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正しく恐れましょう(4) -検査の意味を知るー
オミクロン株が話題です。
日経新聞の記事には、
検査体制を強化していることで把握が進み、感染者数は増え続けている。
ニューヨーク市の1日あたりのPCR検査などの件数は1日10万件を超える日もある。7日移動平均でも8万件台まで増えており、1カ月前に比べて2万件強増えた。
全米各地の民間が運営する検査場では長蛇の列ができるなど、検査希望者が増えている。
とあります。
◇ ◇ ◇ ◇
ウソで塗り固めた公約で首相になった日本の「奇死駄(きしだ)」さんは言います。「希望される方には無償で検査を致します」って。
では、検査をしたら、正確な感染者数が把握できるのでしょうか。
https://note.com/gashin_syoutan/n/n316eb86d8866
ウイルス増殖は病気の初期に一過性に起こりますが、 症状がある期間ずっとウイルスが増殖し続けるわけではありません。
検査を受ける時期によっては、ウイルスを検出できないことがあります。
◇ ◇ ◇ ◇
Q:無症状の人 ⇒ 今後このまま無症状で経過する? 数日後に症状が出る?
A:予測ができません=症状が出る前の段階で判断できません。
では、
Q:検査が有効な時期、場合とは?
A: 症状がある場合 = 検査の適切なタイミングは発症してから9日以内まで。
また、発症2日前から他者への感染リスクがある ⇒ まだ発症していない時期(潜伏期間)にもうつしてしまう可能性があるので、無症状であっても濃厚接触者であると保健所または医師が判断した場合は、PCR検査。
PCR検査陽性 ⇒「 感染している」~「他人にうつすリスクがある」とは限りません!!!⇐ 検査を実施するタイミングにもよるから。
感染から3~4週間経っても PCR陽性のケースがある ⇒ でも、感染性は極めて低い ⇐ ごく微量のウイルスを保有しているだけ、もしくは治癒しておりウイルスの残骸がまだ体内に残っているだけだから。
反対に、
PCR検査「陰性(検出されない)」= 「感染していない」というわけでもない!!⇐ なぜなら、100%正確な検査ではないから。
https://note.com/gashin_syoutan/n/nd39042175ec7
この記事を復習してみましょう。
1.武漢肺炎の感染リスクが高いのは、発症(症状出現)の2日前から症状出現後3日まで。
2.症状が出る6日~5日前だと、接触者に感染させる確率は有意に低い。
3.ウイルスへの暴露量は、感染伝播(でんぱ)だけでなく、症状発現に関連。
・軽症・中等症の患者の方が、症状のない(無症候性)患者より感染伝播のリスクが高い。
・無症候性患者と接触 ⇒ 感染しても、無症候性である可能性が高い。
・軽症・中等症の患者と接触 ⇒ 感染すると症状が出やすい。
ワクチン接種完了者が「武漢肺炎と診断された患者」との濃厚接触 ⇒ 無症状なら接触日から3~5 日後に抗原検査。
マスク着用できれば、自宅待機や仕事の制限の必要なし。
公共の場(屋内環境)では 14日間、または検査で陰性とわかるまでマスクを着用。
ただし、14 日間の健康観察中に症状が出現したら、抗原検査を実施。
濃厚接触とは15分以上、無マスク状態で1m以内で接触していること。
◇ ◇ ◇ ◇
いいですか、
検査の適応は、発症2日目から9日目までの患者だけ。
無症状者(濃厚接触者を含む)や発症10日以降の患者に対しては、陰性確定診断のための検査として適していません。
「症状はないけど、ただ安心のため」と思って、寒空の下、検査場に長蛇の列ができる状況(密、密、密)にならないように願っていますよ(笑)。
https://note.com/gashin_syoutan/n/n16e1d8551c87