奇々怪々な出し物として使われるLGBTQ+という存在
東京レインボープライド然り、各企業や政党でも昨今では「LGBTQ+に理解のある私達です」みたいなものを謳っていることが多いです。
そういうときに「本当に?」と感じることが多いんです。
TRPでも企業一覧を見て、それぞれの取り組みページを見ましたがどれも美しくきれいなんですがそれって普段は全然見られないような部分。
なんとなくLGBTQ+が大きな組織の武器の一つになってるんじゃないか?と疑問に思うことがあります。
弱者を守っている人というステッカーをもらうための活動に見える
TRPに参加してもわかるんですが、協賛している企業にはプラスイメージがありますよね。
また、参加した企業にはTRPでLGBTQ+にも理解のある企業として世界的にもいい印象を与えることができます。
今は会社に投資してもらうためにはSDGsの取り組みをしているということはかなり重要な指標となっています。
そのためSDGsの中にもある5番目「ジェンダー平等を実現しよう」17番目「パートナーシップで目標を達成しよう」は大切です。
協賛するためにお金を支払ってブースやパレードで参加すればこの2つを表面的にはクリアできる。
取り組んでます!というWebサイトを作って一応その制度を作っておけば2つもクリアになるので結構ハードルが低い。
TRP参加は権威付けのための存在
モンドセレクションやグッドデザイン賞、No1表記と同じくロゴを使用したり、参加してることをアピールすることに意味があるのです。
◯◯でNo.1、なんとか賞受賞、なんとかに参加しています!これらは広告を作るときにも鉄板と言われている権威付け。しかも日本人はこういうのにかなり弱いです。
ヨーロッパではランキングを見て、何かを選ぶような人が少なくてランキングとかは全然見られないそうです。アジア人は大衆が好むものはいいものと思う傾向があることに対しヨーロッパでは「あくまで自分」が大切。
だから他人に思いやるためにマナーを守る日本人とは違うのです。
それは本当にスローガンに賛同しているわけじゃない
「変わるまで、諦めない」というスローガンであるTRPに対し、参加企業はどうでしょう。本当に賛同していますか。
SDGsの中から2つの項目「ジェンダー平等を実現しよう」「パートナーシップで目標を達成しよう」が外れてしまっても本当にここまでの協賛は集まるんでしょうか。
先進国で、かつ社会主義国家ではない日本だからじゃないでしょうか。社会主義国家に仮に日本が転化したとして企業の担当者はそれでもTRPのスローガンといっしょに戦ってくれますか。
TRPに参加してなかったLUSHは同性婚の実現のための活動をしています。こういう企業が本当に僕らゲイと同じ気持ちで戦ってくれる企業なんじゃないでしょうか。
TRPに協賛している企業の多くは「とりあえず取り組みしてる」というのが多くないでしょうか。
「奇々怪々な弱者を守ってますよ」という看板は武器になる
どうしても参加企業のWebサイトを見たりしても、胡散臭いチャリティの取り組みのページを見ているような感覚になります。
それは24時間テレビのような感じ。障害者を使ってお金を集めるような感じ。
あくまで健常者が、「こんなに弱い人に我々健常者は協力してあげてる」から募金しようよ。みんなでかわいそうな人たちを守ってあげようよ。
そういう声が聞こえるようです。
もう弱者でも何でもないようになってないか?
正直、普通に生活していて誰がどういうセクシャリティかってどうでも良いんですよね。
この人は年下好き、この人はこういう人が好き、そういうことって日常で僕はどうでもいいと思っています。
そりゃ、学生時代に恋バナをしたり、家族に彼氏のことを話したりできたら楽かなって思うことはあります。
とはいえ、ゲイやLGBTQ+がマジョリティになることは100%に近い確率でないでしょう。歴史上ないので人間のマジョリティがLGBTQ+になることはありえない。
だから特殊な性の形であることは変わりないのでそりゃ男性で男性が好きっていうと「え〜!」という反応になるのは変えられません。だってマイノリティなんだから。
そこで差別が生まれないようにするというのは賛成です。
一方でマジョリティと同じような扱いというのは果てしなく難しくないでしょうか。本当に求めてる権利は自分だけのためじゃないものか、今一度注視したいです。