木枯らし
昨日、投稿するつもりで書いた記事。ひるねこさんのありがたい記事のせいで、1日遅れとなりました(笑)。
では、本題に。ぴぃぴさんの記事を目にしたので、昨日の話題(もう、一昨日になりました)を記事に。
一昨日は北海道ばかりじゃなく、滋賀、岐阜両県境にそびえる伊吹山(標高 1,377m)でも初冠雪が観測されました。例年より半月も早い雪化粧です。また、気象庁は、東京で「木枯らし1号」が吹いた、と発表しました。
木枯らし(こがらし)は凩とも表記され、日本の太平洋側地域において晩秋から初冬に吹く風速8m/s以上の北寄り(北から西北西)の季節風。ユーラシア大陸から日本海を渡る時、水分を含んだ風となり、列島中央部にある連山にぶつかって、日本海側に雨を降らせます。そして、山を越えた太平洋側には乾燥した木枯らしが吹くってわけ。
ちなみに、季節風とは大陸と海の温度差の関係で夏と冬の風向きが変わる風のこと。季節風のうちでも、気圧配置が西高東低の冬型になると吹くのが木枯らし。面白いことに、最初の木枯らしである一号は発表されますが、二号や三号は発表されません。
それでは、ヴラディーミル・アシュケナージの『木枯らし』でお別れしたいと思います。
えっ、気が付きました?
ショパンの住んでいたヨーロッパでは季節によって風の吹く方角が変化する風は、木枯らしじゃなくて、モンスーンって。でも、モンスーンじゃ味気ない。野暮なことは言いっこなしにしましょうよ。
ここは、ひとつ『木枯らし』とまいりましょう、和の心でね。