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まともに推すと気持ち悪がられるんじゃないか?と一歩引くゲイの推し活

俳優やスポーツ選手、アイドル、アーティスト。僕はゲイなのでやっぱり好きになるのは同性である男性。
ファンになって推したい!!!という気持ちが大きくなるのと同時に、でも本人は男のファンなんて嬉しくないだろうし…とちょっと一歩引いてしまいます。

ノンケ男子にとってみれば男のファンは嬉しくない?

僕はラグビーや野球、空手や柔道、ボクシング、プロレス。スポーツ選手を好きになることが多いです。
スポーツ選手は特にノンケノンケしてる男が多めなので女性ファンにはうきうきで対応していても、男性ファンには塩対応っていうこともしばしば。
プロの選手なら結構男女関係なくファンサービスする選手も居ますが、中には男性ファンの、特に性的に観られてしまうことに嫌悪感を抱く選手もいなくはありません。
だから好きな気持ちをうかつにSNSでも特定できる名前で書けないし、SNSでも鍵付きのアカウントでしか好きな気持ちをつぶやいたりできません。一部の過激なファンが性的な表現で、選手にとっては侮辱にあたってしまうこともあるからでしょう。
ノンケ男子にとって見れば興味のない男から、ウキウキで来られてもうれしくないんじゃないかな?と考えてしまうようになりました。

ファンミーティングとか握手会も参加したい!

野球やラグビー、プロレスなどは特に結構ファンとのイベントが盛んに行われています。トークイベントのあとに記念撮影ができたり、サイン会があったり、握手できる機会もあります。
ここでも、「でもな〜、男の、しかも30代のおっさんゲイにがいっても嬉しくないし、キモチワル!って思われるんじゃないかな?」といつも考えすぎてしまいます。
普段は人の気持ちなんてわからないし、どうでもいいって思ってるのに尊敬するような人に対しては少し考えすぎてしまいます。
本当は女子ファンのようにキャーキャーしたいし、大ファンです!!かっこいい!!とか言いたいんですが、なかなかそこがまだ踏み込めないところです。推し活したいのになんでこんなに隠れなきゃいけないんだか……。

本当の気持ちを隠さないといけない

とはいえ、握手会やサイン会、ファンミーティングなど参加することは結構多いです。ラグビーの試合でもファンサービスで一緒に写真を撮ったり握手ができたりします。
その時に本当は「めっちゃかわいいと思ってます!」とか言いたいんですが、全然言えない感じ。
あ〜!もう!本当の気持ちはこんなところでも隠さないといけないんだ〜って思うとマイノリティって面倒臭い!って思いますね。
日常の生活から、かわいい!かっこいい!イケメン!っていう気持ちはうちに隠して生きてるのに、推し活でも隠さないといけないなんて……。
せっせとファンクラブに入ってグッズも全部買ってるし、試合を観に行ったりするのにこの気持は永遠に隠す。ゲイの生きづらさを妙なタイミングで感じました。

舞台上の仲野太賀くんを観すぎない

考えすぎ!!と友達にも言われたんですが、以前仲野太賀くんの舞台を見に行ったときも太賀くんが話してないシーンでも、1秒でも長く太賀くんを観ておこう!っていう気持ちと「なに?あのおじさん、めっちゃ観てくるじゃん」って思われないように一応他の俳優を観たりしていました。
たぶん、舞台上の俳優さんは観られててもなんとも思ってないとは思いますが、僕はこういうときにも不快に思われないようにしないと。って自然に気持ちを隠してしまうようになっていました。
ゲイに対する偏見をストレートな人に訴える前に、自分でゲイに対する偏見を強く持っています。
まずはゲイのゲイに対する偏見もなくさないといけないのでなかなか難しいですよね。

ゲイのお客さんも歓迎です!と言ってほしい

最後に。僕のすごいワガママなんですが、ゲイのお客さんも大歓迎です!ファンならどんな人でも歓迎です!とスポーツ選手も言ってくれないかなあと思っています。
そうしたら僕も思い切って推し活できるので今の何倍も散財できそうです。自分勝手ですが、たぶん大谷翔平くんは「全然、どんなファンでも平等です!」と言ってくれそうだなって思っています。
大谷翔平は天使ですもんね。

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