【ゲートコロシアム】ヌケニンの運用について
【※注意!!】
・本記事の内容はシングルバトルでの運用を前提にしています。(ダブルバトルでのヌケニンは扱いが難しく、そこまで有用では無いため)
・ダブルバトルではCPUのAIが違う組まれ方をしていると思われますので、ダブルバトルでも同じように通用するとは限りません。ご承知ください。
以前のʚりあむɞ様リスペクトRTAでも大活躍だったヌケニン。
改めてヌケニンを使ってみて非常に便利で、中々に替えの効かないポケモンだなと実感しました。
一方で扱いの難しいポケモンであるのも事実なので、自分用のメモも兼ねてヌケニンの特徴や扱う上での注意点などを書き留めます。
【ヌケニンの構成・基本情報】
・シングルバトル
努力値: AS255
特性:ふしぎなまもり
持ち物:のろいのおふだ、キーのみ、カゴのみ
技:かげうち/あやしいひかり/シザークロス/③攻撃系マシン技
・ダブルバトル
努力値: AS255
特性:ふしぎなまもり
持ち物:キーのみ、カゴのみ、クラボのみ、チーゴのみ
技:シャドークロー/まもる/つばめがえし/③攻撃系マシン技
どちらの型も素直なAS振り。どちらも実用圏内ですが、ノーマルタイプへの役割を持たせたいポケモンであることを考慮するとシングルの方が扱いやすいです。
以下特筆しない限り、全てシングルの個体を扱うこと前提で解説します。
一応ダブルの方もまもるで様子見可能といえば可能ではあるのでお好みで。
・持ち物について
誰が使ってくるか分からないランダム技のいばる対策になるキーのみが1番有用。
特に役割対象であるヤドキングは確定でいばるを覚えている上にせんせいのツメで上から威張られることも多々あるため、これが無いと危険です。
シングル個体のみが持つのろいのおふだも明確な役割があり、攻撃補正と併せてかげうちで無補正フーディンを高乱数で落とせるようになります。
HP防御の個体値が最大の30の場合でもこの乱数。個体値が29以下になればより落とせる確率は高まります。(防御上昇の性格だと流石にキツい)
他は正直微妙。ねむりやまひは死に直結しませんし、やけどにしてくる奴は大抵普通に攻撃技でヌケニンを潰せます。
・ランダム技について
恐らくですがヌケニンのランダム技候補は11種となっています。
めちゃくちゃ強い!という程の技はありませんが、それでも強さはピンキリです。有用な順に上から記載。
-あなをほる-
恐らく1番有用。これがあるとまもるが無いシングル個体でも役割対象であるケッキングの様子見が可能になります。
他にもヌケニンに対してはランダム技でしか対応できる技の無いボスゴドラとジバコイルに対しても役割遂行できるようになるメリットはありますが、正直おまけです。
ランダム技の弱点技やちょうおんぱが危ないし、ラグラージがいれば怖くないし。
-つばめがえし-
次点で優秀。必中技なのでランダム技のかげぶんしんに臆することが無くなるのはとてもありがたい…
-みねうち-
あやしいひかりを習得している関係で、混乱自傷してもらうためのダメージ調整に用いれます。
急所、乱数の上振れにより想定外に倒してしまう事故を防げるのは割とバカになりません。
パーフェクト狙いのためにヌケニンを場に残したくなくて、かつ相手より遅いポケモンを交代で出したい…という時に役立ちます。混乱自傷まで上手く繋がるかは別として。
-シャドークロー-
威力高めな一致技ですが、これがあるからといって役割範囲が広がることはありません。急所技なのでとけるを3積みしたシャワーズをどうにかする時には役立つかも?
一応のろいのおふだ個体であればシザークロスの威力を僅かに上回り、最高打点技にはなります。
以下の技は正直ネタの域。
-ひみつのちから-
非接触技なのでピカチュウやエレブーに触りたくない時に。当たり前ですが「これでブーバーンのほのおのからだも怖くないぜ!!」などと思わないように!
