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客観的


客観的:誰が見ても「もっともだ」と思われるようなさま。

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慎重:大事をとって軽々しく行動・断定しないこと。力点は「大事をとって」「軽々しく」にあります。「行動しないこと」「断定しないこと」ではありませんので、よろしく(笑)。

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こうやく:
公約
((政府・政党などが)公衆に対して、ある事を実行すると約束すること)
口約(
口で約束すること)
膏薬(動物などのあぶらでねり合わせた、傷・できものなどの外用薬) 
絞扼(
医学で、締め付けること。組織や血管などが圧迫される状態

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7月1日、のうえんちゃんが、素敵な風刺画を描いてくれましたので、遅ればせながら追加させて頂き、タイトル画も拝借しました。この場を借りてお礼申し上げます。

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2転3転して、結局、公約とするようですが、下書きの時点では、以下のような流れでした(笑)。

枝野代表は衆院本会議で、パンデミック対策として、消費税率5%への時限的な引き下げに言及し、消費減税に「慎重」だった従来の立場を転換したかに見えた。
ところが、記者団に「選挙公約ではなくて、政権として実現する・・・」と発言。
E 代表代行は「代表が正式な場で言ったのだから、政権公約に反映させる」と主張。それに対して、F 幹事長は政権を取っても???当面は衆参で多数派が異なる「ねじれ」が続くとして「すぐに実現できず、選挙公約にはなりにくい」とE代表代行の見解を否定。

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「選挙公約ではなくて、政権として実現する・・・」   

はい、この時点でタセキング決定(笑)。


さて、枝野代表の心の内に分け入ってみることにしましょう。

支持率 2.9% の少数派 ⇒ フレーム(枠組み)を変えれば、不支持率 97.1% ですから、政権など取れるわけないでしょ。真に受けてもらっちゃ困りますよ ⇒ 冗談で言ってるんですし、民主党時代で凝りてる訳なんで(笑)。口が裂けても公約 =「実行すると約束すること」って言える訳ないでしょ ⇒ もしですよ、もし、漫画いち、失礼、万が一、政権が取れることがあればという前提というか、あくまでも仮定で申し上げる訳で・・・・(早く結論言え!!!(笑))野党となるであろう自民、公明、維新に「お諮りをいたしたい」 ⇒ でもね、他党の協力がなければ実現しないわけですよ ⇒ 実現できないとすれば、「反対する」野党が悪い訳なんですから、しっかり責任をとって頂きますよー!!!

なお、「お諮りをいたしたい」についてはえんちゃんの記事が参考になります。

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インターネット上では「国民にウケそうな話はするけど、やる気はないことが分かった」などの批判が噴出。

だから、ネットって嫌い(笑)。それじゃ、まるで、「自分で自分の首を絞扼することを恐れて『公約口約も致しません』って言うお前らにつける膏薬など、どこにもない」って言ってるように聞こえるじゃないですか(笑)。

オイラからのお願いです。ポッポ時代のマニフェストの失敗を糧に慎重に、慎重に、「行動しないこと!!!!」を学んでいるのですから、偉いと言って褒めてやってくださいな(笑)。あくまでも、謙虚???に慎重に、コンスタティブなんですから(笑)。

なお、コンスタティブ(意識高い系)パフォーマティブ(意識高い)の違いを知りたい方は、オイラの記事を参照ください。

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さて、記事「善きサマリア人」では、社会的手抜きの話をしました。


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立憲民主党の枝野幸男代表は、次期衆院選の投票率次第で政権交代は可能との認識を示しました。無党派層の動向が勝敗の鍵を握るとした上で「投票率が5ポイント上がって、野党に投票してくれれば政権交代できるというのが今の客観的な状況だ」と。

