見出し画像

【映画レビュー】機動戦士Gundam GQuuuuuuXは前半神 後半ゴミ【ネタバレ注意】

※本レビューはネタバレを含んでいます、映画未見の方はご注意ください※

なんとあの庵野秀明が脚本・製作をしているガンダムこと機動戦士Gundam GQuuuuuuXを見に行ってきた。

まあなんと豪華なカラー×バンダイ×東宝×サンライズの映画ということで非常にガンダムファンのみならずいろいろな層を巻き込んでおり社会現象と呼ぶにふさわしいブームとなっている。

そんなわけなんだが、本作はあの庵野秀明大先生がかかわっている作品ということもあり、俺にとってもチェックしなければならない作品だと感じ観に行った次第だ。

ではそんなわけで本作のレビューに入っていこう。


よかったところ


本作の真の主人公


ではまず本作の良かったところだが、前半部分は非常にできがよかった。

本作はなんとあの初代ガンダムの地続きの世界線のストーリーで、連邦がジオンに負けた世界線を舞台とした話になっている。

しかも前半の主人公はほとんどシャア・アズナブルだ。

さらにキシリア・ザビやマクベといった初代を観ているなら「ああこいついたな…」って程度に覚えてるキャラが21世紀の現在によみがえっている姿は正直感動すら覚えた。

今回は新世代ということでシャアをはじめ初代のキャラたちの声優は池田秀一ではなく、新世代の声優となっている。

しかしこれらの声優陣はハズレがほとんどなかった。

特に前半部分の主人公であるシャアは、次世代の声優もドンピシャではまっており池田秀一に非常に似ている声質となっていて本当に驚いた。

俺はガンダムシリーズのファンでがないけど、一応初代ガンダムは観ているのでなんとなく、シリーズのif物としてはなんだかんだで楽しかった。

というわけで本作の前半は地球連邦が負け、ジオンが独立していく世界をかなり短いながらも迫力たっぷりに描いている。

これをみてると初代ガンダムにおいてナチスや大日本帝国のメタファーとして描かれていたジオンがアメリカにみえてきて、逆に地球連邦はかつての覇権国イギリスをほうふつとさせてくるものがあった。

というわけで前半部分だけなら90点の映画

となっていたはずなのだが…そうはいかなかったのだ。


ダメだったところ


絶望的にかっこ悪い主人公機のデザイン

本作は非常にクールな前半部分から、後半部分はテレビシリーズとなる「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」の第一話が放送されることとなった。

なんとするといきなりキャラデザが昭和チックだった前半とは打って変わり、まるで「グレンラガン」みたいなキャラクターが出てきて、くだらない学園ドラマを始めるのだ。。

これがね…ヒジョーにつらいんですよ。

ノリがエヴァの日常パートみたいな痛さがある…もう本当に「早く終わってくれ」と感じた。

ここはゴミ過ぎるよ…。

おまけに後編パートの主人公が野暮ったすぎる。


華がない…

しかも、余計なことに主人公たちの住んでいるコロニーはまんまエヴァンゲリオンの第三新東京市みたいな場所で、主人公であるマチュ?とかいう女が住んでいるマンションがミサトのマンションに凄い似ているのだ。

おまけにおまけに…ご丁寧なことにマチュというキャラがお風呂に入るサービスシーンまで用意している!!!!

またかよ…もうやめてくれ、もういいんだよこれは…。

ここら辺はいかにもエヴァらしさが出ていたのでもうゲッソリとてしまった…。

もう思わず俺の顔はこれになってしまったよ…。

本当にやめましょう、こういうのは…。

もうエヴァは卒業しましょう!!!!

まあ、そんなわけでマチュ?まちゅ?だったかが、ガンダム同士で行われる地下格闘技に巻き込まれていくというのが後半の展開だそうだが、恐らくここら辺は「Gガンダム」を意識しているんだろうが、あの作品にあったわくわくさというか国家をステレオタイプにデフォルメしたキャラが登場するわけではないのでケレン味もない。

まあ俺はこれ続編みたさに「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」のTVシリーズを観たいか???といわれるとまあこういう感じですね。


悪いけど、庵野君、鶴巻君…僕はこの続きが気になるとは思わないよ…。


まとめ


そんなわけで本作は前半部分に限っては、マジで劇場で観に行く価値があるといえるのだが後半部分に関してはかなりキモくキツくかったるいといえるだろう。

とりあえずもう、カラーはアニメキャラに風呂入らせるのはやめてくれ。

点数は

50/100点

好きな人だけどうぞ…といった感じでしょうか。


いいなと思ったら応援しよう!