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社会増達成はたった●県📣2023年都道府県別転入超過数ランキング📣総務省発表最新人口移動報告より📣住みたいまち、人口を増やす難しさ

 2024年1月末、総務省より住民基本台帳人口移動報告(速報)が公開されました。これは1年間の出生・死亡という自然人口増減と、いわゆる引っ越し(転入・転出)という社会増減を集計したもので、高齢化社会にあって出生数より死亡数が多くなってしまうのは地域を問わず仕方ありませんが、社会増減は地方自治体の政策の良し悪しや発信力にも関わる部分であり、関連する公務員における仕事の成果のひとつとして検証する必要がある指標のひとつであると言えます。

 今回は、都道府県別にどれだけ他県から転入者を呼び込み転出=流出を上回れたかにフォーカスし、ランキング化してみました。計算方法は単純で、転入者数ー転出者数の引き算です。そのため、数値がプラスの都道府県は「転入超過」であり、マイナスの都道府県は「転出超過」となります。

2023年都道府県別転入超過数ランキング(🔼前年比順位アップ、🔻ダウン)

1位 東京都 68285
2位 神奈川県 28606
3位 埼玉県 24839
4位 大阪府 10792 🔼
5位 千葉県 4785 🔻
6位 福岡県 4387
7位 滋賀県 12
8位 沖縄県 -490 🔼
9位 山梨県 -586 🔻
10位 群馬県 -941 🔼
11位 宮崎県 -1111 🔼
12位 佐賀県 -1176 🔼
13位 奈良県 -1319 🔼
14位 宮城県 -1452 🔻
15位 栃木県 -1500 🔻
16位 熊本県 -1624 🔻
17位 鳥取県 -1756 🔼
18位 高知県 -1835 🔼
19位 富山県 -1862 🔻
20位 茨城県 -1863 🔻
21位 島根県 -1889 🔼
22位 長野県 -1928 🔻
23位 和歌山県 -2123 🔼
24位 石川県 -2461 🔼
25位 徳島県 -2557 🔼
26位 京都府 -2635 🔻
27位 鹿児島県 -2752 🔻
28位 香川県 -2784 🔼
29位 秋田県 -2909 🔼
30位 大分県 -3108 🔻
31位 福井県 -3408 🔼
32位 山口県 -3718 🔻
33位 山形県 -3853
34位 岐阜県 -4516 🔼
35位 岩手県 -4623 🔼
36位 愛媛県 -4779
37位 北海道 -5238 🔻
38位 岡山県 -5621 🔼
39位 青森県 -5656
40位 新潟県 -5850 🔼
41位 静岡県 -6154 🔻
42位 三重県 -6397 🔻
43位 長崎県 -6439 🔻
44位 福島県 -6579 🔼
45位 兵庫県 -7397 🔻
46位 愛知県 -7408
47位 広島県 -11409

 全国トップ3は昨年と変わらず東京都・神奈川県・埼玉県という顔ぶれで、関東圏への人口移動がコロナ禍を脱して顕著になっています。衝撃的なのは、全47都道府県のうち社会増を達成したのはわずか7都府県(東京、神奈川、埼玉、千葉、福岡、大阪、滋賀)で、前年の11都府県からも減少、勝ち組負け組の差がより開いたことも示しています。

 別の記事で公開している転入者数ランキングと比べて順位の変動は大きいですが、順位を上げたや社会増幅を増やした県は政策等が評価されてしかるべきで、下げたところや社会減となっているところはまだ向上できるポイントがあるのかもしれません。

 今回は転入超過数に焦点を合わせましたが、転入数のランキングもご用意していますので、そちらもぜひご覧ください。

 また、インスタグラムやYouTubeでは各都道府県における転入者数の多い市町村をお伝えしていますので、そちらもご参照ください。

 ちなみに「公務員のための新しい広報の教科書」「中小企業・個人事業主のための新しい広報の教科書」もぜひご参考になれば幸いです。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

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公務員のための新しい広報の教科書著者は元テレビ局員&地方公務員|西垣内渉
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