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俺が気に入らないからお前も直せ!X(Twitter)で変なゲイおじさんに絡まれる話

みなさんはX(Twitter)を使ってますか?匿名でいろんな人の意見や声を聞けて、自分も自由に発信できるツールとして日本でも人気です。
それはゲイ界隈でも同じですね。
僕は発信も多いことからか、嬉しいことにフォロワーも少し多めです。
その結果いろいろな人が目にすることも多いのかやたらとおじさんに絡まれます。そんな体験をせっかくだから体験談としてまとめました。


ヤフコメもおじさんが多い?

ネットでは自警団のような存在っていますよね。その代表がヤフコメ勢だと思っています。
自分のなかの正義、正解と違ったら他人であってもガンガン首をつっこむ。「俺が苦労したのに若いものが楽してるのは許せない!」「俺が苦労したらお前も苦労すべきだ!」みたいなところが代表的な思想でしょう。

実際にヤフコメの年齢層や性別層をデータ化したものもあります。

男性が80%以上、男性の35歳〜40代が最も多い

所謂おじさんがかなり多いです。これって実体験でもありませんか?嫌われもののおじさんって自分の認めるものだけしか許さなくて自分の範囲外はすごく嫌がります。それをわざわざ声に出すのでどんどん嫌われるんですよね。

20代と10代は最も低く、高齢になるにつれて比率が高くなる

それを最もよく表してるのがヤフコメだと思います。
他人のことに首をつっこみ、自分の話にもっていくそんな人。

X(Twitter)でもDMでわざわざ注意してくるのは100%ゲイおじさん

僕のアカウントは嬉しいことに数千人、1万人を超えたフォロワーがいます。ほとんどのフォローしてる人はだいたい普通に面白いゲイが多いです。
みんな自由に発言してるのを自由に楽しむのがそもそもTwitterの思想です。

発言に対してわざわざDMで注意してきたり、挙げ句の果てには鍵アカウント(プライバシーのために承認した人しか見れない状態にしているアカウント)の投稿をスクショして自分の畑で批判します。
LINEやゲイアプリのスクショを晒して批判することもありますが、あれって「こういう人がいるから気をつけて!」ではなくて、自分が気持ちよくなりたいからなんですよね。
「見て!俺はわるくないよね!?俺が正しいよね!」と自分のフォロワーに見せるのです。そりゃあそんな自分の畑だとみんな同意するでしょう。簡単に言ってしまえば内弁慶なのです。
そうした場所で、みんなに同意してもらったり安っぽい共感を得ることで小さな快楽が生まれます。(参考学術記事:自己意識の心理学 - ‎梶田叡一 )(参考記事:ネットに晒す人たちの心理とは

Twitterは最初こんなに難しくなかった

数年前からTwitterが大衆化したことで大量のおじさんが流れ込んできました。おじさんもスマホやアプリを使いこなせるようになったからでしょうか。
僕がTwitterを始めたのはサービス開始からすぐで2009年12月です。その当時はTwitterはみんな自由にみんながなんでも呟ける空間でした。
2009年時点では日本語対応していなかったためその後日本語対応することで幅広い日本人に普及していきました。
アーリーアダプタから深いキャビズムを経て、アーリーマジョリティに広がりやがてレイトマジョリティにも伝わり今ではライフラインの一つとも言えるくらいに成長しました。

その成長と普及によって生まれたのが「自分が思う正しくあるべき」ものから、外れてしまったものはなんとしても叩く、叩いて良いものだという文化でした。

Twitterを見てて、この人と意見が違うなって思うのは当たり前ですよね。100人いれば100人の思想、100人の意見が無数に広がるわけです。

なのに我が意見と食い違うや否や、尤もらしい自分の正義を着飾って徹底的に攻撃をするのです。

怖いことにその人の周りにいるのも似たような自警団です。本人らは正しいことをしていると毛頭信じているので気持ちよくてたまりません。最近では迷惑な世直し隊と揶揄されることも屡々。

顔出ししないおじさんからDMが来る日々

DMで色々な意見をもらうのは全然僕はかまいません。僕は顔を出して責任をもって発言しているので間違っていることを訂正してもらえることもTwitterの良さかなと考えています。直接言ってくれる分に関しては全然構わないんですが、僕が顔出ししないゲイおじさんに疑問だと思っているのは3つです。

  1. 攻撃的で稚拙な言葉使いで誹謗中傷する必要性

  2. 投稿をコントロールして削除を要求すること

  3. プライバシーのためポストを非公開しているのにスクショで晒すこと

上記3点については必要性には疑問を感じます。ちなみに非公開ポスト、所謂「鍵アカウントの投稿を晒すこと」はプライバシー侵害に当たります。(参考:ツイッター「鍵アカ」の内容を晒す行為に違法性はあるのか

