かわいそう
昨日は、久しぶりの移動日。地下鉄も地下街もスキスキです。空港までの電車のチケット売り場もガラガラ。次の電車がギリギリで間に合いそうです。
チケットを購入したところで、自販機の横にいたおばあちゃんに声をかけられました。年の頃は70台後半から80歳台前半。聞けば、財布を忘れて電車のチケットが買えないとのこと。
相手は善良そうなおばあちゃんです。その「かわいそうな」おばあちゃんに、目的地までのチケット代 680円をカンパするのが、人情ってもんじゃないですか。
自動改札機を通過したところで、なにげなく振り返ったんです。なんということでしょう。視線の先にあったのは、先ほどと同じく自販機の横に立つおばあちゃんの姿だったんです。
その瞬間、すべてを理解しました。本当に「かわいそう」なのは、私の方だってことを。