メタディスクリプションって必要?その役割や効果を解説します!
まず、最初に話しておくと、メタディスクリプションはGoogleの検索順位に直接は影響しません。
つまり、メタディスクリプションにはSEO効果はありません。
メタディスクリプションにSEO対策目的でキーワードを入れても意味はありません。
じゃあ、「メタディスクリプションなんて設定する必要はなのでは?」と思われるかもですね。
ですが、不要ということではないので気を付けてください。
メタディスクリプションは必ず設定しておくべきタグで、検索順位に影響しないからと言って設定不要ということではありません!
因みに、タイトルタグについて詳しく知りたい方は、こちらのnoteも合わせてチェックしてください。
メタディスクリプションについて
(1)メタディスクリプションとは何?
メタディスクリプションとは、ページの説明文になります。
HTMLの要素の一つで、<head>~</head>内に以下のようなメタタグを追加します。
<meta name="description" content="ここに説明文を設定">
タイトルタグにはページのタイトルを設定するのに対して、メタディスクリプションにはページの概要(説明文)を設定することになります。
メタディスクリプションに設定した説明文は、Googleの検索結果に表示されます。
(2)メタディスクリプションの役割と効果
メタディスクリプションは、上記で説明したように検索結果にページの概要として表示されます。
つまり、「このページでは○○ようなことについてお話ししていますよ」ということをユーザーに伝えるのがメタディスクリプションの役割になります。
で、ユーザーは、Googleを使って検索した際に、タイトルだけでなく、この説明文もチェックして読みたいページを選択します。
その為、メタディスクリプションはユーザーのクリック率に大きく影響すると言われています。
つまり、ページの内容をユーザーに正しく伝えることでクリック率を上げることがメタディスクリプションを設定する効果になります。
ただ、メタディスクリプションの内容をチェックして「この記事を読んでみたい!」とならなければ、クリック率は上がりません。
ユーザーにスルーされるだけです。
また、メタディスクリプションと記事の内容がズレていると、ユーザーはすぐにページから離脱してしまいます。
あくまで、タイトルとズレが無いように設定してください。
実際、メタディスクリプションの内容を変えただけでクリック数が大きく増えたという声もよく聞きます。
(3)全く記事をみられていない場合、説明文を見直しましょう!
検索上位に表示されているのに、全く記事を見られていないことも良くあります。
この場合、Googleサーチコンソールなどで、記事のクリック率を確かめてみるのもおすすめです。
で、これはクリック率が非常に悪いということになり、かなり勿体ないことをしています。
このような状況では、まずはメタディスクリプションの説明文を見直してみるのも効果的です。
メタディスクリプションの内容に魅力を感じなければ、ユーザーにクリックして貰えません。
ただ、この辺は、正直、かなり難しいです。
ですが、少しずつ説明文を変えてみるなど試行錯誤しながら最適な説明文に変更していきましょう。
(4)メタディスクリプションは勝手に書き換えられることもあり
実は、メタディスクリプションのメタタグは、設定していなくてもOKという声もあります。
理由としては、メタディスクリプションが設定されなければ、Googleが勝手に最適と考えた文章を記事本文から抜き出して、説明文として設定してくれるからです。
ただ、実際には良く分からない文章を抜き出して設定していることも良くあります。
メタディスクリプションは必ず設定するようにしましょう。
で、問題は、メタディスクリプションを設定していても、Googleが勝手に説明文を書き換えてしまう場合があるということです。
これは、Googleのロボットがが「こちらの文章の方が説明文として最適なんじゃないの」と判断するためです。
ですが、こちらが意図した内容とは全く異なる文章がメタディスクリプションとして設定されてしまいます。
しかも、なんでこの文章?と思ってしまうくらいズレた内容を勝手に設定していることもあります。
この場合、「説明文が短すぎる・長すぎる」「説明文の内容が薄すぎる
」「説明文と本文の内容が合っていない」など、理由は様々です。
なので、説明文を見直してメタディスクリプションを設定し直しましょう。
(5)効果的なメタディスクリプションの設定
効果的なメタディスクリプションを設定する場合には、以下の点を意識しましょう。
80~100文字以内で設定する
記事の内容を簡潔に分かりやすく伝える
記事の内容と乖離が無いようにする
タイトルとセットで考える
メタディスクリプションは、120文字以内で設定することを推奨されている方が多いです。
というのも、長すぎると、検索結果に表示された際に、途中で説明文が切られて表示されてしまう為です。
このような感じで末尾に「...」を付けて切られてしまいます。
↓
ただ、実際には120文字でも途中で切られていることがほとんどです。
特に、表示できる文字数が限られているスマホだと120文字は多すぎます。
なので、メタディスクリプションは80~100文字以内で設定するのがおすすめです。
もし説明文が長くなりそうなら、より重要な内容を前半に持ってくること、途中で切られても大丈夫なようにしておきましょう。
また、記事本文の内容と乖離が無いようにして、かつ簡潔に分かりやすい文章を設定してください。
それと、メタディスクリプションは、タイトルタグとセットで考えるのもおすすめです。
検索結果に表示された際に、タイトルの内容を補完する形で文章を考えて、クリック率を上げていくのもおすすめです。
例えば、「評判どう?○○の口コミを10件調べてみた!」というタイトルで記事を書いたとします。
ただ、実際には○○の料金やサービス内容なども一緒にまとめていることもあります。
この場合には、メタディスクリプションで料金やサービス内容などもまとめていることを伝えるという感じですね。
↓
そうすることで、ユーザーには、「この記事には口コミだけでなく料金やサービス詳細についても一緒に確認できる」ということを伝えることができます。
欲張って、タイトルタグにキーワードを詰め込むのはNGです。
なので、タイトルタグにメインとなるキーワードのみを設定して、あとはメタディスクリプションで記事の内容を伝えるように意識しましょう。
メタキーワードについても解説!
かつては、必ず設定されていたメタキーワードについてもまとめておきます。
まず、メタキーワードとは、そのページがターゲットとしているキーワードを設定るタグです。
メタディスクリプションと同じメタタグの一つで、以下のように設定します。
<meta name="keywords" content="キーワード">
キーワードは複数複数設定することができ、その場合には「,」で区切ります。
<meta name="keywords" content="キーワード1,キーワード2,キーワード3">
かつては、メタキーワードもメタディスクリプションとセットで必ず設定していました。
というのも、このメタキーワードにも大きなSEO効果があったためです。
その為、今でもメタキーワードを設定しているWEBサイトも見かけます。
ですが、現在、メタキーワードは検索順位に一切影響しません。
Google自体も明言しており、設定しても意味のないメタタグになっています。
なぜ、メタキーワードにSEO効果が無くなったのか?
理由は、メタキーワードの悪用です。
取り合えずキーワードを設定しておけば、そのキーワードを読み取ってGoogleはページの評価を行っていました。
その為、そのページに関係のないキーワードでも検索対象となってしまい、正確な検索結果を返すことができませんでした。
また、低品質な記事でもメタキーワードを設定しておけば評価対象になってしまうので、次第にメタキーワードの内容は評価されなくなりました。
まとめておくと、「メタキーワードにSEO効果は一切なし」「メタキーワードは設定する必要ない」ということになります。