変わるべきもの、変わらなくていいもの、変えてはいけないもの
時代の変化とともに、急激に様々なことが変わっている。便利になりすぎていることもあるのではないか。そして、便利になることで得られる物もあれば、失っている物もあることに気づくことが必要な時代になったと感じる。例えばをあげればキリがないが、携帯電話(インターネット)の発展はすさまじいだろう。SNSが普通の生活になり誰でも記者のように投稿できたり、現地に行ってもいないのに行ったような錯覚におちいる事さえある。カメラの性能も高く何でも写真におさめて投稿する風景はいわば日常になってる。一見、楽しい生活になっているように感じるが、失っているものも多いのではないか。直接人と会って話す楽しさや感動を画面から感じる事で満足しているように私は感じる。そうは言っても私もその1人だ。しかし、4年ほど前に訪れた鹿児島県の離島「与論島」での出来事が忘れられない。与論島に訪れた理由はここでは述べないが、何の情報も無しに無計画で訪れた。離島ということで海は綺麗なんだろうな、生活は不便なんだろうなと漠然にはイメージしていたが現地についてみると想像をはるかに超えた現実があった。上手く言語化できないので野球選手のイチロー選手の言葉に共通する部分が多いのでお借りする。
スマホなんかで調べれば、色々なことが分かる時代になりました。大リーグに挑戦したわけなんだけれども、外に出て初めてわかる事、調べれば知識として分かることであっても、行ってみてはじめて分かることってたくさんあって、それは野球の狭い世界だったんだけれども。やっぱり外に出て、傷つくことだってあるし、楽しいことももちろんいっぱいある。勉強することもいっぱいありました。それを知識としてもっておくのではなくて、体験して感じてほしい。それで自分なりに解釈して、自分が育った日本という国は素晴らしいということを外に出ればすごく感じると思う。そういう経験を将来、みんなにはしてほしいなというふうに思います。
今まで当たり前のものというのは、決して当たり前ではないというふうに気づく。価値観が変わるような出来事を、みんなに体感してほしい。スマホで調べたら分かる知識ではなくて、自分で調べて自分の目で見る。色々なところに行くことも大事だし、人の話を聴くことも大事。(一部抜粋)
何が述べたいのかというと私の経験はイチロー選手の経験と比べるに値しないことだが、現地に行かなければ分からないということだ。どんなに便利になって、インターネットが普及しても足を運んで得た知識や匂い、感動や感覚、出会う人、労力は何にも勝ることはないだろう。五感をはたらかせ得られるものは時代が変わっても変わらないだろう。そんな事を忘れないで生きたいし大事にしていきたいと思う今日この頃!!「変わるべきもの、変わらなくていいもの、変えてはいけないもの」自分の感覚を研ぎ澄まそう。