また個人的には批判おじさんの気になる点は3つあります。これは個人の感想です。

  1. その正義や正しさは人に求めるべきなのか

  2. 「そういう人もたくさんいる」と多数派意見だと偽る

  3. その世直し行動は本当に必要なことなのか

上記3点については次に意見を一つずつ述べます。

その正義や正しさは人に求めるべきなのか

自分の中の正義は勿論僕にも存在しているし、電車で隣に座ってる人にもあります。家族のなかでも母の正義と、父の正義は異なることもあります。また、同じになることもあります。
僕がDMなどを通じて批判して戴く毎に、これはあくまで個人の感想であってそれを制限する必要あるのかっていう話です。
例えば僕は◯◯な人が嫌い!ってツイートすると「そういうと見た人が不快に思うから消したほうがいい!消せ!」みたいなことです。
それって逆に自分が同じ立場になっているのに気付いてないんでしょうか。不思議な体験です。

「そういう人がたくさんいる!」と嘘をつく

僕は「みんなそう言ってる」という嘘をつくひとを人間的に信頼していません。みんなそう言ってると発言する人の発言は全然みんなが言ってないことが多いからです。
これは要するに予防線なんでしょう。結局一人では渡れないのです。
自分が過激な発言や攻撃をするとき、一人で立ち向かうより目に見えない盾があるほうが気楽ですもんね。批判おじさんは一人では戦えないんでしょうか。
もし正しく言うならば「僕の友達の◯◯さん、△△くんも同じ意見でしたよ」という感じでしょうか。

その世直し行動は本当に必要なことなのか

僕が矢張り最も疑問に思うことは「それってあなたの人生に必要な時間?」ということです。
所詮他人に使う時間です。僕は自分の利益にならない時間が人生で最もストレスを感じます。今この記事を書いてる時間も、言語化することで批判おじさんを理解するための自分のための時間です。
僕は他人が間違った発言や行動をしていても態々”世直し”としてDMやリプライ、引用RTで批判なんでしません。それをしたところで人は変わりません。批判してるあなたが変わらないんだから無駄です。
そんなことをしてる時間があれば本の1冊でも読めば良いし、勉強するべきです。僕はその行動の根底にはお節介があるのではないか、と考えています。お節介と世直し隊、自警団の心理的快楽は近いように感じます。

誰もが批判おじさんという”化け物”になり得る

散々批判ゲイおじさんの生態や疑問点などを言語化してみましたが、紐解いていくと誰でもなり得ることということに気付きました。
マナーを守らない人が許せない、折角僕が守って居るのに他人は守らないなら許せない。そんな感情になることは誰しもあるんではないでしょうか。
そうなると僕も批判ゲイおじさん、ヤフコメ炊きまくりおじさんになり得るということです。
そうならないためには若い子には比較的備わっているスルースキルを会得する必要があるのでしょう。

なぜ若い子は批判おじさんと違うのか?

僕は予予、気になっていることがあります。
それは”なぜ若い子は批判的な行動をする人が少ないのか”という点です。
僕は経験上、注意されたり批判される殆どの場合「年齢が年上」若しくは「顔も出さずアイコンも誰だかわからない人」です。
若い子で顔出ししている子で、批判を繰り返す人って僕は攻撃された経験も有りません。
なぜでしょうか。
僕が日々、様々な記事や実際の体験をもとにして考えるに「若い世代ほど自由を重んじている、文化の変化」ではないかと思います。
僕がまだ学生の時代、初めて就職した頃は日本ではまだまだセクハラもパワハラも一般的で、テレビでも普通でした。
それが現代では人権についてかなり日本国民の意識も高まり、人を尊重する文化が根付いてきています。
つまり「そういう人がいてもいいよね」という考えが根付いてきている、生まれた頃からそうである。因って「色んな人がいて、多種多様な生き方があって良いよね」そういうマインドが若い世代には根付いて育っているんはないでしょうか。
だから若い世代はLGBTQに関しても保守とは違い、寛容な傾向にあるのではないでしょうか。(参考:18歳以上30歳未満の男性で賛成が75%、反対が20%/18歳以上30歳未満の女性で賛成が91%、反対が4%

もしも誹謗中傷、批判に悩んだら

僕は他人に興味を抱くことが少なく、他人に時間を使う事を最も嫌います。なので誹謗中傷や批判をされても寝て起きれば「まあいっか」と思えます。
しかも、そういう体験があるとブログやnoteのネタになるので美味しいなと思うほどです。
しかし、僕と同じではない人も勿論居ます。そんな誹謗中傷や批判で悩んだらまず感情的に返信することはやめましょう。
だいたい、誹謗中傷や批判する人は火傷するくらい熱々です。
それと同じように熱くなってしまうと火傷するだけです。
まずは一旦スルーして、時間を置いて返信してみるのはどうでしょう。
批判や誹謗中傷する自警団おじさんはたいてい自分を認めてもらいたいので肯定してあげても良いです。
しかし、それだと返信も面倒だと思うのでミュートが一番です。ベストはブロックです。
ミュートだと相手は永遠に此方から見えないのに時間を使って必死に叩いています。
人生でその時間で凄く意味ない時間だと思いませんか?ブロックだと相手にわかるのでミュートでスルーしてしまう。これが個人的にはベストだと思っています。

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