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「成長」意味のアップデート

2022年、考え方のアップグレートの最終章「成長のアップグレード」についてです。読んでいない方は、こちらからご覧ください。

貢献のアップグレードはこちら


画一のメガネの時代から、多様なメガネの時代変化の中で

「自分らしく生きていく」
「好きなことで生きていく」

という、メッセージを多く聞くようになりました。
これは、時代変化を捉えたインフルエンサーからのメッセージ。
多くの人々が、意識、無意識化での時代変化を捉えているのだと思います。

しかし、「自分らしく生きていく」にはどうしたら良いのか?

それがわからない人が、大多数ではないでしょうか?

ユーチューブなどのメディアで活躍する有名人が「自分らしく、好きなことでお金持ちになる」姿を見ても、その姿をそのまま自分に投影することはできません。

「自分らしく生きていく」為には
「成長」という考え方、パラダイムのアップデートが必要なのだと思っています。

成長というパラダイムの変化

画一メガネから多様メガネへ、前提が大きく変わった時に成長というパラダイムはどのように変化するでしょうか?

10年後の未来が想像できず、画一的な正解が分からない中で何に向かって進めばよいのか分からない。

あるべきGOAL姿を解像度高く描けない。というのが画一メガネから多様メガネの変化です。

画一メガネ→多様メガネの変化を、成長のアップデートに当てはめて考えてみると

目標思考→目的思考
GOAL思考→アップデート思考(終わりがない)

ではないかと思います。

GOALが明確であるという事は、同じ道を辿った人がたくさんいる。
その中で磨かれたベストプラクティスがある程度明確にある。それに従うことが目標に達するための最短距離になる。

古い「成長という考え方、パラダイム」の中には、「効率的に最短距離で」という考え方が必ず含まれます。

一方、図に書いたように新しいパラダイムでは
「不明確な目的」方向に試行錯誤して進んでいくという道を通ります。

分かりやすく明確な目標と比較すると、成長の速度において

「情熱的になりにくい」

という明確な弱点があるように思います。

実際、一昔前の高度経済成長の時代を描くドラマや映画のような情熱を現代で感じることは少なくなっているように思います。

目的や、目標を達成するために、情熱は非常に重要な要素だとすると「情熱的になりにくい」という問題は、考えたいところです。

この部分は、後半に少し触れます。

考え方パラダイム、こじれてしまっている。

成長のパラダイムを考えてみると、皆こじれてしまっているなぁ。と感じることが多いです。

本当は大きな変化成長をしたいけど、変わるのが怖い。
やりたい事に没頭する生き方に憧れてはいるけど、頑張るのは嫌だ。

新しいパラダイムの情報に触れながら、古いパラダイムで勉強や人生を強要されてきたせいで、自分で自分の整理がついていない人が多いように感じます。

「成長したいですか?」という質問は

古い画一メガネの人に問われているのか?新しい多様メガネの人に問われているのか?によって全く意味が変わります。

様々なSNSやメディアで、新しい価値観を仕入れている若者が、現実世界で出会う

「古い価値観の画一メガネの人」に

「成長したいですか?」と問われた時に、大いなる違和感を抱くのは無理ないと感じます。古いパラダイムの人は、「とにかく一生懸命頑張れば、道は開ける!」と無邪気に語ります。

新しい多様なメガネの、成長の考え方、パラダイムは
「自分の本当に大切な美学や目的に基づいて、日々没頭し、常に変化する社会の中で変化する自分を楽しむ。」
というような事だろうと思います。

こんな生き方を体現している人は実は多く存在していると思いますが、地味で、発信も少ないのでモデルケースを見つけることは困難です。

抽象的な目的で情熱を持つにはどうしたら?

前項で、抽象的な目的よりも具体的な目標の方が
「情熱の力を発揮しやすい。」
それが多様メガネ、新しいパラダイムの弱点だ。と書きました。

冒頭に、そもそも「自分らしく生きる」ってどうしたら良いのか分からない人も大多数だろうとも書きました。

新しいパラダイムに即した組織づくりを考えている弊社が、内定者研修で最初に行うことが、まさに、
あなた自身の「抽象的な目的」「自分らしさの方向性」を明確にする研修です。

画一メガネ→多様メガネの変化の一番根底は

「あなたが何をやりたいのか?」
「あなたらしさとは何か?」

という問いに答えることです。ここを考えることが非常に重要です。
画一の世界では考えてこなかったし、考えることがマイナスに働いたので考える習慣がありません。

僕は教育大学出身なのですが、教員になる殆どの人が「教育とは何か?」「教育を通して実現したいことは何か?」という問いに答えられないのです。
そして、その教員によって私達は教育を受けてきました。

画一の社会で言われたことをやること、から
自分にとって大切な事。向かいたい方向、自分らしさを考えること。

これは実は、貢献のアップデートの最後にも触れた
自己変容 自己実現欲求レベルへの意識変化。
つまり自分自身の意識の変容を求められるのです。

自己実現欲、自分の人生を通して本当にやり遂げたいことを深いレベルで見つけること。自分の中に深く刷り込むこと。

この事ができるようになった時、前項で課題になった「情熱」を乗り越えることができるはずです。

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西坂勇人/GCストーリー
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