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ロックにやろう!Next10

コロナで価値観が変わり、この後どうやって生きていくのか?不安だったりモヤモヤしたりしている人も多いようです。

ロックにやろう!というメッセージで東北6県を横断した起業(挑戦)応援プログラムが開催されます。

開催に至る経緯が、不安な皆さんの参考になるのでは?と思いまとめてみました。

EOという組織


この話を理解して貰う前提に、僕が10年以上会員として参加させて貰っているEOという組織について説明させてください。
EOとはアントレプレナーオーガニゼーション(起業家の組織)の略で、年商1億を超えた創業マインドのある社長だけが入会を許可される団体です。

「ロックにやろう!」というメッセージで今後10年の起業家や挑戦を後押ししたいとプロジェクト『Next10』をはじめるのは、世界中に15000人200の支部からなるEOの東北支部(EO North Japan)です。


10年前の私たち


2020年には全世界200の支部の中で
「Best Chapter of the year 世界最優秀支部」に選ばれた東北支部ですが、2011年震災時にはまだ、支部として存在していませんでした。
今ではNext10を推進している中心の起業家メンバーも、ほとんどが震災によって壊れてしまった世界を前に呆然と立ち尽くしていました。

ある者はサラリーマンとして、ある者は今までのビジネスに壊滅的な被害を受けて。どうしたら良いのか?不安でモヤモヤした日々を過ごしていたのです。

今、コロナで失われた日常に立ち尽くす人々と10年前の私たちは同じではないかと思うのです。


モヤモヤとは何か?


10年前私たちは何に不安を感じモヤモヤしていたのでしょうか。そしてどうやって前を向いたのでしょう?

多くの失われた命
流されてしまった仕事
風評被害

取り戻せない日常と先行きの不安
「今まで通りの日常」には、もう帰れない。
「普通に考えて、人はもう来ない。経済的には立ち直れない。」

僕たちの心を支配する
「普通は」「今まで通り」という思考自体が自分達を停滞させモヤモヤさせていたのでした。

ゼロベースで考える起業家マインドとは真反対の現状維持思考。

ゼロベースで世界を見つめると、大きな変化には大きなチャンスが隠れているのです。

変化をどのような思考で見つめるのかによって現実は全く違った見え方をするのです。


起業家との対話


当時、東京と大阪にしか支部の存在しなかったEOのメンバーが東北の支援で選んだ活動は「対話」でした。

毎月のように東北に訪れては現在の東北支部のメンバーと「対話」を繰り返してくれたのです。
EOの平均年商は10億円をくだりません。メンバーの2割弱が上場会社です。
そのようなエネルギー溢れる経営者と「仲間」として「対話」することで僕たちが貰ったものは

「ロックな感性」でした。

「俺も本当は○○を成し遂げたい!」
「確かに一番大切なことは○○だ!」
「諦めるなんていつだってできる!」

『常識なんて糞食らえ!俺たちはこういうことがやりたいんだ!』


こんな気持ちが芽生え、2014年に日本で3番目の支部として東北は立ち上がったのです。
そして2020年には世界一になったのです。


東北『だからこそ』


なぜ東北が輝きを発することができたのか?を考えると東北「だからこそ」を考えたことが大きいように思います。
ついつい東京と自分達を比べて「まだまだ僕たちなんて」と考えるのが東北人気質だと思います。

東北で震災を経験したからこそ、僕たちができることはなんだろう?
そんな議論を重ねてきました。

『俺たちはどうありたいのか?』

震災に直面し、震災に恨みにも似た感情でモヤモヤした感情を持っていた私たちは、震災を経たからこそ自分達は

『人間として本当に大切なことを大切にする生き方を発信できる支部でありたい』

との思いから支部のビジョンを

『真善美』としました。
「人間として正しく、他人の為に尽くし、美しい生き方」です。

これは他の支部とは明らかに一線を画すビジョンです。


これからの10年



10年前、途方に暮れていた私たちは
東京や大阪の起業家と比べたら、まだまだ小粒かもしれません。
だけど、
「俺たちにはやりたいことがある。」

愛すべき東北の、これからの10年を地域のみんなと繋がって、今度は俺たちが『ロックな感性』を伝える役割を果たしたい。

そう考えてNext10ははじまりました。
私たち自身もコロナによって打撃を受け、業績も決して順調ではありません。
完全にボランティアの、この活動を「本当にやるのか?」

キックオフでの僕の問いに、10人を超えるメンバーが、全会一致で1人1人、強い想いを語るところからこのプロジェクトはスタートしました。

常識で考えたら、まずは自分達が安定することを優先すべきかもしれません。

『常識なんて糞食らえ!俺たちはこういうことがやりたいんだ!』

起業家だけでは社会は変えられません。だけど、ロックな感性がなければ「普通」で「今まで通り」な日常に飲み込まれてしまうと思うのです。

震災10年。これからの東北を見据えた活動がはじまります。
ロックな方、ぜひお集まりください!


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西坂勇人/GCストーリー
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