エレブーの方はでんじはが確定枠にあるのであまり意味が無く、むしろランダム技のどくどくの方が怖いので自分からかげうちで触りに行くなり、(ピカチュウ相手には)シザークロスでワンパンするなりした方がいいと思います。
-ギガドレイン-
一応これも非接触。悲しいくらい火力が無いもののピカチュウなら倒せますし、エレブーもかげうち圏内くらいまでは行けそう(適当)
事実上唯一の特殊技かつシャワーズの弱点を付けるのもあって、とけるを3積みしたシャワーズへの最高打点にはなります。だから何なんだ。
-からげんき、いあいぎり、どろぼう、しぜんのめぐみ-
有象無象の平凡な技。
-ゆめくい-
ノーコメント。
【ヌケニンを使った立ち回り】
・無理な相手を知っておく
本作のシングルバトルにおけるCPUはこちらへのとどめをさせる場合1番目にある技から優先して使用するというルーチンが組まれています。
これによってどうなるかというと、1番目の技でヌケニンの弱点を突ける場合は必ずヌケニンに対して使用してきます。
また、タイプ相性で無効化される技は使おうとしてこないためノーマルタイプの技とかくとうタイプの技はヌケニンに対して使用する技の候補から除外されます。
こうしたポケモンに対してはヌケニンでは絶対に勝てないということをまずは頭に入れましょう。
勘の良い方は察せられるかもしれませんが、逆に言うとヌケニンの弱点を突ける技を持っていても技の配置順次第では見逃してもらえる場合があります。
例としてサンダースの場合、このようにシャドーボールではなく1番目に配置されているかみなりを使用してくれる場合があります。
当然ながらこのように的確にシャドーボールを放ってくることもあるため、ヌケニンを選出する以上は明確な退き先を必ず用意しておきましょう!
・ヌケニンを出すとAIが狂うのを知っておく
ゲートコロシアムのCPUは技の優先順位の他にもある程度の規則性があり、
・積み技を1段階分しか使わない
(くろいきりなどで能力を戻すと再度使い直す)
・状態異常,能力ダウン技をほとんど使わない
(キノコのほうしなど一部を除く)
…といった傾向にあります。
しかしヌケニンを視認してしまったCPUは途端にAIが狂ってしまい、ヌケニンが引っ込んだ後であっても積み技を限界まで積み出したり、積極的に状態異常技を使用したりするようになることがあります。
このような状態になったCPUからは、先程のサンダースのように2番目以降の技枠にヌケニンへの
有効打が配置されたポケモンであっても的確に
ヌケニンの弱点を突いてくることが多いため、CPUの立ち回りに不審な点が無いか常に注視する必要があります。
【ヌケニンに一切打点を持たないポケモン】
・グライオン
コイツ自体はスターミーで簡単に倒せますが、
いかく無効かつ技範囲が広い上、下手に隙を見せるとランダム技のつるぎのまいで舞ってくることがあり、受けるとなると中々困難です。
そんなグライオンに対して100%安全に受け出せるのは非常に大きい。
ただしランダム技がかたくなるorすなかけだと面倒です。ヌケニンを見てからこれらの技を使うと最大まで効果が出終わるまで延々と使い続けることが多いので、隙を見て他のポケモンに交代して倒しましょう。
・エルレイド
HB特化の周回妨害用ポケモンの片割れ。
4番目のランダム技にいばるやどくどくなどのヌケニンを倒せる技が入らないため安全です。
かげぶんしんやフラッシュには一応注意。
・ポリゴンZ
ランダム技がじこさいせいの個体に限り粘ってきますが、混乱させるなりPPを枯らせるなりすればいつか勝てます。
面倒なバフデバフが無いため1番楽に完封可能。
…はい、この3匹だけです。他のポケモンは多かれ少なかれ、4番目のランダム技により何かしら対抗手段を持つ可能性があります。
ただしナッシーも実質危険な要素はありません。
ナッシーはランダム技にどくどくやいばるが入る恐れこそありますが、先手を取ってシザークロス確定1発で処理できる上に爪、粉お香、襷鉢巻、
タンガのみといったヌケニンへの反撃を許す持ち物は一切持っていません。
交代側にどくどくをされると負けますが、ナッシーの火力や技範囲が裏目に出て、事前にヌケニンを見せてAIを狂わせていても素直に殴ってくることの方が圧倒的に多いため交代側のどくどくはほぼ無視してOKです。
【ランダム技に気を付ければ対応可能かつ レンタルする価値のあるポケモン】
・スターミー
ヌケニンを倒せる技:しぜんのめぐみ+ナモのみ
1番のカモ。ゲートコロシアム周回用に優秀な個体を是非とも確保しておきたいポケモンの1匹。
まずはヌケニンでスターミーを狩り、優良な個体を探すのが鉄板。
ナモのみ+しぜんのめぐみでヌケニンを倒しうる
可能性は秘めていますが、相当運が悪くないと
そこまで噛み合いません。
・キングドラ
ヌケニンを倒せる技:どくどく、いばる、あられ
ヌケニンを扱う上での1番の意義。みず+ドラゴンの範囲をまともに受けられるポケモンはヌケニンだけです。まあハピナスでも競り勝てはします。
あまごい個体なり対ミステリオ用のハバン+素早さ補正個体なり、優秀な個体のキングドラを厳選する上ではヌケニンが必要不可欠です。
ただしランダム技のいばる、どくどく、あられによりヌケニンを倒すことができるので使われないことを祈りましょう。キングドラに限ったことではありませんが、使ってくる時は使ってくるし、使わない時は使わない。
・ルンパッパ
ヌケニンを倒せる技:どくどく、いばる、あられ
キングドラと同上。ただキングドラと違ってルンパッパはヌケニンでなくとも対応しやすい上、第8セット2戦目のユレイドル対策用にどくどく個体が優秀なことを考えると、むしろヌケニンでの対処はしない方がいいかもしれません。
・ラグラージ
ヌケニンを倒せる技:どくどく、いばる、あられ
同上。ダブルの個体の方が扱いやすいのでシングルの個体を厳選することは少ないと思いますが、しんぴのしずくを持つ個体はシングルのみなので差別化はされています。
ちなみにじめんタイプですがすなあらしは覚えられません。何という良心設計…!
