年末なのでカレンダーの"日曜始まり?月曜始まり?論争"をマーケティングデータから終結させます
いろいろありすぎた2020年も12月を迎え、2021年には新型コロナウイルスワクチンが届くのだろうかとか、東京オリンピック・パラリンピックはどのような形で開催されるのだろうかと思いを馳せる時期になりました。年末の恒例行事として、カレンダーのやりとりが行われますね。
日本の月暦カレンダーには、日曜始まりと月曜始まりの2種類があり、多くの企業が制作するのは日曜始まりなのではないかと思います。ちなみに私が以前所属していたテレビ業界では、視聴率が月曜から日曜までという区切りだったこともあり、月曜始まりのものも比較的見られました。このように業界ごとの事情で流通の傾向も変わってくるものと想像しますが、一般的によく見かける日曜始まりのメリットとしては、このサイトによれば
一週間の準備をする余裕ができる
祝日の影響を受けずにルーティンを作ることができる
家族や職場のカレンダーとの同期が取りやすい
とのことです。一方、月曜始まりのメリットはこのサイトによれば
土日休みなので、月曜日スタートだと書きやすい
家族全員が土日祝日休みなので、平日5日と休日2日にまとまっていた方が記入&確認しやすい
子供の学校や私の仕事が土日休みという事で、土日並んでいる方が見やすい
とのことで、それぞれにメリットはありそうです。実際、多数決をとるとどのようになるのでしょうか?
今回、私はこれまでにもよく記事に登場させてきた2つのサイト、Yahoo!リアルタイム検索とGoogleトレンドを活用し、SNS(ツイッター)と検索両面から多数決をとることで、どちらか併存するこの状況に終止符を打ちたいと思います。
SNSデータから
Yahoo!リアルタイム検索で日曜始まり・月曜始まりそれぞれを調べたところ、
ツイート数では月曜始まり>日曜始まり
ポジティブ・ネガティブでも月曜始まりが優勢
となりました。
検索データから
Googleトレンドで日曜始まり・月曜始まりそれぞれを調べたところ、
僅差ではあるものの、青の月曜始まりが多いという傾向が明らかになりました。これは、普段目にするのは日曜始まりが多いものの、月曜始まりはないものかとの潜在的欲求が表出した結果なのかもしれません。
総括
2つのデータから、どうやら日本人は日曜始まりよりも月曜始まりを求めているのではないか?と言えます。長い間日曜始まりで制作してきたカレンダーを急に月曜始まりに変えることは難しいでしょうけれど、こうしたデータをもとに潜在ニーズに応える企業が出てきても良いなと思います。
あなたは日曜始まり派ですか、月曜始まり派ですか?
お読みいただき、ありがとうございました。
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