「みんなすごい!」

入院中に一番感じたこと。

「みんなすごい!」

ことあるごとに、そう思っていました。

お医者さん、看護師さん、サポートしてくれるスタッフさん等、病室で私と関わってくださる方は、もちろん接したときに「すごい!」と思うのですが。

例えば。

病院の食事を食べて、「調理師さんすごい!」「管理栄養士さん、すごい!」となり。

病室から廊下に出たときには、「手術した翌日から、歩き始めている皆さん、すごい!」となり。

自分が歩く練習をしているときには、卵巣嚢腫だけでも痛いのに、「赤ちゃん産んだお母さん、からだ痛いのに、赤ちゃんの世話もして、すごい!」となり。

売店に行けば「レジの人、気をつかってくれる、すごい!」となり。

この世の中に生きている皆様が、本当にすごい、と思うようになりました。

上から目線発言で申し訳ない。

そんな話を歩き始めた時に、付き添ってくれた看護師さんに話すと、

「あなたも、すごい人の仲間入りね。ほら、術後すぐに歩けてるわよ。」

なんて良い人なんだー!こんな看護師さんになりたい、と思ってしまったではないかー!(全然職種違いますが)

平々凡々の人生とよく言うが、そんな平々凡々ではなく、ひとりひとりが素敵な人生で、苦あり楽あり様々な経験をしているが、意外と乗り越えていけているんだな、と。

有り余る時間の中でいろいろな思考を巡らせているのでした。

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