大人の事情と”子供と社会の未来”について~NGOに対する提言~
教育が受けられない子供に教育を
家がない子供に家を
食事がない子供に食事を
この様な目的のもと近しい場所で活動している集団は多く存在する。
言ってみれば同じような課題に対して同じような目的をもってアプローチし、同じような困難を同じように時間を使って乗り越えている
誰もが一度は思う。
なぜ協力できないのか?
その答えはほとんどが大人の事情だ。
政治的な話、お金の話、努力すべきたどいう精神論、経験して得た情報に価値があるという考え、嫉妬、好き嫌い
そんなことは課題の最中にいる子供には関係なく、その姿を子供に見せていることはある種の停滞という危険を孕んでいる。
その子供がそれを見て大きくなり、またそれを繰り返す。
このことは影響を与えようとしている課題が存在する地域にとっても全体かつ長期で見れば好ましくない。
それぞれの信念があってこその"社会貢献"なのだろう。
ただ"社会貢献"の中に"自己満足"を持ち込みすぎてはいけない。
社会貢献の理想は常に活動が無くなること、必要とされなくなること、団体が要らなくなることでなければいけない。
続けることは手段であって目的にはなりえない。
目的は課題の解決、それによる集団の解散であって継続は決して目的となり得ない。