研究補助の仕事とは…?
研究/開発補助の仕事について語りたい。
実は探せばけっこう求人がある。どんな仕事をするのでしょう。
研究補助と開発補助は「補助」なので、知識もなにもそんなに不要です。
大学で少しかじってたとかだと諸手を挙げて歓迎されると思う。
メインで開発する人達や研究する人達がいて、その手足となって動き回る人達が補助職員です。
時給高めで競争倍率低い
未経験でも年齢いってても(わりと)入れます。
採用率高いんじゃないかと思う。
なんなら求人だしたところで、永遠に応募者がこないのもザラ。
そう、応募者がこないのです。
現場は万年人手不足。
私の地元比べとなりますが、一般事務職よりも給与平均額は高いです。
パート採用/派遣形態もまあまああります。
時給単価が相場より割高で未経験可で応募かけても、応募者数が少ないミステリー。
これは求職者側の心理的ブロックがあるようです。警戒心が働く。
内容が難しそうとか、時給が高いから難しそうとか、とにかく難しそうが印象として優先するっぽい。
そんなわけで一般事務職に比べるとですが、たぶん競争率は低いです。
内容ってどんな
会社によって様々だとは思いますが、おそらく補助職は2タイプに分けられます。
技術者をサポートする開発補助と、研究者をサポートする研究補助。
私はどちらもやりましたが、誰と仕事するかが最も肝です。
技術者も研究者もコミュニケーションが下手くそな人が多いです。
社交的な人もいますが比率としては少ない。
じゃあ悪い人かっていうとそういうわけでもなく、こっちから話しかければ話してくれるタイプが多い。言葉数が多くないんですよね。
仕事内容も1から10まで説明はまずしてくれないので、こちらからガンガン突っ込む必要があります。
業務自体は黙々作業ですが、疑問点解消に動いてくコミュ力は必要。
どんなに話しかけづらくても、聞かねば自分の仕事が前に進まないこともあるので、相手の感情はフルシカトして突っ込んでく必要が年に数回程度発生する。
コミュ力に不安がある方は補助職員がチームで動く職場がおすすめ。
チームリーダーがその手のことはほぼやってくれるでしょう。
下っ端はひたすら言われた作業をこなすのみ。RAKUDANE!
業務内容
開発補助は作業ですね。
開発補助もいろいろあると思うけど、言われたことをやるっていう。
指示の通りに機械をいじくるとか、指示の通りにモノを動かして耐久度を見るとか。指示の通り商品化する前のものを実際に使用してエラーがでないか見るとか。指示書に沿って作業していく感じでした。
難しいことはなかったけど、永遠に同じ作業を繰り返すこともあるので、飽きっぽい私にはキツかった。
何も考えなくていいから好きっていう人も同僚にはけっこういました。
あと肉体労働でしたね…。腱鞘炎率は高めだし、湿布の出番率も高い。
研究補助は研究員の実験のための準備片付けがメインです。
すでにルーティン/マニュアル化してるような実験作業は補助員もやったりする。
個人にかかる責任の負荷はこっちのがデカかった。
準備段階で、試薬の測量とか調液が入ってくるとなおさらです。
一個ミスると1日の作業全部ポシャるとかもあるし、年単位での連続実験の場合は数年モノの研究がポシャる可能性もある。
研究員大激怒っす。
私は研究補助職のが好きでしたけど、向き不向きはこっちのが多分あると思う。
募集要項で「お菓子作り得意な人歓迎!」って書いてあって、菓子作りって…って、同僚は笑ってたけど、確かにぜんぶ手順的には一緒だって私は納得した。笑
必要なもの全部準備して、計量して、手順通りに調合して、目的のものを作る。そして後片付け。
ひとつひとつは単純だけど作業量が膨大だったりもするので、けっこう時間に追われる毎日であった。
転職にそこまで困らない
事務職よりは困らない。
共通する作業はどこも同じなんですよね。
試薬の軽量、調液、PH計使ってたよーとか、無菌操作、ピペット使えるとか、培養できますとか、アピールできることがけっこう多くなります。
失敗できないっていう部分で、好き嫌い分かれると思うけど。
ちなみに私の今のパートもその分野。
もう時間との闘いすぎて、人間って4時間でこんだけの作業量こなせるんだ!って驚きの日々です。
8時間フル労働って逆に非効率なんじゃないかと思えてきた。
ヒマを潰すための仕事してる職場も今まであったから、実は週休3日を実現できる職場って潜在的には多い気がするんだが、どうだろうね。