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ワプニック博士が犯した誤り

noteを書き始めたころ、「コース学習における3つのルール」と題して、こんな記事を書いたことがありました。

① 努力しないこと
② 論理的に考えないこと
③ 頭を使わないこと

これが3つのルールです。

昨日のことですが、久しぶりに「愛のコース」を手に取り、読んでみたところ、こんなことが書いてありました。

このコースで必要なのは考えないことと努力しないことです。長々と学ぶ必要はありません。具体的なエクササイズも必須ではありません。このコースはあなたがまだ理解していない方法で達成されるものなので、理解する必要はないのです。これらの言葉があなたのハートに入り、あなたのマインドとハートの溝を埋めてきました。

『長々と学ぶ必要はありません。具体的なエクササイズも必須ではありません』

とあるのは、「愛のコース」は「奇跡のコース」の続編とされているからだろうと思います。

「愛のコース」には、次のような記述があります。

「奇跡のコース」は思考の逆転とマインドトレーニングのコースであり、アイデンティティの危機という狂気を指摘しながら、エゴが離さずつかんでいるものを取り除いていくものでした。このコースでは、真のアイデンティティを確立させ、エゴの支配を終わらせることを目的にしています。

ワプニック博士が犯してしまった誤りのひとつは、コースは論理的に一貫性のある読解が不可能なのに、無理やり、論理的に一貫性のある読解を試みてしまったところにあるのではないでしょうか。そのために、「聖霊はこの世界において具体的な導きは一切しません」、「コースの言葉を文字通り受け取らないでください」、「コースは隠喩で書かれています」などといった、コース本体には書かれていないことが、言われるようになってしまったのではないかと思うのでした。

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