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食育大学特別校 みやむーにんにく料理教室

食育大学新居浜校の校長の鈴木久美さんに私のラジオに出てもらったきっかけとご縁から食育大学特別教室にお誘いいただきました。
食育大学新居浜校は日曜日計6回の料理教室のカリキュラムになっているため、仕事柄参加できる日が少ないため、入学していませんでした。
毎回の食育大学の開校の日曜日の前日に特別校が開催されていて、今回はにんにく料理教室に参加させていただいたのでそのレポートです。


食育大学

そもそも食育大学についての説明が足りていませんのでホームページより引用致します。

食べることは生きること。
食の大切さを見つめ直すことによって、食べることを生活のまんなかに置いて生きる人がもっと増えてほしい。
私はそんな思いを持って「食育大学」を開校しました。
愛情あふれる食卓が、健康な心と体を育む基本だと考えています。

朝ごはんを食べずに学校へ行く子どもが増えたのはいつからでしょうか。
夕食でさえ、大人も子どもも出来合いのものを買ってお腹を満たすことが日常的になってきています。
周囲を見ると、アレルギーや生活習慣病に悩む子どもも多く、私はこれまで、自分のできる範囲で食育指導を進めてきました。

しかし、一人が頑張ったところで追いつかないほど、食の現実は深刻です。
子どもたちを取り巻く食のありかたを真剣に考え、
食育について正しい情報を発信する人を増やしたいという願いが、食育大学の設立に結びつきました。
そのため、食育大学では、「つくる力・えらぶ力・つたえる力」を身につけた人材の育成を目指しています。

食育大学では、食に関する知識や考え方を学ぶだけでなく、学んだ方自身が発信者として、
身近なことから食育に取り組む担い手になっていただきたいと考えています。

また、食育大学は、2006年ノーベル平和賞受賞者で貧困層への社会的支援を続ける
グラミン銀行創設者のムハマド・ユヌスさんから、日本で7番目のユヌスソーシャルビジネスカンパニーとして、
2017年2月に認定を受けました。

ユヌス氏が提唱する7つの原則に準拠した社会問題を解決するための実践企業として、
私たちは食育のための人づくりを実践し、社会のお役に立ちたいと願っています。

親がごはんをつくらないから、子どもも食べられない。
親が食に関心が薄いから、子どもも何をどのように食べたらいいかがわからない。
こうした現状は、もはや家庭まかせで解決できることではありません。
食の大切さを次世代に伝え、人間の健全な育成を社会全体で進めていくために
地域の大人たちができることは、まだまだあるはずです。

食育大学の卒業生の皆さんは、食育トレーナーとして活動の場を広げています。
ぜひ皆さんも、すばらしい仲間とともに学んでみませんか。

食育大学ホームページ  
食育大学とは? より

食育大学新居浜校開校のきっかけ

校長の鈴木さんはもともと、ジャンクフードや一般に販売されているコンビニフードが大好きで、自分はもとより、子どもにも美味しいと思ってそのような食べ物を食べ続けてきました。(そんな方がほとんどでは?と思いますが)
そんな時、ご家族の不調をきっかけに、食育大学と出会い
『食べることは生きること』の言葉にハッと気づき、自分だけでなく家族の身体も食べたもので出来ている事を再認識して食育大学で学ぶようになったとお聞きしました。
学ぶうちに近くで学べれば必要としている人にも届けられるとの想いから(遠くは北関東まで受講に行っていたそうです)新居浜での開催を一念発起されたのです。

会場のワクリエ新居浜(旧若宮小学校)

新居浜校のこれまで

食育大学は受講料が高額(と感じているのは私だけでしょうか?)で20人クラス(20人生徒を集めなければならない)のハードルが初回はとても高かったそうです。
最終的にご自身の親や友人も誘ってどうにか開校できるレベルに集めてやりきったそうです。
それが、倫理法人会等の経営者セミナー仲間などが出来、2回目からは生徒が家族や友人に頼らなくても人数が集まるようになってきて安定した(赤字にならずにすむ?)ようです。

みやむーのにんにく

本題です。
今回の特別校は青森のにんにく農家の方のにんにくを使った料理教室でした。
青森自然栽培ニンニクでは名の知れた方の様で みやむらゆうきさんが代表をされています。

無農薬のにんにくや有機栽培(オーガニック)のにんにくは見かけることがありますが、無肥料のにんにくは聞いたことがありませんでした。
(そもそもにんにくは肥料が相当量必要な農作物として有名です。品種によりますが)
今回の料理教室で使ったのですが、にんにくご飯や豚まんなど、大量ににんにくがゴロゴロ入っているのに臭わないのが特徴です。
にんにく農家の講演も10分程度聞くことができ、黒にんにくも試食させてもらいましたがこだわりが詰まったとても美味しい黒にんにくでした。

豪快に玉ねぎは8等分のまるごと!にんにくも皮むきそのままが投入されています

雲水 ガンクドラム奏者の投げ銭ライブ

みやむーにんにくの繋がりで来られていた雲水さんのガンクドラムの投げ銭ライブも食育大学の今回のプログラムのひとつでした。
音楽ライブをしながら、にんにく麹作りと販売、インドの石(宝石のイメージ)を使ったアクセサリーの製作販売などをされている方です。
和装姿で暗がりの中で演奏されるガンクドラムは幻想的で、人間のDNAに働きかけて目覚めさせる効果があるのだとか・・。
耳だけでなく身体に染み入るような響きに皆さん、うっとりとされていました。

まとめ&感想

食育大学自体は6回の料理教室で参加費が計77,000円(講座によって金額が違います)と決して安くないです。
講座を受講すると、食育トレーナーとしての修了証がもらえたり、調味料講座などは食育調味料トレーナー修了証が得られます。
その食育大学の前日の受講生でなくても単発で料理教室が受講できる講座を受講したわけですが、世にある食材にこだわって、調味料の事も教えてくれたりする自然派の料理教室と考えれば決して唯一無二の料理教室とまで言えるほどの講座とは思いませんでした。(良い内容だと思っています)
そして金額的にも自然派料理教室と比較しても決して安いとは言えないのも事実です。(コスパだけを求めるのであれば)

ただ、ペイウォール(価格設定をある程度上げることによって受講出来る人を限定する壁)を設けることで受講者を限定していくという点では、受講される方が食育に価値を感じている方だったり、自然派な食事を心掛けて向上心が強い方が集まってきます。
またその金額を出せる方(経営者や生活水準の高い方)が受講されます。
今回の料理教室で最も感じたのは参加者の質です。
ネガティブな言葉もなく、和気あいあいとしていて、向上心を感じる。
話をしていてもこちらも心地よい・・・。そんな方ばかりでした。

自然派や本物の美味しさを追求した料理を一緒に作って、みんなで味わい、そのあと極上の音楽空間に身を委ねる。
そんなプログラム設計も秀逸でした。
全く同じ内容で価格を半額に設定していたり、行政の助成を受けるなどして無料講座にしていれば、受講者の質(言い方は悪いかもしれませんが)が下がったことは明白だと感じました。

たくさんの人を集めるだけが集客ではない・・そのお手本のような料理教室に参加して学びも多かった時間でした。

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