいたしました。
こちらは、グラッドキューブのサステナビリティ経営の考えが評価されたのか、前日終値の832円に対し、25日の高値899円の8.1%パーセントほどまで上昇しました。
こちらが、note「グラッドキューブのサステナビリティ経営」です。
https://note.com/gcir/n/n2a52d4c8e643
8月14日の2Q決算も1Qと同じく計画通り推移していたことから、株価の変動は限定的でした。
8月19日には、株式会社みらいワークスと研修プログラムの提供に関する業務提携契約を締結し、「株式会社みらいワークスと業務提携に関するお知らせ」をリリースいたしました。
こちらは、プロフェッショナルに特化した人材サービスとソリューションサービスで実績を残されている株式会社みらいワークスとの業務提携が評価され、前日終値の846円に対し、20日の高値861円の1.8%パーセントほど上昇しました。
このころからも、急激に株価が上昇し、8月19日の「株式会社みらいワークスと業務提携に関するお知らせ」のリリースを皮切りに、20日の高値861円をつけてから、8月30日の終値が1,014円と一気に駆け上がり、上場時期の1,000円台を回復いたしました。そして、9月3日に年初来高値1,113円をつけ、今年の1月4日始値550円に対する上昇率202%を達成しました。
その後は、10月21日に「転職支援サービスの提供開始に関するお知らせ」をリリース。
そして、11月18日には、国内・アジアNo.1の総合PR会社であるベクトルグループと戦略的な業務提携後に、グラッドキューブのAI技術を活用したシステム開発を共同で行った「Vertical AI(バーティカル AI)」の提供開始に関するお知らせ」をリリースいたしました。
直近では、11月25日に、「クラウド化およびデジタル・VR 技術によるデジタル取扱説明書の開発に関するお知らせ」をリリースし、クラウド化およびVR技術によるデジタル取扱説明書をゼネコン大手企業の清水建設へ提供いたしました。これにより、沖縄県首里城正殿の復元工事や渋沢栄一の旧邸宅移設工事の際にも、当該技術が使われることになります。
そして、グラッドキューブが開発した独自の競馬予想 AI エンジンを活用したコンテンツが、2024年11月20日より、LINE ヤフー株式会社が運営するスポーツメディアにて配信されたことにより、「SPAIA 競馬が日本最大級メディアの「スポーツナビ」で配信開始のお知らせ」をリリースいたしました。
このように、2月に赤字の計画をだしたものの、本年は積極的なIR活動により数多くのリリースをしてきたことで、今年の始値に対して2倍近い株価で推移しております。
3.まとめ
2024年度の計画を策定した際、今期の株価は厳しい状況になると予測しておりました。
一方で、社内ではグラッドキューブの本業が縮小しているわけではなく、2030年までに売上100億円規模の企業を目指すため、人材採用、新製品・新事業開発、M&Aを積極的に推進し、事業領域を拡大していく考えであります。
先日のnote「FY24 3Q決算発表と業績修正の裏側」でも述べたとおり、当社は現在、将来の成長に向けて積極的に投資を行っています。これは、バネを縮ませ、大きな跳躍の準備をしている状態に例えました。
つまり、グラッドキューブの今は、飛躍的な成長に向けた準備段階にあると言えるでしょう。
2025年度以降は、Web3.0、生成AI、DX開発分野に注力し、新たな価値を創造していきます。また、海外市場への本格的進出も視野に入れ、グローバル企業への成長を目指していくべく、準備に取り掛かる考えであります。
2025年度のグラッドキューブは、飛躍的な成長に向けた準備段階から、新たなステージへと移行します。
みなさまにおかれましては、今後のグラッドキューブにご期待いただけると幸いです。
みなさまが素敵なクリスマス、年末、そして新年を迎えられますように心よりお祈りいたします。
12月18日のYuki Yoshidaさんにバトンタッチいたします。
(ご留意事項) 本記事は、情報提供のみを目的として作成しており有価証券の販売の勧誘や購入を勧めるものではございません。