自宅で勉強する環境を整える手軽な方法
勉強する時に、カフェや図書館など人がいる環境の方が集中できるという人も多いと思います。
しかし、移動時間や費用などのコストがかかってためらわれたり、私のように田舎の地域に住んでいてそもそもそんなカフェや図書館が近くにないという人もいるでしょう。
そこで自宅でも集中して勉強できる環境を作るための簡単な方法を、視覚・聴覚・嗅覚の観点別にいくつかご紹介します。
色々試したり組み合わせたりして、自分にとって合うものが見つかるきっかけになれば幸いです。
視覚
まず基本として、勉強に関係ないものを視界に入れないようにします。マンガやゲーム、DVDなどですね。目に入るとそっちに気がそれる可能性があるので、見えないところへ移動させたり収納したりするなど整理整頓が必要です。
次に色についてですが、青い色が集中力を高めてくれるのは、ご存知の方も多いと思います。文房具や小物で青いものを近くに置いておくと勉強の効率UPが期待できます。
イマイチやる気が出ない時は、イエローやオレンジなどの明るい暖色を目に入れると気分が高揚します(長時間は逆効果です)。
色の効果については下の記事に詳しくまとめられているので、もっと知りたい方はどうぞ。
また、子犬や子猫など、動物の子供のかわいい画像を見た後は集中力が向上するという研究結果もいくつかあります。私も勉強を始める時のスイッチとして、好きな柴犬の子供の画像を見ていました。
最近では「一緒に勉強する動画」を色んなYoutuberの方がアップされているので、それを流しながら人がいる雰囲気を感じたり刺激を受けたりするのもオススメです。
好きなアイドルや俳優などの写真やポスターを貼って、「推しに見られているから、だらしない姿をさらすわけにはいかない」と自分を発奮させるやり方もあるみたいですね。
机の上か周りに鏡を置いて、頑張っている自分の姿を確認して自己肯定感を高めたり、自分の存在を疑似的に他人のそれのように感じることで、孤独感を和らげたりすることもできます。
一人で勉強しているのが寂しく感じてイヤだという方は試してみて下さい。
聴覚
勉強する時に静かすぎるのが苦手という方には、YouTubeで音を流しながら取り組むのがオススメです。
カフェの雰囲気が好きな人なら、定番の「カフェ BGM」で検索してもいいですし、カフェで聞こえる話し声やコーヒーを入れる音などが丸ごと収録された動画なんかもあります。
静かな方がいいけど無音はイヤという場合は、環境音がいいでしょう。
「環境音」に続けて「 図書館」や「学校」などで検索すると、その空間にいるような気分に浸れる音を聞くことが出来ます。ちょっと変わったところでは「街中の雑踏」なんてのもあります。
「環境音 テスト」では問題用紙をめくる音とペンを進める音だけがひたすら流れるので、模試や過去問を解く際に、本番に近い雰囲気を演出することもできます。
「波の音」や「小川のせせらぎ」などの自然音もオススメです。私が愛用していたのは焚き火の音でした(下にリンクを載せています)。自然音は受験だけでなく、大学に入ってから締め切り間際のレポートを徹夜で仕上げる時にも何度もお世話になりました(笑)
中高生の生徒によく質問されますが、音楽を流しながら勉強するのは経験上あまりオススメできません。特に歌は言語情報が入るので、集中力が分散してしまいます。ラジオ(的なものも含む)も同様です。勉強の合間の気分転換に活用するのには全然ありですが。
ただ、これは個人的な話ですが、数学の問題を解いている時だけは音楽を聴きながらでも集中出来ました。数学と音楽は、情報を処理する部分が右脳と左脳で違うからなのかも知れません。
私は数学が好きではなかったので、お気に入りのゲームのバトル曲をかけてテンションを上げながら文字通り格闘していました。数学が嫌いで気乗りしないけどやらなければいけないという人は、音楽ありで試してみてはいかがでしょうか。
嗅覚
最近は100均でも様々なアロマグッズが扱われるようになり、手軽にアロマを楽しめるようになりました。
勉強の集中力を高めたり回復するには
・ローズマリー
・ユーカリ
・レモン
・レモングラス
・ミント
などの香りが効果的なようです。
以下の記事に、勉強だけでなく安眠やストレス緩和など目的別のアロマが紹介されているので、ご参考にどうぞ。
アロマの他に、チョコレートの香りも集中力を高めるのに有効と言われています。勉強の合間のエネルギー補給に食べるのもいいですね。
匂いに敏感で、強い香りが苦手という方なら、窓を開けて空気を入れ替えるだけでも気分転換になると思います。
ここまで視覚・聴覚・嗅覚の観点別に色々な方法をご紹介してきましたが、工夫次第で他にもまだまだあると思います。自分に合ったやり方が見つかり、勉強の効率を上げるきっかけになれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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