悪を撃ち貫くメタルヒーローを描く物語「カラーレス」
今回紹介する漫画は「カラーレス」。作者は本作が連載デビューとなる超大型新人のKENT氏。
太陽フレアの影響で地上から色素が失われ、人類が異形化してしまった500年後の地球が舞台のガンアクションです。
主人公となるのがアヴィディア。
アイアンマンのようなパワースーツを常に身に纏い「イオドプシー教団」と戦う科学者である。
この作品は世界に”色”が失われ、それ故に色そのものに超兵器並みの強力なパワーが宿る世界観であり、色の持つ力を使って世界征服を行おうとする
教団を止める為にアヴィディアは日夜研究を行い戦い続けている。
主人公のアヴィディア自身にも謎が多いが、性格は科学者らしく理知的、
常に落ち着いた雰囲気ではあるものの正義感は強く、「静かに燃える漢」的なハートの持ち主というカッコいいヤツ。
言うなれば”精神を病んでないバットマン”、”綺麗なアイアンマン”みたいなものだろうか。
そして彼は教団がらみの事件を追う最中、教団に攫われていたという不思議な少女に出会う。
彼女の名は「智慧」。
最初は彼女の顔は仮面で隠されていたが、その素顔は今は失われた旧世界の人類の顔だった…
上記でも語った通り、この作品の人類は災害により異形化(といっても人型を保っていて精神にも特別大きな影響はない模様)しており、それ故に我々と同じ旧世界の人間の顔(体)を持つ者はいない。
なぜ彼女が異形化していない過去の人間の姿をしているのか…理由は分からないが、教団は智慧の持つ秘密に興味を持ち彼女を誘拐したようだ。
アヴィディアは智慧を救う為、彼女を自分のアジトへと匿う事に。
智慧は見た目通りの良い子で、何も言わなくても掃除をしたりお茶を淹れてくれたりする嫁の鑑系なヒロイン。( ^ω^ )
そんなアヴィディアも彼女の服を買う為に女性物を扱う店に単身で向かい、店員やお客さんに不審がられたりと面白い姿が見られて、この作品は
カッコいいデザインやアクションだけでなく、何気ない生活においてギャグも入れてきて凄く楽しいです。
しかし、そんな微笑ましい日常が続くはずもなく…
忍び寄る教団の魔の手…
次々とやってくる強力な刺客…
智慧を守る為、そして教団に立ち向かう為にアヴィディアは科学者としてのスキルを駆使し、様々な新兵器を作って対抗していく事になる。
(まさしく戦う天才博士)
というのが、この作品の基本的な内容です。
絵柄やカッコいいメカデザインを見て分かる通り、硬派な内容のヒーロー物となっていて、アメコミのような表現にも関わらず特撮ヒーロー的な演出も上手くて凄く面白い。
その出来の良さから「人形の国」や「シドニアの騎士」で知られる
弐瓶勉先生も推薦しています。
今回はここまで。
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