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面倒くさいことから逃げたゲイが落ちる先

正直、毎日仕事、家事、人付き合い、やらないといけないのに楽しくないことってたくさんありますよね。
それって実は1つ1つは小さなことで、それがゴミのように溜まっていくと汚いものがどんどん溜まっていくようになると感じます。
面倒だと放っておいた部屋の掃除みたいなものです。
少しずつ日々やればそんなに大変じゃないのに放っておくと汚れやものがたまってきれいにするのは大変ですよね。
そんな面倒くさいから逃げたゲイの落ちる先というのをテーマで記事を書きました。

新鮮な10代〜20代は放って置いても大丈夫

著作者:pressfoto/出典:Freepik

ゲイの業界もノンケと同じく旬があります。何も努力せずにちやほやされるのはだいたい10代〜20代です。
年上のゲイのみんなは可愛い子やイケメンには甘く、なんでも肯定してくれがちです。
それはあなたのプロフィールやルックスに興味があって、「そうだよね!○○くんの言う通りだよ!」と同調してくれます。
若い頃、特に20代までって放って置いても賞味期限がまだまだあるので新鮮や野菜と同じです。
だから面倒なことも結構放っておいても大丈夫です。
将来のことも、仕事のことも、恋愛もなんか適当でもなんとなくうまくいってるような気がします。
面倒だし、いいや。そういうことが許されるのが30歳までだと経験上思います。

店子(フリーター)から定職に戻れない理由

著作者:drobotdean/出典:Freepik

面倒くさいから逃げる一つに例をあげるとするなら店子、フリーターから定職に戻れないという問題です。
店子とはゲイバーで働くスタッフのことを指していて、多くの場合はフリーターです。
一度店子をやって生活している人はなかなか昼職と呼ばれるような定職、所謂朝の9時に出勤して夜まで働く。というルーティンがうまくいかない傾向があります。
それには理由があります。

なんだかんだでラクできる

店子の仕事は僕も週5でやってた経験もあり、その大変さはよく理解しています。お客さんも色々な人がいるし、人付き合いは大変です。
ただし、一方で楽できるところも多くてそれに甘えることが「普通」になってしまうとなかなか昼職に戻れないようになってしまいます。
例えば、ちょっとした遅刻も謝れば済むこともあるし、突然体調不良で休むこともできます。
時給なので別に給料が出ないだけで欠勤だからなんとかっていうことにもなりません。
ちょっと今日は二日酔いだし、昨日はかなり遅くまで飲んじゃったし…と理由をつけて休んだり遅刻したりすることも容易なんですよね。
しかも、お客さんも友達が来てくれたり、自分が楽できそうな人を呼ぶことでかなり楽に仕事することができます。
カラオケやお酒をお客さんと楽しんで給料ももらえるっていう一面もあります。もちろん、大変なお客さんの相手もしないといけないです。
ですが、やっぱり今思っても会社員よりも正直楽できる、責任感が少ないという傾向はあります。
結局、面倒くさいを許されやすいように僕は感じました。

面倒くさいことは蓄積されて身につく

著作者:jcomp / 出典:Freepik

考えるのが面倒くさい、やるのも面倒くさいことってたくさんありますよね。
将来のお金の計算、勉強、仕事、10年後20年後の将来のこと、老後のこと、将来の夢のこと…どれもやらないといけないことなのに日本は平和なのでなかなか考えない人も多いです。
それに困ったら適当に政治家や国のせいにすればいいんです。とにかく自分のせいじゃないっていうことにすることで面倒くさいことからも心理的には逃げられます。
ですが、面倒くさいで避けていたことはなくなっていません。結局どんどん蓄積されて自分の身についているんです。