さて、枝野氏の客観的な状況なるものが本当かどうかを検証したいと思います(笑)。

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ゲーム理論からのアプローチ。

「善きサマリア人ゲーム」

 同質なプレーヤーの集団。各プレーヤーは外部から援助の求めがあれば、集団内の誰かが応じるべきだ、と考えている。利得構造としては
1. 他のプレーヤーが助けたが、自分は助けない ⇒ 自分の効用は 10
2. 自分も他のプレーヤーも助けない ⇒ 自分の効用は 0
3. 他が助けても、助けなくても、自分が助けた ⇒ 自分の効用は 9        (コストがかかるから 10-1)


一言でいえば、1. の「他のプレーヤーが助ける & 自分は助けない」選択が利得を最大化させます。

これをもとに、混合戦略均衡(注1)を求めます。ただし、数字を見ると頭が痛くなるという人は(※)のところまで飛ばして結構ですよ(笑)。

「助ける確率」を p とすると「助けない確率」は 1-p

期待利得(助ける)=9p+9(1-p) 
期待利得(助けない)=10p

「助ける」と「助けない」選択が無差別になる確率 p を求めるために

期待利得(助ける)=期待利得(助けない)とすると  p=9/10
⇒自分以外のプレーヤーが誰も集団外の他者を助けない確率 = 1 ー 9 /10 つまり 1/10

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「集団規模 n」において「自分以外のプレーヤー」が助けない確率は、(1-p) を「自分以外のプレーヤー」の数だけかけた (1-p) の「n-1乗」

この確率が 1/10 に等しくなるような 助ける確率 P 

プレーヤーが 2人だと 90.0%、3人だと 68.4%、4人だと 53.6% ・・・・1,000人だと 0.2% となります。


(※)

これから読み取れることは、「集団規模 n」が大きくなるほど、プレーヤーが他者を助ける確率は小さくなるということ。⇒ 社会的手抜き 

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評論家は「投票に行かない人は非合理的だ」と言いますが、投票場に行くのを楽しみにしている人は少数です。


そして、残念ですが、客観的に見れば、投票する人が増えることは「支持率 2.9% の少数派 ⇒ フレーム(枠組み)を変えると不支持率 97.1% 」の政党にとっては脅威でしかないのです。

なぜなら、「他の有権者が投票に行く & 自分は投票に行かない=利得の最大化なのが、枝野さんの言う無党派層=消極的ではあっても現状維持を選択 なのですから(笑)。

「無党派層の動向が勝敗の鍵を握るとした上で『投票率が5ポイント上がって、野党に投票してくれれば』という願望を入力しても、政権交代できると出力されない」というのが客観的である、とゲーム理論からわかりましたね(笑)。

ゲーム理論を熟知している選挙参謀がいれば、投票に対する熱意を欠く人を説得して行く気にさせるのは逆効果だと判断するはずです。「一票には力がある」といった現実を正しく表していないスローガンを繰り返すより、有利な結果を手に入れる確実な方法を客観的に考えましょう(笑)。

そうです、郵便で投票できること、インターネットにつながった投票機を使うことです。それも、選挙管理委員会がIDやパスワードを管理するのではなく、集計マシーンを売っている側の業者の社員に管理してもらうしかありません。

下馬評を覆す結果とするには、マス・ガービッジ、失礼、マス・ゴミの執拗な世論形成によって相手に悪い印象を持たせることも有効かもしれませんね(笑)。

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ただし、客観的に見れば、選挙に不正がある時点で民主主義そのものが成り立たないので、良い子はマネしないでね。誰が見ても「もっともだ」と思われ(客観的)、実現可能な公約を掲げ、行動力を示せるならば、国民に支持されるってことを申し添えて、この記事を終わりたいと思います(笑)。Thank you^_^


注1.混合戦略ゲームにおける均衡であり、混合戦略ゲームとは、参加者が行動を確率的に選ぶような戦略をとることでナッシュ均衡に到達する非協力ゲームのこと(=純粋戦略ナッシュ均衡が必ずしも存在しない)。

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