【メンヘラゲイ向け】やる気もモチベーションもキープするためのシンプルテクニック
『これがしたい!』と強く思ったことを、『やっぱやーめた』と言ってやめてしまった経験、ありませんか?
自分はこのパターンものすごくたくさんあって、めっちゃ悩んだ派の人間です。
こんなふうにモチベーションが一気に上がった後、一気に急降下することっていろんな場面で経験するんじゃないかと思います。
今回はこのモチベーションの乱高下の仕組み、そして、人生における重大局面でどんな選択が後悔しにくいかに、ついてお伝えします。
過去『やっぱあれやっとけば良かったなぁ…』という場面を何度も経験した記憶がある方、要チェックです。
やる気がガタ落ちする仕組み
Aさんは夜中によく考え事をするタイプ。
その夜たまたま考え事をしていたらめっちゃいいアイディアが出てきて、『よしこれ、明日の朝資料にまとめよう!』と意気込んで寝ました。
翌朝起きたら、『あれ?何であんなに気合い入れてたんだ自分…』と意気消沈してしまったそうです。
こんな経験したことのある方、きっとたくさんいると思います。
まずはこのテンションが上下する仕組みについて解説します。
結論から言うとこれ、人間に備わった「恒常性」によるものです。
恒常性とは「欠けたもの、失ったものを元に戻そうとする働き」のこと。
このnoteではよく出てくる「現状維持バイアス」に近いものと考えてください。
人は常にできるだけ今と同じ状態をキープしたい、キープできるように思考し行動しています。
この性質のお陰で、気分やテンション、モチベーションが一気にグッと高くなると、それを脳が「変化」と見なして元に戻そうとする働きが起きます。
その結果、上がったテンションが一気にグッと下がってしまう、というワケです。
この仕組みは無意識に行われています。
なので、テンションやモチベーションを無理やり上げても結果に結びつかないことが多い。
結果が出せないのでメンタルも安定しません。
こういう点で、ムリな気分のコントロールはあまり意味がないんです。
理想としては、ムリにアップダウンさせず、いつでも「ON」の状態にしておくことです。
やる気をキープするための秘訣
常にONにしておくのはなかなか難しそう、と思う方もいると思います。
そういう方は、まずは自分のしたいことや願望に耳を傾けることから始めてみましょう。
やる気のアップダウンがあるのは、常日頃から「やりたいこと」と「やりたくないこと」が目の前にある状態。
そのどちらかを無意識のうちにチョイスしてる可能性があります。
この「やりたいこと」の方に意識をしっかり向けましょう。
そして「やりたくないこと」に対しては、『自分はやりたくないんだ』という意思を確認できるようになっておきましょう。
ここで大事なのは、自分の意思に逆らわないことです。
目の前のことに対して、自分がどう感じているかを確認するクセを付けておきましょう。
「やりたくないこと」を絶対やらない、というワケではありません。
社会に出てると「やりたくないこと」でもどうしてもやらないきゃいけない状況って多々ありますからね。
ただ、「やりたくないこと」を「やりたくないと気づかず」に漫然とこなし続けていくと、心がどんどん死んでいきます。
少なくとも『あ、これは自分はホントはやりたくないんだな』と気づけることが大事です。
逆に「やりたいこと」を『やりたい!』と気づけるようになることは、やる気やモチベーションを一定にキープすることに役立ちます。
これも以前お話しましたが、「気づく(aware)」というテクニックです。
今この瞬間、自分が何を感じてるのかをいつでもモニタリングできるといいですよ、ってことですね。
この手の無意識下の行動の選択って、いろんなバイアスに支配されています。
で、そのたくさんのバイアスが自分の行動にブレーキをかけてることが非常に多いんですね。
こういうバイアスから解放されるためには、「気づく」ことが第一歩になります。
やりたいことをやって後悔を減らす
「やりたい」「やりたくない」に気づけるようになったら、次のステップです。
目の前の選択肢のから「やりたいこと」の方をコツコツこなせるようになりましょう。
これ、「自分らしさ」を発揮させるためにかなり重要な行動です。
周りのいろんな声に流さない。
自分の中の思い込みやバイアス、恒常性にも左右さない。
その上で、その瞬間に思い描いたことを行動に移して、形に残したり結果を出したりできるようになりましょう。
こうなると、「やりたいことができた!」という達成感が生まれるだけでなく、「やらなかった後悔」の数も確実に少なくなっていきます。
「やりたいこと」を思いついても、「やっぱやーめた」とブレーキをかけたりキャンセルしたりするのは、達成感の阻害と後悔を生み出します。
やる気もモチベーションも上下しやすくメンタルも安定しません。
人のする後悔のうち70%は「やりたかったことをやらなかった後悔」です。
つまり「やりたいこと」をやらないでいると70%の確率で後悔し、メンタルが病んでいくってことですね。
逆に言えば「やりたいこと」を勢いでやっても30%の確率でしか後悔しないし、メンタル面でも健全さが確保できそう、ということです。
ここでの「やりたいこと」というのは、人生の中の大きな転換期での選択肢はもちろん、日常の中で起こる「これ食べたい」「あそこ行きたい」のようなごく小さい身近な選択肢も同列で考えてもらってOK。
だから、日々自分自身の「やりたいこと」には耳を傾けておくことが大事なんです。
自分もこの「やりたい」「やりたくない」にホントに忠実に耳を傾けられるようになってから、世界が広がった気がします。
このnoteを始められたのも、「やりたい」にちゃんと耳を傾けられるようになったからです。
今まで本当にたくさん後悔をしてきたので(特に人間関係で)、もうこれ以上同じことを繰り返さないために、「やりたくない」ことには耳を貸さず「やりたい」と思うことに全力投球できるようになりました。
やる気は思い切って出してもOKな理由
とは言え、人が全ての欲求に忠実になったら、カオスなことが起こることは目に見えています。
犯罪を犯さない範囲であれば問題ないかな?
『迷惑かけちゃいけないよな』とか『周りにどう見られるかな』とか考えちゃうこともあると思いますが、この辺りは意外と無視して突っ走っても平気なことが多いんです、実は。
理由は、他人は自分に意外と無関心だからです。
周りの人が別に何とも気にも留めてないようなことを、自分自身で抑え込んで行動に移さないまま悶々としてたら、勿体ありません。
最初はちょっと怖いかもしれませんが、「やりたいこと」は一度一歩踏み出してやってみるのが良いです。
さっきも言ったように、後悔のうち70%は「やりたいことをやらなかった後悔」だからです。
それでも気になる場合は、「やりたいこと」をどういう形で行動に移すかいろいろ考えてみることをオススメします。
例えば『美味しいものが食べたい』とか『楽しい空間で過ごしたい』とか「やりたいこと」があったとして、これらは、
『美味しいものが食べたい』
→ 高級リストランテを予約して食べに行く
→ 馴染みの居酒屋でいつものメニューを頼む
→ 実家に帰って親の手料理を食べる
『楽しい空間で過ごしたい』
→ 友だちを誘ってカラオケに行く
→ 計画してテーマパークに行く
→ 自室で好きな音楽をガンガンかけて没頭する
こんなふうにいろんな形で行動に移せます。
こういう試行錯誤ができるようになると、より満足感や達成感が味わえるようにもなるのでオススメです。
やる気は抑え込まずに解放する
まとめます。
大事なことはやりたいという衝動を無理矢理に抑え込まないこと。
自分の声に素直に、周りに流されずに、自分らしい選択で毎日が過ごせるようになると、見える景色はかなり変わります。
まずは日々のちいさな「やりたいこと」をコツコツやり遂げていくことから始めてみましょう。