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老兵は死なず
若い人の目にはどのように映るのでしょうか? 写真は「CDラジカセ」という30年も前の代物です。一応、ポータブルですが、重たくて持ち運ぶ気など起りません。
「ラジ」はラジオ、「カセ」はカセットテープの再生機能のこと。売りは、ダブル・カセットと重低音。そして、カセットテープをひっくり返す手間なしに裏面を再生してくれる「AUTO REVERSE」機能。
今や、スマホからブルートゥースで音楽を飛ばせる時代。多機能かつ持ち運びしにくい「CDラジカセ」も、せっせと収集した「CD」も、今や無用の長物。断捨離がトレンドの昨今、「カセ」の再生もできなくなった「老兵」など消え去るのが宿命。
ところが「捨てる神あれば、拾う神あり」です。例のあれの影響で、職員休憩室が使えなくなり、各自が車の中で食事を摂る日が続きました。そこで提案されたのが、食事の場所を会議室に変更し、私のCDを再生すること。
聞けば、CDの再生機がないので、ノートPCで再生するっていうじゃないですか。そこで思い浮かんだのが、私の部屋に眠っていた「老兵」でした。
殊の外ビル・エバンスが好評だったようで、今では、会議室で食事する職員の数も増えたとのこと。てな訳で、CDも日替わりにしちゃいました。
「Old Soldiers Never Die=老兵は死なず」の日々が、1日でも長く続きますように・・・。