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百鶴軒雑記#3 西川寧作品集
先日、『西川寧作品1976〜1989』を購入した。青闇先生の作品集は『墨ニュークラシック・シリーズ西川寧』(芸術新聞社)をはじめ、数冊持っているが、今回購入した作品集は、私が所持するものの中では最も大判である(ニュークラシックシリーズよりひとまわり大きい)。
そのせいもあってか、同じ作品を見ても迫力がまるで違う。墨の滲み具合もこちらのほうが鮮明なので、青闇先生の絶妙な滲ませ方には改めて感銘を受けた。
後半は画が掲載されている。青闇先生は激しいタッチで大胆な作品を書かれる印象だから、先生を知らぬ人は同じ人物の画とは思わないはずだ。それほどに繊細で几帳面とさえ感じる。ここ数年の西川門下生らの猗園書展において、ここに掲載されている画が賛助として飾れているのを見た。
機会があればご覧あれ。