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コロナ禍での海外ホテル予約でagodaを選んだ3つのポイント

 外国のホテルをインターネットで予約しようと思った時,世の中には様々な宿泊予約サイトがあり,これまではBookingを愛用してきた.しかし,今回のタイ遠征の準備にあたり,久しぶりにagodaの宿泊予約サイトを利用してみて,いろいろ気づきがあったので,ここに記録を残しておく. 

 海外ホテルの様々な予約サイトを15年以上にわたり使い比べてみて,だんだんとBookingを利用する機会が増えた.その中でagodaという宿泊予約サイトは,10年くらい前に東アジア&東南アジアのホテルの予約で数回使い,数年前の中国遠征でも1回使った.Bookingに登録されているホテルはかなり多いのだが,稀にagodaでしか予約の取れない宿があった時などはそちらを使っていたという感じである.

★ポイント1:agodaのここが良かった~コロナへの対応

 まだまだ続くコロナ禍で旅程を検討するにあたり,agodaが圧倒的に使いやすく安心だったことはタイ旅行における「Travel & Goへの対応状況に関する情報」であった(「Travel & Go」は「Thailand Pass」の一環;タイ入国における「Travel & Go」の内容についてはThailand Pass公式サイトの説明に譲ることにしてここでは割愛).タイのホテルを予約する時,具体的に知りたかった情報は,掲載しているホテルについて

1.「Travel & Go」へ対応の有無で検索可能か(検索結果のページに含まれているか)
2.「SHA Extra+」認定を取得しているかどうか
3.「Travel & Go」に必要な検査パッケージとその料金等が予約ページで確認できるか&その費用内訳がどれくらいか

…である.宿泊に関する以上3点の情報の探しやすさ,わかりやすさ,明瞭さなどがagodaは優れており,今回利用した最大の理由である.1についてはホテルの検索の最初で「バンコク」「日程」「人数」を入力するとまずバンコク内で空き室のあるホテルが検索結果として表示され,そこから「Thailand Pass」への対応の有無で絞り込めるようになっている(なお,以下の3枚の画像はagodaにおいて4月16日から2泊・2名の設定で検索したページのキャプションで,オリジナルの画面をグレースケールに加工した上で,赤色の付記をおこなっている).

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 仮の日程を入力し,予約可能だったバンコクのホテル(4000軒弱)から絞り込んだ結果,検査に対応しているホテルは1割にも満たなかった…(約130軒)

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 絞り込んだページの検索結果で「RT-PCR検査」「空港ピックアップ」の2つに対応していることが一目で確認でき,各ホテルのページへ.すると「Test & Goパッケージ」という文字がある.この安心感!

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 検査パッケージには最低限「空港ピックアップ(数千円)」「RT-PCR検査1回/人(1.5万円前後)」「ATK検査キット1回分/人(数百円)」が含まれ,その費用の具体的な内訳は「今すぐ予約する」をクリックすると次のページでわかる仕組み.そして,パッケージの合計については案外ホテルによって価格差(数千円)があり,部屋代の価格とは必ずしも比例していないので,検査パッケージと部屋代以外の条件についても自分の希望条件(ホテルの場所・食事の有無・キャンセル期間の有無・部屋の設備など)を考えながら,いくつかの候補をリストアップ.

 ホテルの目星が付いたら,念のため「SHA EXTRA PLUS」としてそのホテルが登録されていることをSHA認定に関する公式サイトで確認しておいた.

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 そして我々の希望にあうホテルを予約完了.2人分の検査パッケージ&2泊分の宿泊代で3万円台であった.

 実は当初はBookingで予約するつもりでホテルを探したのだが,残念ながら以上の過程において必要な情報・検索がわかりづらかったのである.とくに3についてはagodaの圧勝であった.具体的にはBookingの価格表示では宿泊費のみと思われる安さで(1部屋1泊数千円),つまり検査一式の料金が含まれているとは考えにくい…検査パッケージ付きプランも見つからない…?ということは予約取った後,さらに交渉か連絡が必要なの?いくらかかるの?それがいつわかるの?…となってしまったのである.

 こうしてバンコクの宿泊予約はagodaでおこない,即時受け取った予約確認書にも検査一式の料金とその明細が明記されホッと一安心,となったのであった.予約確認書は日本語ベースで発行されるが,予約内容に検査一式の内容が英語でも付記されており,こちらも万全である.

★ポイント2:agodaのここが良くなってた~UIが使いやすく変わってた

 前述の通り,久しぶりにagodaのサイトを利用したわけであるが,以前に比べてUIがかなり変わった印象を受けた…いや,全然違うか?…というか,似たようなサイトを見たな…と思ったらるるぶトラベルと似てる…どうやらagodaとJTBが業務提携をしていたらしく,その影響かと思われる.昔のサイト(waybackにあったログの一例)も,宿泊サイトとしてとりたてて問題があるわけではなかった(よくあるデザイン構成だった).しかし現在のページを見ると明瞭な情報提供だけでなく,画像を使ったわかりやすさがそこかしこに感じられ,何というか,かゆいところに手が届くサイトに変わっている印象を受ける。

★ポイント3:agodaとBookingはそれぞれ利点がある~使い分けると良さそう

 agodaのサイトが以前に比べて使いやすくなっていることに今回気がついたわけだが,依然としてホテル予約で頼りにしているサイトはBookingであり,実際,今回もブリーラムで今度泊まるホテルの予約はBookingで確保している.ACL旅以外でも,好んで外国のあちこちを旅行をする我が家にとって,予約できる国・地域・宿泊施設が多いこと,表示される価格がほぼそのまま宿泊にかかる費用であること(*),いろいろな国の人が書き込んだ口コミの数が多くて見やすい(宿選びの助けになる)こと,そして会員ステージが上がっている(宿泊回数に応じてアップする)のですでにいろいろな割引の機会も増え,結果的にBookingのサイトが一番使いやすくなったし,今後も愛用するはずだ.(*:予約の手順を進めていくと,最終的によくわからない手数料や税金がだんだん上乗せされているサイトもあったのだ…)

 なお,agodaは気がついたらBooking Holdings Inc.の一員になっていたので,今は同じグループ内の別のオンライン旅行会社ということらしいのだが,UIなどいろいろが異なり,それぞれの使い勝手も特長も違っている.今後どのように変わっていくかはわからないが,agodaとBooking,価格だけではないいろいろを見比べながら,サービスを利用し,それぞれを使い分けていくことになりそうだ.

追記:「Travel & Go」とagodaが繋がっている?

 「Travel & Go」の申請を行っていたら,agodaで宿泊予約をしたか質問される箇所があった.どうも予約番号と照会して,何かをチェックしているような…agoda以外で予約しても大丈夫ではあるようだが,その過程を想像するとやはりagodaで宿泊予約をするのが正解なのかも…現在は「Travel & Go」の申請を終え,その返答待ちである.

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