30歳を過ぎたあたりに人生が積む

著作者:krakenimages.com/出典:Freepik

30歳を過ぎたころから、楽して面倒くさいことを避けて遊び呆けて暮らしてた人ってだいたいが不満を抱えて生きています。
きらびやかなゲイバーで、ママをしていた人がバイトでフリーターをしながら実家ぐらし。SNSではみんなにちやほやされていた人がフリーターで場所なし足なし。
だんだん30歳をすぎると新たな挑戦、勉強はもっと面倒くさいし、体力的にできなくなっていきます。
30歳から新しい仕事にチャレンジって残念ながらよっぽど努力家じゃないと難しいです。
それは考えてみれば当たり前で、30代から新しい仕事の勉強しても企業側が雇うなら新卒に決まってますよね。
僕の職業であるデザイナーでも34歳未経験のデザイナーと、22歳未経験の新卒デザイナーならほぼ後者を採用しますよね。
例外があるのであれば相当な実力がある場合です。未経験なのに、こんなにスキルがあるの!?という奇跡レベルで勉強をしている人くらいでしょう。
だから30歳になったら本気を出す!みたいなのって要するに今は面倒だから…と放って置いたから今更もう遅いんですよね。
しかも、そういうゲイってなぜか心が幼い人が多くて、話をしていても「え・・・?」って思うくらい幼いですし、考えが甘い傾向があります。なんとなく読みかじったSNSのニュースを深く読み込んでないから的外れだったりするし、トンチンカンです。
怖いことに、意外とゲイの人って将来のリスクヘッジも全くなくて、貯金もゼロ。みたいなこともあります。

問題を後回しにすればするほど心地の悪いところに落ちていく

著作者:macrovector/出典:Freepik

今が楽しければいい、と問題を後回しにすればするほど居心地の悪いところにどんどん落ちていきます。
僕も20代前半はまあ楽しければいいし、フリーターでもいいでしょ。くらいに思っていました。
しかし、実際にはそんなに甘くないです。
同年代はどんどん責任感のある仕事をして、楽しく仕事をして更に良い給与をもらっていきます。
毎日毎日だんだん理想と現実の差に不満がでてくるのに、結局面倒なのでレモンサワーを飲んで愚痴ってるだけなのです。
問題をちゃんと整理して、どうすれば理想の自分になれるのかちゃんと設計して毎日を過ごさないとどんどん居心地の悪いところに落ちてしまいます。
僕は20代のころに、30代なのに貧乏で文句を言ってゲイバーに着てる人、もっと40代50代なのにそういう人も見てきました。
逆に30代で海外旅行したり、おいしいものを食べたり好きなことに時間をつかって、好きなことを仕事にして毎日たのしい暮らしをしている人も見ました。
それはその人が努力したかどうか、というところが肝なんです。なので僕は26歳の頃、好きなことを仕事にするために勉強して仕事もプライベートの時間を削ってまで自分なりに努力して修正しました。
残念ながら10代から努力してた人にはもう遅れが埋まることは一生ないでしょう。

目の前の楽しいことだけをしても一時的に満たされるだけ

著作者:rawpixel.com/出典:Freepik

なんか将来の不安って漠然とありますよね。でも、それを一つひとつ紐解くと意外と問題は可視化できます。
僕の場合は、「老後の生活費」「病気になったときのお金」「働けなくなったときの生活」「本当にしたいことをするためのお金がほしい」「好きなことを定年まで続けていたい」「両親の老後のお世話をするための費用」などです。
僕の場合はお金で解決できることがほとんどです。
だけど、若かった僕は「あ〜なんかお金ってすぐなくなるし、なんか不安!もう考えたくない!いいや飲んで楽しいことだけしよ!」そんな感じです。
結局は問題を直視せずにレモンサワーと一緒に忘れてしまおう!と逃げていました。
それは問題は結局消せず、一時的に満たされるだけだったんです。

生きているというより毎日死に近づいている

僕は中学のとき、野球部の仲の良かった友達が亡くなった経験や、親友が病気で亡くなったという経験をしてきました。
毎日なんとなく生きているときにふと思い出すんです。
「今は生きているんじゃなくて、1秒ずつ死に近づいてるということ」
交通事故や、事件に巻き込まれたり、病気になったり…この記事を書いたあとに僕が死ぬことも全然ありえます。宝くじがあたるよりも確率は高いでしょう。
なんとなく毎日だらだらしているとき、だめだめ!できることをなんでもしようと思うようにしています。
最近ではブログを書いて発信することをしたり、イベントの企画をしたり、勉強をしたり、本を読んだり…無駄な時間を過ごさないようにしています。
毎日どんどん細胞も死に、体は衰えています。明日は必ずは来ません。それを毎日意識することを忘れないようにしたいです。
問題から逃げて、居心地の悪い愚痴だらけの塵溜めに落ちていかないように。

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