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【歌詞】セルロイドシティも日が暮れて

靴底をすり減らし
踊ってた 人ごみにまぎれ
ひとりぼっちの夜には
思い出たち 現れては消える
切れた時間 うまくつなげるなら
君と二人 見れる Revival

セルロイドシティも日が暮れて
おぉ ライトも
セルロイドシティも日が暮れて
おぉ かすんで

Mirror Ball , Pretender , Dance Floor , DJ Box ,
Guys and Girls , Bartender , Foreigner ,
Omnibus

終電の時刻には
ひとりふたり 人も消えてゆく
借りた時間 うまく返せるなら
君と二人 街は Swimming pool

セルロイドシティも日が暮れて
おぉ ライトも
セルロイドシティも日が暮れて
おぉ かすんで

~ 間奏 ~

セルロイドシティも日が暮れて
おぉ ライトも
セルロイドシティも日が暮れて
おぉ かすんで

Omnibus


栄七から、ピアノの演奏と鼻歌のメロディだけが入ったカセットテープを渡されて初めてこの曲を聴いたとき、「あぁ・・これは名曲だ・・」と思いながら、頭の中に暮れゆく街の情景が浮かんできたことを、今でも良く覚えています。
セルロイドシティという言葉で、「愛していた彼女の居ない街は、自分にとっては、もはや無機質な場所でしかない」ことを表現したかったのですが、ストレートな言葉で歌詞を綴る栄七は、なぜこんな回りくどい表現をするのか理解できないといった体で、完成するまでに随分議論した記憶があります。
作曲者の歌詞に対する考え方は人それぞれだと思いますが、彼からすれば、自分が精魂込めて作った曲の、まさに半身となる歌詞を委ねるという行為に対して、不安や期待、焦燥や葛藤など、様々な思いが入り混じっていたのだと思います。
完成した楽曲に正解や最適解などはないとも思うのですが、彼のそんな思いを、自分は書き手として受け止められていたのだろうか?と、もう何十年も経ったいまでも、ふと思う瞬間があります。
当時、六本木に「玉椿」というディスコが在って、栄七はそこでバイトをしていたのですが、この曲を聴くと当時の懐かしい場面が、オムニバス映画のように次々と頭の中に浮かび上がります。
歌詞の主人公は栄七をイメージして書いたのですが、その思いが彼に届いていたのか、届いていなかったのかは未だ不明です。もし、いまそのことを伝えられたとしても、
「店員のオレがフロアーで踊れるワケないやろ!」
と、的外れなツッコミを入れてくると思いますww

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