【子供に多いスポーツ障害を知ろう!】

こんにちは。
以前、娘がAdoの“新時代”を歌っていたところ、「英語で歌えるなんてすごいね!」と褒めたら、どうも曲のスピードが速く口が回っていなかっただけらしく「もうパパの前で歌ってあげない!」と怒られた永田です。


今回のテーマは、

【子供に多いスポーツ障害を知ろう】

です。


「オスグッドやシーバーってほっといたら治るんでしょ?」

とよく聞かれます。

結論から言うと・・・

治りません!!!

なぜならば、症状が治まったとしてもスポーツ障害になる
【原因】を掴めてないことが多いから
繰り返してしまうのです。

今回は、

3大スポーツ障害と言ってもよいほど相談の多い

オスグッド病

シーバー病

シンスプリント

を用いながら解説していきますね。


オスグッド病いついて
成長期の子供に一番多くみられるのが、“オスグッド病”
10~15歳の成長期の子供アスリートに多く、
特にサッカーやバスケットボール、陸上競技の
子供がなりやすいです。
膝の屈伸運動の繰り返しで太ももの前にある筋肉(大腿四頭筋)が
膝の下の骨(脛骨粗面)を引っ張って痛みや腫れを
引き起こしてしまうものです。
特徴は、変形して盛り上がった脛骨粗面は大人になっても
残ってしまうってこと。
大人になっても、正座の時に脛骨粗面が床に当たると
痛みを感じる事もあります。

チェック方法
・膝下の突起部分(脛骨粗面)を押すと痛みを訴える
・膝下の突起部分(脛骨粗面)が腫れている、出っ張っている
・スポーツ後はさらに痛みが増す


シーバー病について
別名 シーバー病 踵骨骨端症とも言われています。
オスグッド病よりも若い年齢、8~15歳の子供に多く見られます。
特定にスポーツと言うよりも、練習量が多い(オーバーユース)が
原因になることが多いですね。
まだ成長中で、完成されていないかかとの骨(踵骨)が
アキレス腱や足底筋膜に繰り返し引っ張られ炎症を起こして
しまうものです。
特徴は、骨が大人の骨になると発症することが自然と
なくなります。
逆を言えば、成長期が終わるまでは何度も発症することが
あるって事です。

チェック方法
・かかとの後ろ側(アキレス腱付着部)を押すと痛みを強く感じる
  (かかとを摘まむように横から押しても痛みは感じない)
・特に朝、「痛い!」「足がつけない!」と訴えることがある


シンスプリントについて
脛骨過労性骨膜炎とも言われます。
スポーツ全般でよく見られるスポーツ障害ですが、
ジャンプを繰り返すスポーツ(バレー、バスケ)に多く
見られるようです。
また、筋力の弱い女の子の頻度も高いようです。
すねの骨(脛骨)の表面にある皮膚のようなもの(骨膜)が
炎症を起こして浮いてきてしまうものです。
わかりやすくイメージするなら“水ぶくれ”みたいな感じですね。
特徴としては、疲労骨折にもっとも移行しやすいってことです。
早めの判断と治療が必要になります。

チェック方法
・すねの内側(脛骨内側縁)を下から上へたぐっていくと
 シンスプリントを起こしている場所で痛みを訴えます
   ※必ず左右行って比較しましょう
   ※練習・大会が続き休みがない、練習が最近ハード、
    こんな時は日々のチェックをするようにしましょう!

こどもアスリートとの日々のコミュニケーションの中で、
是非、チェックを取り入れて、早期発見・予防を
していきましょう!


さて問題は、

“なってしまったらどうするか?”

ですよね。

多くの病院や治療院では、解説の中に出てきた筋肉や
その周辺に治療アプローチをすると思います。
もちろん、適切です。

でも、ここで疑問を持ちませんか?

“なんでうちの子はなってしまうの?”
“なんで繰り返しなってしまうの?”
“通院しているのになかなか治らない…” って。

単に子供のからだの大きさや強さってだけでなく、
スポーツ障害を発症する子供には共通の大きな【原因】が
あるのです。

それは、

『からだの歪み』

です。

からだが歪むことで全体のバランスが崩れます。
それにより、筋肉や骨に負担がかかるように
なってしまうのです。

そんなからだの状態で日々のスポーツや運動で
繰り返し負担がかかることがスポーツ障害の原因に
なってしまうことが多いのです。

多くの場合、この『からだの歪み』にアプローチをしていないから
痛めている場所に対しての負担を変えられず、
症状が変化しなかったり、頻繁に繰り返してしまうのです。


まとめると、

スポーツ障害になってしまった場合は、

痛みの出ている部分【対処】

からだ全体の歪み【原因】

両方から同時アプローチしていくことが大事です。

早期改善と予防が同時に行えるのです。


さあ、お父さん、お母さんコーチ!

我が家のこどもアスリートのメディカルチェックを

定期的にしていきましょう!



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