・ギャラドス
ヌケニンを倒せる技:しっぺがえし
ギャラドスは技範囲に隙が無く、ソクノのみを確定で持つためでんきタイプが対策として機能しなかったりと非常に強いため、大多数の個体を完封出来るのはとてもありがたいところ。
仮に持っていても運が良ければしっぺがえしを使わずにアクアテールを連打してくることもあるので、倒してから「あっ、コイツヌケニンに打点あったんだ…」となることも多いです。ギャラドスに限ったことじゃないですが。
・メタグロス
ヌケニンを倒せる技:がんせきふうじ、いわなだれ、つばめがえし、シャドーボール、しぜんのめぐみ+オッカorラム
ヌケニンを倒せる技の数はそこそこ。入る技の
候補も多いので体感そこまで持っていません。
むしろ1番の目玉であるだいばくはつ個体が欲しいのであれば、絶対にヌケニンを用いたいところです!
・ハッサム
ヌケニンを倒せる技:つばめがえし、どろぼう、なげつける、しぜんのめぐみ+オッカorラム
メタグロスよりもランダム技候補が少ない分こちらの方がややハイリスク。
持ち物候補がオッカ、ラム、おうじゃのしるしの
3つしか無いため、しぜんのめぐみ持ち個体は2/3の確率でヌケニンに打点を有しています。
ヌケニンに対する打点の半数が1回限りの持ち物依存のため、あなをほるで回避するか、他の手持ちに変えて様子見する手もあります。
しかし1番の目玉であるとんぼがえりはヌケニンに効かないため、やはりヌケニンで対応して損の無い相手だと思います。
-レンタルする価値は無いものの、ヌケニン抜きでの対策が困難な相手-
・カビゴン
ヌケニンを倒せる技:どくどく、いばる、すなあらし
ヨプのみが無くても一致インファイトを平然と
耐えるやべー要塞。
ランダム技のいばる、どくどく、すなあらしが危険かつ、ゲンガーなどでも攻撃技は完封出来るので対策として最適解なポケモンという訳ではありませんが、それでも大抵の個体は大丈夫。
かげぶんしん持ちでたべのこしまで持ってると投げ出したくなります。
・ケンタロス
ヌケニンを倒せる技:かえんほうしゃ、だいもんじ、がんせきふうじ、いわなだれ、ストーンエッジ、しっぺがえし
4枠目のランダム技候補が多すぎてヌケニンを倒せる技もしょっちゅう入ります。
AIの関係でとっしんで無駄に突っ込むことはしないため、ヌケニンに退いてなおとっしんを続ける個体はこだわりハチマキ持ちで確定です。
・ケッキング
ヌケニンを倒せる技:かえんほうしゃ、だいもんじ、がんせきふうじ、いわなだれ、つばめがえし、シャドークロー、シャドーボール、なげつける、しぜんのめぐみ+ラムのみ
ケンタロス並の範囲に加えて、確定技のギガインパクトとアームハンマーがどちらにもヌケニンにタイプで無効化されるため、4枠目でヌケニンを倒せる技を持つ場合最優先で使用します。
そのためランダム技のあなをほるが無い場合に居座るのは厳禁!
ただあなをほるを持った個体でも、たべのこしやなまけるのせいでヌケニンで削り切るのは困難。
ヌケニンを一旦クッションにしてから、まもるを持ったゴウカザルやヘラクロスなどに入れ替えるのが理想的。
上記に無いみずタイプの一部
ヌケニンを倒せる技:どくどく、いばる、あられ
・カメックス
・ヤドラン
・シャワーズ
・ミロカロス
・トドゼルガ
キングドラやルンパッパなどと同様に完封可能な有象無象のみずタイプの方々。
ヌケニンを倒せるランダム技も全く同じです。
これまでに何度か名前を出していた通りシャワーズが厄介で、ヌケニンを見るととけるを3積み
して物理技が全く通らなくなることがあります。
とけるを使いたがる癖を利用して溶けている隙にスターミーなどの特殊主体のポケモンに入れ替えて対応するのが理想的。
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